第一・第二もみじ作業所 企画・販売グループ「ぷくぷくマンボウTシャツ」をつくった5人の仲間たち
筆者が思う「ぷくぷくマンボウTシャツ」の一番の魅力は、第一・第二もみじ作業所「企画・販売グループ」の仲間たち自身が、商品企画から販売までを手掛けているところ。本当に本当に、すごいことだと思うんです。
Tシャツはもちろん、Tシャツを通して、Tシャツづくりに携わった仲間たちをぜひ知ってほしい。「ぷくぷくマンボウTシャツ」ができるまでに引き続き、Tシャツづくりを担当した5人の仲間をご紹介します。
・伊世伸一さん
今までのオリジナルTシャツは「動物」テーマにキリン、サル、ワニなど仲間がわかりやすく、描きやすい、シンプルなテーマで絵画教室を開催しています。なるべく同じ作者が続かないようにTシャツの絵を選んでいます。
毎年オリジナルTシャツ担当が「テーマ決め、絵画教室の企画、絵を絞り、デザイン、サンプル選び、キャッチコピー」半年かけて企画・販売グループみんなでつくっています。絵画教室はTシャツのテーマに沿って仲間に呼びかけてお願いすることもあります。今年はプクプクマンボウが発売中です。いつもはTシャツの色は2色ですが、今回のプクプクマンボウの色は「イタリアンレット、アイスグリーン、インディゴ」3色で発売中です。いろんなところで販売できたらいいなと思います。
・石澤美穂さん
Tシャツを3色出すのは夢だった。いつもは2色で予算のこともあったから…
お客さんも職員も好きな色が選べるから、3色作れたら素敵だな~って。
それに、今回はゆかりさんのまんぼうの絵が上手だった。
・河野由加里さん
(Tシャツになったマンボウの絵の作者目線で、感想をお伺いしました。聞き取りは職員の岡田さん。)
岡田
いろんな動物の中からなぜマンボウを選んだの?
河野
うさぎとか猫とか…マンボウはみんなが好きかな~と思って。
岡田
どんな人に着てほしい?
河野
似合う人!
岡田
じゃー、イタリアンレッドはどんな人が似あうかな?
河野
イタリア人かな?(近くには職員の長谷川さんが!)
一緒に仕事していた仲間で最高齢の森坂さん
ぶはははは~
岡田
派手なのが似合う人かな?
河野
色々あるから好きな色のTシャツを着てくれたらいいな~
そしたら(似合ってて)いい感じ。
・小坂泰嗣さん
(小坂さんにはTシャツを作ったきっかけについて文章を書いてもらいました)
「もみじ作業所Tシャツ」
もみじ作業所が法人化して2~3年目だったでしょうか。
念願のTシャツを作りました。
僕、こさかがパソコンのお絵かきソフトで描いた、ヨットの絵とみんな大好き。地球の仲間。という言葉を入れたものでした。
僕達、車椅子の仲間の仕事を作るため、給料確保のために始めましたが、今では絵画教室を開いて、もみじの仲間の優れた、他にはない、独特なアート作品をつかうようになりました。
もみじ作業所の仲間の独特な世界観にもとづく作品達を通じて、僕達への理解者を増やしたいと考えています。
もみじ作業所ならではの製品をよろしくお願いします。
・木内知幸さん
オリジナルTシャツを制作するにあたって、たくさんの仲間に絵を描いてもらっています。今年度はコロナ禍で規模は小さかったですが、それでも60枚近くの絵が集まりました。
その中からTシャツの担当者で10枚程に候補の絵を絞り、次にグループのみんなで話し合い、最終的に1つの絵に決定していきます。絵の選定も大変ですが、デザインを考える際はもっと大変で、イラストや文字の大きさや位置など、仲間と一緒に細部にわたって話し合います。ミリ単位の微妙な違いの話になることもあります。このような多くの作業を経てようやく1枚のTシャツが完成します。仲間同士、時には意見が合わず、ぶつかることもありますが、そんな紆余曲折を経て完成した、もみじのオリジナルTシャツをどうかよろしくお願いします。
Tシャツをきっかけに、第一・第二もみじ作業所「企画・販売グループ」の仲間たちを知っていただけたらとてもとてもうれしいです。
Online Shop & Galleryこんこん
広島の障がい者福祉の現場で生まれた商品やアートを通して、作り手のみなさんと出会ってほしい。
一人でも多くのお客さまに「こんこん」と気軽にノックしてもらえますように。
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