見出し画像

演劇集団『キャラメルボックス』《クローズ・ユア・アイズ》大阪公演2日目/2023年12月10日(日)13:00梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ


【キャラメルボックスさん初観劇に至るまで】

演劇には縁の薄いこれまでの人生だったので、観劇する前は『演劇ってなんだか難しそうな気がする、私に理解できるかな?』という認識でした。

コロナ禍に入ってから始めた、とある音声配信アプリで、俳優、声優をされている鍛治本大樹さんを知り、配信番組を聴くようになって、自ずと演劇にも興味が出てきて。
でも、地方に住むものの悲しさ、コロナ禍の最中というのもあって、なかなか公演に伺うことができず。
配信のある公演では何度か画面を通して観劇したのですが、生の舞台観劇は初めて。

そんな演劇超初心者の私が、至るところで驚いたり感動したりした些細な感想をブログに残したいと思います。

【開演前】


会場のシアター・ドラマシティさんは、JR大阪駅や各私鉄の梅田駅から程近いアプローズタワー内にありまして、ウェブサイトにはアクセス動画が載っており、ドが付く方向音痴でも迷うことなく到着することが出来て、本当に助かりました。

この日はとても良い天気でした
通りは人で賑わっていました


アプローズタワーの入り口すぐには
大きなクリスマスツリー
シアター・ドラマシティさんに入場すると
サンタ姿の可愛いキャラクターさんが
出迎えてくれました
『みき丸』くんというお名前だそう
(詳しい方に教えて頂きました)
初めまして♪
クリスマスツリーは
来場者もオーナメントを自由に飾れるとのことでした
こういうの楽しいですね♪

入場すると、すぐに物販コーナーがあったので、トーク&フォトブックとクリアファイルを購入。
座席を確かめるべく客席フロアに入ると……ひろーい!!
2階席はなく、フラットな客席。
私の席は後方の上手側。
開場してすぐでしたが、もうすでにたくさんの人がいらっしゃいました。
年齢層も広く、お子さん連れ、長年のファンらしい方々、演劇界の方かな?と思しきアーティストの雰囲気を漂わせている方など、キャラメルボックスさんが、様々なたくさんの方に愛されていることを実感。

会場には邦楽のクリスマスソングが流れていて、ここのところ12月と思えない気温が続いており(この日もコートは暑いくらいでした)、実感を伴わないクリスマスシーズンでしたが、クリスマスツリーや、サンタコスのみき丸くんの出迎えなどで、すっかりクリスマス気分に。
開演前のワクワク感ますます。

着席すると、後方ですが、思ったより見やすそうでホッとしました。
実際観劇中も、天井の高い、広々とした客席は圧迫感なくリラックスして観ることができました。

【開演《クローズ・ユア・アイズ》】

開演時間となり、まずはフレッシュな劇団員のお二人が、前説というのでしょうか?上演に先立っての注意点や、作品の時代背景を説明。
これがテンポ良く面白く、わかりやすい。
すんなりと物語に入れるばかりでなく、ここですでに物語そのものに惹きつけられた感。

オープニングではキャストの方々が、音楽に合わせて様々なフォーメーションで踊られていて、意外な始まり。
ここでもワクワク感が増しました。

この後東京公演が控えているので、詳細なネタバレはしないように印象に残ったことを。

テンポの良いセリフのやり取り、それぞれキャラの立った役柄に、あっという間に物語に引き込まれ没入。
死んだはずなのに自覚のない主人公(香取武三)が、生きている人間のごとく動き回ったり、天使(プロキオン、シリウス)が出てきたりと、ファンタジックな設定なのに、違和感ないどころか、リアルに感じてしまったのは何故でしょう。
(どこだったかで、ファンタジーは確かなリアルに根ざす、という話を聞いたのをふと思い出しました)
それから、超初心者の感想で申し訳ないのですが、どのキャストさんも声がとても響いていて、耳に届くのはもちろん、心にも届くのを感じました。

ラスト、泣ける場面があったのですが、周りの客席から鼻をすする音がしだすと、天邪鬼な私は『涙出なくなっちゃったな』と一瞬現実世界に戻ってしまいました。
が、主人公香取武三役の鍛治本さんのある演技に、不意に胸を衝かれ号泣。
これには自分でも驚きました。
さすがでした。

物語は、意外な展開やユーモア溢れるやり取りもあったりと、とても楽しめたし、心があたたかくなるお作品だなと思いました。
今年は関東大震災から100年経つそうで、思うことも多々。
そんな年のクリスマスシーズンに《クローズ・ユア・アイズ》を観ることできたのも人生の良きタイミングでした。

個人的には、天使の名前が、プロキオン、シリウスと、冬の大三角の星の名前だったのもツボでした。
素敵です。
それと、芥川龍之介!!
違う意味でツボりました(笑)
そうそう、どこぞの新喜劇さんなみの派手なコケ方は大阪公演だったからでしょうか?
こちらもツボってしまいました。

そして、終演後の全キャストによる一言感想!
これが抱腹絶倒、どの方もれなく面白くて、キャラメルボックス劇団員さんは、お笑いスキルも高い方ばかり!
大声で笑ってしまいました。(※マスク着用の上)

来年の12月の公演がすでに決まっているとのこと。
来年も観劇できますように。

【終演後のキャラメル】

コロナ禍前にはキャストの方々が客席まで下りてキャラメルを配る、というのが恒例だったそうなのですが、ご時世柄、出口で受け取ることに。
とても可愛らしい♪

手持ち画像で失礼!
あまりに可愛いので
しばらく飾ってから食します♪
ありがとうございました


劇場に入ったところから出るところまで、『とことん楽しませる』細やかな気配り。
おかげでずっとニコニコしていました。
本当に楽しい時間でした。

ありがとうございました。

【伝説のチケットホルダー】


主演の鍛治本大樹さんが、お忙しい時間を割いて作られた革製のチケットホルダーに、チケットを入れて劇場に向かいました。

シンプルで使いやすい。
これからも大切に使わせて頂きます。
ありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!