afloat storageを聴きながら男の干し肉を作ってみた
干し肉といえば、世界飢饉、恐慌が訪れた際に
超高価な物々交換のアイテム。
もしくは、酒のつまみや
後々に、しゃぶったり……
ゆるキャンからキャンプ始めました!的な
ホントのゆるキャン…… 自宅から出て
Amazonで買い集めたキャンプ道具を使い
キャンプサイトでありがちな苦労人に
自慢出来るという
「男の贅沢な暇つぶし」行為です。
要は、ただ肉を塩ふって干せば良い
……そんなわけありません。
そもそも、クロノトリガーの「ほしにく」
のように、全体回復すらしません。
長いゆとりある時間と、丁寧に肉に対する
温情あってこそ、出来上がるのが
「干し肉」です。
そして、その出会いこそ、突然であるのです。
ああ、干し肉作ってみたいわ……
と、いう事でツーリングソロキャンパーの
僕が思いつきで、立派な干し肉を
作ってしまった小話を致します。
豚肩ロースブロックが300円だと……?
ご近所のそんな破格の豚肩ロースとの出会いが
干し肉に繋がりました。
最近は備長炭で、なんでも焼いて食べる
と、贅沢な自炊を行っていたのも偶然です。
魚、肉、おにぎり、お餅と、備長炭で
炙っては、美味い美味いと頬張っていました。
あれ? 備長炭で干し肉つくれんじゃない?
そこが、ピンと来たときに、僕の頭の中で
干し肉作ってみようは、始まったのです。
厳密に用意したもの
むしろ、ほとんど家にあったもの
1.備長炭(Amazonで2,000円くらい)
2.着火剤(4つで100円程度の物でOK)
3.ライター
4.夏に首にぶら下げてたミニ扇風機
5.着火剤を置く台
6.火起こし機(備長炭に火を灯すもの)
7.調味料
8.肉の塊(安くてもいい)
9.網(設置に関しては創意工夫が必要)
10.時間と根気(完成までが丸一日以上かかる)
と、いう事で上記のアイテムを一通り
集めました。買ったのは肉くらいですかね。
網には、創意工夫が必要です。
まず、下記のような設計図を20秒程で書きました。
丸い網を、ビニール紐で吊り下げて
S字フックでぶら下げるだけという原始。
キッチンペーパーで、肉の脂や水分を取ろう
と、しましたが、面倒なのでやめました。
ソレくらいの心のゆとりが必要です。
(ゆとり世代で無くても)
そして次は肉への味付けです。
適当にやってもどうにかなる
ご安心下さい。
これは、本当の事です。
全ては備長炭と、長いイブシ期間とが
何もかもを美味いものに仕上げます。
肉をひと口、いやふた口、いっその事
まな板に広げられるくらいに切ります
どうせ、水分が抜けて小さくなります。
ソレっぽければ、万事問題ありません。
そして、テキトーな味付けです。
1.クレイジーソルト
2.タイム
3.フレンチハーブミックス
4.荒削りこしょう
……こんななくても、アジシオのみでOKです。自炊メインのために、棚の中から偶然にも出てきたそれっぽいの、満遍なく振りかけました。裏表に。鼻歌歌いながら。
前日発売した奇跡のアルバムを聴きながら……
12/11(2019)発売
afloat storage
New ALBUM「FOLIAGE」
ALBUM より
1.ハナシノブ
心に刺さりましたか?
天使の歌声と、突き抜ける歌唱力
甘く切ない、そして優しく強い言葉
このバンドは、いつか世界を制すようです。
気になった方は以下も、ご視聴ください〜!
1.🌃夜に
夜に…… そう、皆夜に、胸を撫で下ろします。
朝が来なければいいのに。
そんな、時間もルールも無用な美しい歌声に
夜を任せてみて下さい。
2.🕯刹那に灯たるafloat storage(アフロートストレージ)を
代表すると言っても過言でもない名盤。
まず、聞いてから。まず、聞いてから
あれこれ物事考えて下さい。
3.🌅landscape
いいんだろうか……
こんな有意義な時間を、音楽に任せる事が
出来て。それが、全て許されます。
こんなに、優しく美しい声をただ黙って聞く。
そんな有意義な時間を、丁寧に生きて下さい。
4.✉️# ffff(しろ)
#ffff で、しろ(白)です。
何という活き活きしているヒトの感覚。
毎回サビで、死んでます。そしてまた
蘇るので、安心です。
🎡バイバイ
今回発売されたNew ALBUMのラストを飾る曲
曲自体は、短くも、その短さが、太く鋭く……
何度でも、胸を張り裂いてくれッ……!!
と、afloat storage(アフロートストレージ)の
愛を語っている間に、もう干し肉の準備は
出来ましたようですね?
そうです、こんな感じです。
もう、正確無比過ぎて、完璧を
通り越してます。
早速、こちらの網の下に、備長炭や
そして、網の上には、先程の下準備をした
お肉をばら撒いてみましょう。
完璧です。100億万点です。
少し、早めに食べたいな! そんな
せっかちさんは、別に肉を切り分けて
備長炭に近付けて、早めにこんがりと
焼き上げてしまいましょう。
直接、網の上に、乗せただけで違うソレに。
同時に行くなら、こんな具合です。
まさに、干し肉のテクニカルパレードです。
下の段で、これから食べるジューシーで
スパイシーな豚肩ロースのステーキ。
上の段で、じわじわと油分と水分を落として
干し肉になる様を、目で楽しめます。
さて、時は経ち……
こちらが、下の段でこんがり焼き上がった
豚肩ロース肉のステーキです。
バーベキューソースにつけても、
マスタード、おろしポン酢につけても絶品の
味わいです。
一方、その頃、干し肉はというと
大分、縮み上がって、美味しい赤身の筋繊維
を残し、油分や水分が飛んで、いい風合いに
なって参りました。
1/3サイズに濃縮された、肉の旨味がギッシリ
しているのが、ご覧頂けますでしょうか?
こうして、下の段のステーキを食べ尽くした後
また、空いたスペースに、残りの干し肉の
下準備をした物を敷き詰めます。
上から下から、干し肉です。
ワインやビールのおつまみに
保存も効いて、味も損なわれない干し肉。
ワインが進む進む。
男の余暇に、干し肉を作ってみては
如何でしょうか?
備長炭の温もりで暖をとり、保存が効く干し肉
を、たっぷり作りながら、先にご馳走の
ステーキを頬張って。
これぞ、スローライフの極みです。
注意!
備長炭の炭火は火事の原因です!
僕は一度落雷で、実家が全焼しているので、
人一倍注意をしました。
冬の乾燥の時期、干し肉焼いて、家焼くな。
とは、誰もが言うことです。
では、素敵な干し肉生活をお楽しみ下さいませ。
𝙕𝙚𝙞𝙩𝙝𝙨𝙡𝙔
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