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ロゴのリブランディング事例 【海外編】 | Brand Exploration vol.1
リブランディングとは、言葉通りブランドを新たに定義し再構築することです。
実施されるタイミングとしては、ブランドのライフサイクルが「成熟期」や「衰退期」に差し掛かり、「成長期」のような勢いを描きにくい場合や、時間経過によって時代や事業内容とブランドの間に乖離が生まれてしまった場合に多いのかなと思います。
ブランディングと一口に言っても様々な活動がありますが、今回はここ数年のブランドロゴに見るリブランディング事例を調べてみました。
1. intel
インテルは昨年2020年に、左の旧ロゴから右の新ロゴへと14年ぶりに刷新。
インテルプロセッサーのポテンシャルとパワーを象徴する「i」のイメージはそのままに、シンプルな幾何学構造をベースとし、全体のプロポーションをシンメトリーでよりバランスの整った形に。
正方形の中にロゴを配置したイメージは「グラフィックデバイス」と定義され、プロダクトやマーケティングツールに展開する際の、ビジュアルの考え方の基盤とされている。これは小さいところから大きな変化を起こす、インテルテクノロジーの視覚化を狙っている。
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2. Pfizer
ファイザーは2021年1月に、左の旧ロゴから右の新ロゴに刷新。
旧ロゴは2009年にリデザインされ、1948年から70年に渡って錠剤をモチーフにした楕円形のロゴがベースとなっていたが、今回新たにDNAの二重らせんのようなモチーフに。製薬会社という商業的なイメージから、科学や人々を中心に据えていくイメージが表現されている。
ブランドムービーも合わせて作成され、より力強い科学的なイメージの定着を図っている。
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3. Burger King
バーガーキングも同じく2021年1月、左の旧ロゴから右の新ロゴへと22年ぶりに刷新。
新ロゴは70~90年代に使用されていた2代前のロゴのイメージに戻ったような形となる。グローバルチェーンを表していたブルーのラインは、飲食店としてあまり相応しくない色ということから排除され、バンズを表す上下のイエローもより本物に近い色合いに。
ロゴ以外のビジュアルもどこか70年代を感じさせるレトロな雰囲気で、有機的でナチュラルなイメージに仕上げられている。実際、昨年末より人工的な添加物を使用しないハンバーガーの提供が始まっているそう。
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まとめ
3つのロゴの共通項として、よりシンプルで強く、耐久性と可読性が上がっているように感じました。これはやはり刷新前と比べて、デジタル上での露出が増えているためでしょう。
ロゴのリブランディングは、単なるビジュアル・アイデンティティの刷新に留まらず、時代やブランドの思想に合った表現で、ブランドの今後ありたい姿を強化できているかどうかがポイントとなってくるのかなと思いました。