Animazeのバージョンアップのこと
私が家人から「君もYouTubeやってみなよ」と勧められて、とりあえず着手したのは、ちょっと興味があった「ゲーム配信」でした。
当時はニンテンドーSwitchでのみプレイしていた「ドラゴンクエストX」シリーズが、PCブラウザ版であれば公式情報サイトでありユーザーコミュニティサイトも兼ねている「ドラゴンクエストX オンライン 冒険者の広場」にログインすることで無料プレイできるということで、自分でも把握していない謎スペックのデスクトップPCに家庭内Wi-Fiのアンテナを刺しただけという貧弱な環境でプレイしていたので、録画した動画品質はボロッボロでした。しかも編集ソフトもないので、垂れ流しの録画データをそのまま公開・アップロードするという神をも恐れぬ所業で運営。それでも受け入れてくれていたのはひとえにニコニコという土壌のお陰だったと思います。(YouTubeチャンネルは自分と身内くらいしか登録者数のいなかった弱小時代だったおかげでお目こぼしされていたのかも)
後日、家人のチャンネル運営をサポートされている方(私はYouTubeの先生と呼んでいます)から「顔出しNGでゲーム配信やるよりも、無料のVもあることだしアバター表示して配信した方が簡単に独自性を打ち出せますよ」と教えていただいたのが、YouTubeチャンネル「こなちうのこなちゃんねる」の最初の転機でした。
Webカメラで表情を取り込んでキャラクターに自分の動きを反映させる「FaceRig」(フェイスリグ)というソフトと、実際の配信画面などの画面を撮影時点で構成してくれる「OBS」というソフトが無料~安価で入手できるので、それを使うといいですよとのこと。
ただ教えていただいた時点でフェイスリグには機能制限がついていて、一番安価にその機能を利用できると言われていたのが「Animaze by FaceRig」でした。
キャプチャボードが高価なので用意できず、コンシューマーゲーム機のプレイ画面をPCに取り込むなどということもできない私が今も頼っているSteamで「Animaze by FaceRig」は販売されていました。
ところが、さすが海外版。デフォルトで用意されていた各種アバターは自分の好みには合わなかったのです。
ところが捨てる神あれば拾う神あり。仕様さえ合えば、別のソフトで作ったアバターを「Animaze by FaceRig」に取り込んで利用できると知れたのはよかったです。
現在華やかなりし「Live2D」や各種3Dグラフィックソフトによる3Dモデルの作り方をイチから勉強するには、私にはやる気が足りなさ過ぎました。そんなことするならゲームで遊びたいし、そのお金を稼ぐためのバイトがんばりたい。
私が頼ったのは「VRoid Studo」というサービスでした。VRチャット用のアバターを作成したり、素体を自分で調整して作り出したり、最近では他の人が作った衣装を自分のアバターに着せ替えたりという機能もできているようです。
そこでお手軽に作った(だけど自分としては厳選したつもりの)アバターに素体名「小熊モブ子」と命名&登録し、メイドさんの衣装を着せてこだわりのメガネをかけさせた分身を「こなちうのこなちゃんねる」のイメージキャラクターとすることにしました。(この記事のイメージ画像は、VRoidで作ったキャラ+Animazeの背景を組み合わせた画面のスクショです)
VRoidで作り上げたキャラデータの仕様そのままではAnimazeに導入できないということで、なんやかんや検索してどうにかした結果、リップシンクは反映しないものの、目玉の動きや首や体の動きは反映されるので、現在もそのまま使用しています。
V体を使った活動をしたい人にとって「口が動かない」「表情が変えられない」「胴体以外の動きが反映されない」というのは恐ろしく致命的ですが、私はゲームプレイをしているので「ゲームコントローラー持ってるから画面に映らない」という設定にしています。言い訳を思いつけるのも才能だと思いたいです。
ちなみにこれは「Animaze 22」のバージョンを使用している私にだけ起こっていることだと思います。
このたび11月18日ごろに「Animaze 24」へとバージョンアップが行われ、顔芸と大まかなボディランゲージでしかコミュニケーションの表現ができなかったAnimazeで、ついに「Webカメラで手の動きのトラッキングが可能」になったのでした。
ただ残念ながらハンドトラッキング機能が導入されるのは、新バージョンの「Animaze 24」以降のみなので、現在私が利用している「Animaze 22」やその次のバージョン「Animaze 23」は対象外となります。
ただしすでに購入済みの「22」「23」を今まで通り使用することは可能だとのこと。温情措置ですね。その代わり、使用されているライセンス技術の契約が終了する関係で2024年11月30日を過ぎると「22」「23」の販売は終了し新規購入はできなくなることが発表されています。
Steamの残高があとちょっと足りなかったのですが、なんとかして早期購入20%OFF期間中に「Animaze 24 Plus」を購入して乗り換えて、配信中に「手を振る」「Vサインで応える」とかできるようになりたいものです!!
チャンネル登録者数350名を超えて、YouTubeの先生から「収益化の審査が受けられる500名まで伸びたら大したもんですよ」と言われている数字をまだまだ追いかけている途中ですが、この度の新機能発表のおかげでやるべきことが見てきた気がします。
同じソフトを使っている方で、まだご存じないという方への情報提供になっていれば幸いです。