能登支援事前訪問 2日目
2日目
能登2日目は、宿泊させて頂いた”蔵カフェ”を後にして、新聞とコーヒーを買いにコンビニへ。
穴水町のこのコンビニは、6時~19時30分までと、能登の中では、朝早くから、遅くまで開店しているほうです。
コンビニを出たところのつり船やさん。復興を信じて自分たちを鼓舞していると感じました。
住民の公共インフラである路線バスに関しては、全便運休の状態。5ケ月たつ今も不自由な生活は継続しています。
がけ崩れによる痛まし現場がそのまま残されていることが多いです。穴水町内外にもがけ崩れや家屋倒壊が点在します。
被災した元教員の手書きの新聞
ご自分も被災されている、元教員の先生がくらされている限界集落にお話をお聞きしに同行させて頂きました。元中学校の先生で、ご自分も被災しながらも、手書き新聞の発行を継続されており、こどもの笑顔が見れることが何よりだと言われているのが印象的でした。
旅と言えば”ジェラート”
車を運転していると、”ジェラート”の文字が目に入ってきました。「旅と言えば”ジェラート”だね」と言うことで、少し寄り道させて頂きました。
茂平食堂
能登町にある、この地域で営業出来ている”茂平食堂”。
お昼直前に入ったこともあり、店はいっぱいでした。
私たちの順番が回ってくる直前、おじいさんとお話したところ、「この辺で営業出来ているお店はほかにない。食べるところが無い」とおっしゃられているのをお聞きし、「どうぞ」と順番をお譲りし、またの機会ということで茂平食堂を後にしました。地域の方々の生活が最優先です。
能登町は重要文化財も多く、その専門の業者の方々もいらっしゃります。谷口工務店もその一つです。
”いかきんぐ”のいる、”イカの駅つくモール”
”イカの駅つくモール”に出現した、”いかきんぐ”。すごい迫力でした。
”イカの駅つくモール”には、いかを美味しく楽しめる、食材やそれに合うお酒がおかれています。個人的には”いかずきんちゃん”がイカスなぁと感じました。
メルヘン日進堂
珠洲市に入ってすぐ立ち寄らせて頂いた、”メルヘン日進堂”店内中央には、店で買ったお菓子を食べながら、コーヒーやお茶を頂けるコーナーがあり。WiFi環境も提供している。店長の”あいこさん”とお話し、住民と行政の間の期待と対応とギャップを感じました。
珠洲市での床下清掃ボランティア
この地域では津波で家屋が被害を受けました。床下に入った泥を取り除かなければ、そこにカビが発生し、基礎がだめになってしまいます。
今回、床下清掃のボランティアをさせて頂きました。
床下に潜り込み、毎日この作業をされている方とお話をしました。
ここで取り除いた泥の処理は、市に問い合わせたところ、「海から来たものだから海に捨ててください」と言われたそうです。一応県にも問合せしましたが、「市がそういうなら」とのこと。津波は海から来ましたが、そこには下水も交じり、それをそのまま海に戻していいものかどうか、疑問が残りました。このような疑問や戸惑いを抱えながら、現地でのボランティアもされているのだと考えさせられました。
珠洲市野々江町にある「海浜あみだ湯」
床下清掃の作業の後、疲れたからだを癒しに”あみだ湯”に行きました。
”あみだ湯”はアーティストの若者たちが運営している昔ながらの銭湯で、地域住民の方々は無料で。ボランティアの方々は500円で利用することができます。銭湯のスタッフの方々が親しげに話しかけている様子が温かな空間を作り出していました。
”あみだ湯”を運営するスタッフの方に、現状の課題と将来のビジョンをインタビュー。いまとこれからのことをお聞きし、被災地における余白と、その余白で活動する若者たちのパワーを感じました。
お風呂上りに見た、珠洲の夕暮れの景色は、穏やかで。
地域の皆さんがの小さな幸せと優しさが交差するこの空間は、本当に大切なものなのだということを実感しました。
夕食
珠洲の駅前のラーメン屋さんで夕食を頂きました。
看板娘の方とキッチンカーのニーズについて少しお話をさせて頂き、現地のニーズについて、珠洲ではキッチンカーまでの足を持つ人が少ないことを実感。お弁当が主体となり、お弁当の数をさばくときにはキッチンカーは不向きということも気づかされました。
能登の中でも、それぞれの被災状況により丁寧にセグメント分けし、リサーチ・検討の上、適切な対応を行うことが、地域の方々の力になることを再認識しました。
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