アイ 愛 i

この世界に「アイ」は存在しません。

数学の教師が言ったその言葉にドキッとした。
だって「愛」のことだと思ったから。
実際は虚数の「 i 」のことだったけど。

西加奈子さんの「 i 」という小説の中ででてくるこの話が妙に心に残っています。
その小説の内容はあまり覚えていませんが、めちゃくちゃ面白かったのは覚えています。

英語で「 I 」は「私」
数学で「 i 」は存在しない数を指す「虚数」
日本語では「愛」

「愛」ってなんなんでしょうね。

不確かではあるけれど存在はしてる。しかもかなり尊い感情である。「私」と「世界」を繋ぐ架け橋のような。愛おしさがあるような。「好き」とはまた違うなにか。

これが愛だと感じることはあっても、それを説明するのは難しい。

まぁなんにせよ優しくありたいですよね。

「みんな違ってみんないい」
綺麗事ではあるけどこれを目指したいです。目指すことは諦めたくないです。

そして最初の第一歩は自分を愛することから始まるような気がします。

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