八戸に行きました(研究発表:テニスのサーブの数理モデル)
研究会出席・発表のため八戸に行きました.会場は八戸工業大学です.青森県は青森市,弘前市を訪れたことがあり,これで青森県三大都市に訪れたことになります.
八戸工業大学は八戸市中心街からバスで30分ほどの郊外にあります.
建築には詳しくないのですが,なんとなく1970年台の印象があるデザインです.八戸工業大学は今年で設立50周年(1972年設立)だそうなので,その時に建てたものを使っているのでしょうか.建物内の階段や廊下は私が大学時代を過ごした建物と印象がよく似ていて懐かしい気分になりました.古いけれども手入れが良く行き届いている印象を受けました.
研究発表:テニスのサービスの数理モデルについて
参加したのは電子情報通信学会の「システム数理と応用研究会」でした.数学を使って何かしらの現象を分析したり設計していればなんでもOK,という懐の広い研究会です(という私見).
発表内容はテニスのサービスの数理モデル構築についてです.スライドは公開済みです.
テニスのサービスについて,着地位置と実力差(ランキングポイント比の対数)を説明変数と仮定したときに,どのような式で得点確率を表すことができるか?という内容です.
サーバーが有利となる着地位置について,左右に非対称性があったり,外から中に向かって有利な領域の広がりがあるなど,データを大量に(サービス11万本以上)集めたことで見えてきた事実が興味深かったです.実際の作業は2022年3月に卒業した学生(主著者の清水君)がやってくれました.
モデルをWebで触れる形式にしたものも公開しています.こちらもぜひ.
やっぱり,移動して顔を合わせるのもいいなぁ,と再確認した出張でした.次は8月に小倉でワークショップの予定です.