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猫絵本がと私

ねこは見ているだけで幸せになれる。

動物と暮らすということ。
人が動物を求めるのはどうしてなの?癒し?家族を求めてる?一番の理由はかわいいから?

猫の魅力といえば一番の魅力は性格が気まぐれだから?っていうと愛猫家の方からはお叱りを受けるかもしれないけど、私自身が気まぐれな性格なので、従順な性格の犬よりかは猫の方が相性が合うのでは?と思うのである。どのくらい気まぐれかというと、例えば…夫の実家からの要望には一切応えないとか、職である介護施設でのレクリェーションでは、利用者の身体機能維持のために体操をすることを求められているが、私は基本の体操はするけれど、レクリエーションは絵本の読み聞かせと決めているところとか。要は言うことをきかないからだ。自分のやりたいようにやる。でも結構利用者さんや同僚には喜ばれているのである。気まぐれも時には役立つこともある。

猫はお手入れが大変というイメージをどう払拭していくかが猫に好かれるか否かの分かれ道。というと、お分かりのように私は正直掃除が苦手なのである。でも嫌いじゃないです。腰が重いだけです。

ずっと一緒にいたのは犬だった。父の影響で買っていたのは犬が多かったのに、今私は猫が欲しい。猫も飼ったことがあるけれど、猫を飼っていた期間はごくわずかだった。

過去に猫を飼ったのは2回。初めて猫を飼ったのは私が小学生の時。学校から帰ると、キッチンの椅子の上に猫が丸くなっていたのを覚えている。基本犬好きの父がある日どこからかもらってきたと思うシャムネコ。名前はシャムネコだからシャム。当時我が家は犬は基本外犬で、常に犬小屋があって番犬になっていたので、犬を飼っていても家の中では猫だけの世界。家族とも近い距離で接していたわけだから、私はシャムに首ったけ。今日は出れと一緒に寝るかで取り合いもしていたという記憶もある。そしてその取り合いで勝利した私は、祖中に布団から出ていこうとするシャムを執拗に引き留め、その結果朝になって敷布団が濡れていることに気づく。そう、シャムはおしっこに行きたかったのに私がはなさなかったものだから、おねしょをしてしまったのだった。それでもシャムと私は仲良しだった。

猫のおしっこのにおいは半端なく臭くって、私の布団から部屋はしばらくおしっこのにおいが消えなかった。それが原因だったかはわからないけど、シャムはほかのお家にもらわれていったしまった。父を問いただすと「お母さんが猫苦手だから…。」ということであった。私はそういう母が苦手だが。

シャムがいなくなった後はやっぱり犬だった。でも私が20歳くらいの時、初めて室内犬を飼ったのだ。この子も父が知る愛からもらってきたという子で犬種はパグ。この子はモモちゃんと名付けられ、長く父と生活することとなった。私はモモちゃんがいる頃にこの家を出た。結婚して住まいを東京から高知に移した。夫の里がある高知での最初の住まいはアパート。
アパートといっても一戸建てタイプの建物に2世帯入っており2階建て。その建物が4棟建っていて合計8世帯のアパートだった。そこには外で犬を飼っている家もあり、そのワンちゃんはアパートの住人みんなにかわいがられていた。
夫は私の父と同じくらいの犬好き。いつかは犬を飼いたいと思っていた。
ある日子どもたちを保育園に送っていこうと玄関を開けたら、真っ白い子猫が「みゃー!」と我が家に向かって鳴いていた。子どもたちはかわいいと駆け寄り、保育園を一瞬忘れていた。その日、夫は仕事が休みだったかで家におり、子供たちの声を聞いて家から出てきた。当然子猫に近寄り手を伸ばして抱き上げる。
しかしここはアパート。私は夫に「いえにいれないでね」と一言言って保育園に向かった。
帰宅すると夫は私の言ったことは多分聞こえてなかったのだろう、お風呂場で子猫をお風呂に入れていた。
はい!我が家に迎え入れること決定!

ミーコはすくすく成長し、アパートの子供たちにも人気者だった。
ミーコが来てからも普通に生活をしていた私たち。ミーコは時々外へ遊びに行く。たまに夜に外へ出ていき、なかなか帰ってこなくて夜の中探すこともあった。でも成長するにつれ、イタズラも多く聞かれるっようになってきた。お隣のおばちゃんが推している布団の上で寝ていたとか、おばちゃんの家に上がっていって魚を食べちゃったとか。そんな声が聞けれると堂々とミーコを飼えなくなってしまう。
そう思っていたのかどうかはわからないけど、夫が急にミーコを里子に出すといった。私に言ったときにはもうすでに次の飼い主さんが決まっていたのだった。
ミーコとの生活も短い期間だった。この時は本当に悔しくて私も子供たちもしばらく落ち込んでいた。
私はちゃんと飼ってあげられなかったことを今でも悔やんでいる。

長い間犬との生活を繰り返してきたのだが、きっかけになったのは数年前、東京で暮らしている娘が猫を飼い始めたこと。娘が通学のために居候していた私の実家の庭に猫が迷い込んできた。物置の隙間に入り込み、なかなか出てこれなくて命の心配までしていた時の娘がとても愛おしく、猫アレルギーがあるにもかかわらず、その猫を飼い始めたことじゃないかと思う。そこから過去に買っていた猫2匹を急に思い出し、最後まで買ってあげられなかったことを悔やんでいるんだなと気づいたこともきっかけの一つだと思う。

夫は猫はダメ…という。その理由はどうしてかわからないが、とにかく犬がいれば彼の人生は安泰のようだ。
我が家の愛犬はもうすぐ7歳。私はこの子のことが大好きなので、最後までお世話をしたいと思ってる。もしかしたら私の方が看取られるかもしれないが。
愛犬きなこはまだまだ永く生きるだろう。犬を飼いながら、私は猫のことは絵本で可愛がることにしている。もちろん犬絵本も多く出版されている。でもどうしても猫に惹かれてしまうのだ。

ネットでねこ絵本が紹介されているとついつい手が伸びてしまう。毎日のようにポストに届く郵便物に、夫はちょっと不機嫌気味。
ねこ絵本だけではないけれど、このところ爆買いしていました。絵本の中の猫たちはみんな幸せ…というわけでもないけれど、でもどの子もやさしい。猫の柔らかさが伝わってくる絵本が多く、読んでいるだけで幸せになれる。そしてその猫絵本を通して、祖の絵本に携わった方々のやさしさをも感じるのである。(猫絵本だけでなく、すべての絵本に通じることなのだけど)
最近ご縁があってよく購入させていただく猫グッズのお店。東北のお店なのですが、注文するたびにメッセージをくださいます。そして小さなグッズもおまけしてくださり、本当に感謝しかありません。小さな気配りが私のような猫好きを、もっと猫好きにしてくれるのね。なんだか嬉しい!このお店との出会いが私を新たな道へと導いてくれました。

絵本を売る人になりたい!

実現させるには多くの課題をクリアしていかなくてはならないけど、それが私をワクワクさせていることは間違いない!ワクワクする道へ進もう!
猫絵本が私の夢を実現させてくれるかもしれない。

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