コンタロウ

昭和26年、兵庫県北部の山あいの町に生まれる。神経質で臆病な子供時代から漫画や東宝の特撮映画になじみ、漠然と漫画家を夢見るも小学校低学年にして絵の才能に限界を感じる。高校入学の年、『COM』が、翌年には『週刊少年ジャンプ』が創刊され、必ずしも漫画に特別な絵の才能は必要ないことが分かり、再び漠然と漫画家を志すようになる。運よく大学に合格したものの学業についていけず本格的に漫画家を志し『COM』に投稿、二度、選に入り作品が掲載される。因みに同じ号で同じ歳の能條純一氏が、次の号でこれも同い歳の村上もとか氏が入選している。最初に入った大学を辞め、一年浪人の後、昭和48年、東京に近い千葉大学に入学、漫画修業に打ち込む。翌昭和49年、『週刊少年サンデー』の新人賞佳作、次いで『週刊少年ジャンプ』の月例新人賞佳作を取り、昭和50年上期赤塚賞入選。夏に3回連載の『友情学園』を経て、秋から『1・2のアッホ!!』を連載。その後『ルーズ! ルーズ!!』、プロレスものをはじめ各種読切、『いっしょけんめいハジメくん』『夢野さん家はここですか？』『ハッピーカンパニー』等を発表。ここ12年ほど『毎日小学生新聞』の「おもしろサイエンス」を毎週火曜版に漫画イラストで描く。