見出し画像

《in our room 》原田真二 × 松岡英明×中村ゆうじ 渋谷LOFT HEAVEN 2023.07.29(土)19:00 / ツイキャスプレミア


[松BOW憧れの大先輩とのトーク&ライブ!の知らせを聞いて]

かつてのお昼の人気テレビ番組『笑っていいとも!』の人気コーナー『テレフォンショッキング』に松BOWが出演したのは1989年12月01日。
原田真二さんからの紹介だった。
その時のことは覚えていて、『どうして原田真二さんからなのだろう』と思った覚えがある。
原田真二さんと言えば、私の中では《てぃーんず ぶるーす》《キャンディ》などのヒット曲と、キュートなルックスで人気のアーティストさん、そして、松BOWのデビューアルバム《Visions of Boys》の【Absence】の作曲者(作詞は川村真澄さん)との認識。

【Absence】はファンの間でも人気の高い曲で(私も大好き♪)、アルバム収録曲ながら、NHKの『ジャストポップアップ』(松BOWがMCを務められた)でも歌われた楽曲ということで、この楽曲への思い入れは松BOWも相当あるのではと思っていた。
実際、松BOWからは折に触れ、原田真二さんへのリスペクトぶりを伺ってきたので、共演の知らせを聞いた時は本当にうれしく、また、原田真二さんのライブは参加したことがないので、その歌声を生で聴けることをとても楽しみにしていた。
事前に【Absence】をコラボされるとの知らせもあり、楽しみはさらに!

非常に残念ながら、会場参加は叶わなかったのだけれど、ライブ生配信(アーカイブ付き!)もあるとのことで、ありがたく視聴した。

予告映像で、松BOWが『予定調和なし』と笑顔で宣言されており、原田真二さん、中村ゆうじさんの大ベテランとのコラボ、ただのトーク&ライブではないだろうと予想したのだけれど、実際、遥かに予想を超えた内容だった。

まずはザッとステージの流れを。

盛りだくさんな内容!
では、各パートの特に印象に残ったところを。

[ソロパフォーマンス]

★松岡英明
オープニングは美しくも切ないピアノのフレーズから始まった。
松BOWの
【Strawberry Kiss Kiss】
いきなり松BOW登場で思わず声が出た。
ステージは照明を抑えてあり、センチメンタルなイントロと相まって、しっとりとしたオープニング。
初っ端から意外。
松BOWの衣装は、ジャケットの片襟にホワイト×ブラックのストライプの生地があしらわれた深いグリーンのベルベットジャケット。
白シャツに黒ネクタイ、ハーフパンツで、ノーブルな雰囲気とフレッシュさが良い感じにミックスされたスタイル。
(まつぼーホントお若い)
イヤフォンを通して聴く音もとても良くて、うっとりと聴き入る。
歌い終わると、ご自身のワンマンライブの時は『ようこそ!松岡英明の音の世界へ』と言うところを『ようこそ《in our roow》へ』と。
何が始まるのだろうとワクワク増幅。

★中村ゆうじ(歌:松岡英明)
すると、今度は中村ゆうじさんが、侍の姿で、女性用の着物(ディスプレイ用のスタンドに着物のみ、顔などはなし)とともに登場。
お一人で男女二役のパントマイムが始まった!
私は中村ゆうじさんと言えば、『パントマイムの方』という認識だったので、(TVチャンピオンも毎週欠かさず観ていました)画面越しとは言え、生でパフォーマンスが拝見できて感動。
男女の駆け引きを、時にクスッと笑わせたり、時に色っぽかったりと、生き生きと表現。
お相手は人形とかではなく、着物だけなのに、流石だわ、凄いわと。
お相手が見えました。

そして、そのBGMにかかっていたのが、奥村チヨさんの【恋の奴隷】
『ザ・歌謡曲』なイントロの後に聴こえてきたボーカルは、奥村チヨさんの声でなく、男声…え、この声はもしかして…と思っていたら、コメント欄にいらしたスタッフの藤沼さんが『歌っているのは?』と。
…え!やっぱり松BOW!?

どうやら、権利の関係で、オリジナル音源を使えないらしく、中村ゆうじさんは音源なしでパフォーマンスすると仰ったそうなのだけれど、松BOWがそういうわけにはいかないと、当日の朝6時に起きて、急遽音源を作ったそうで。
本番前から予定調和なし。
それはともかく。
松BOWの今まで聴いたことのないどっぷり歌謡曲な歌い方にコメント欄も沸いた。
中村ゆうじさんからのリクエストだそうで、松BOW熱唱。
こんなまつぼー聴いたことない。
さすが『神保町歌謡POPS倶楽部』(CS局番組》レギュラー!
歌謡曲をよくご存知!
中村ゆうじさんの、洒落た笑いと色気のあるパフォーマンスと、松BOWの艶っぽいヴォーカルのコラボ、素晴らしかった♪

★原田真二
ピアノのイントロが流れた途端、空気が濃くなる。
【シャドー・ボクサー】
なんとカッコ良いのだろう!
一瞬で心を掴まれる。
ライブの一週間前、松BOWのラジオ番組《松岡英明のポップランデブー》で、原田真二さんの特集を放送され、プレイリストの中に含まれていた楽曲で、その時もカッコ良い曲!と思ったけれど、生で聴くとさらにカッコ良くて、心震えた。

[トーク;原田真二×中村ゆうじ×松岡英明]

このトーク&ライブは台本がないとのことで、トークも予定調和なし。
いきなりTVチャンピオンばりに、大食い大会が始まりそうになったり、(しかも食べるのは崎陽軒のシウマイ弁当!!)
中村ゆうじさんの健康な身体を維持する体操やパントマイム講座が開かれたり、(原田さんは経験者だそうで、とてもお上手でした。松BOWも未経験者?ながらお上手で、お茶目さんチラリさせながらの生徒ぶりも楽しかった♪)原田真二さんから、演歌と洋楽のヴォーカルの違いをご教示いただいたり。
(演歌は音のアップダウン、ビブラート。
洋楽は音の強弱、トレモロ。
わかりやすい!)
松BOWからは以心伝心ポーズをお二方に伝授(?)
大先輩のお二人との三人で以心伝心ポーズを決められた時には、感動してしまった。

話す内容を決めていなくても、その場に合わせてトークが出来るのも、キャリアやスキルがあるからで、さすが。
そして、トークでもセッションしている感じがしてワクワクした。

[原田真二×松岡英明]

まずはお二人でトーク。
松BOWは、具体的に原田さんの楽曲を挙げて、作曲についての質問。
ご自身が聞きたいことでもあるだろうけれど、観客にとっても興味深い内容だった。
その答えがまた原田さんの天才ぶりを感じさせる内容で痺れた。
原田さんの楽曲は、『作る』というより『自然に生まれてくる』感じなのかな?とお話を伺っていて思った。

好きなアーティストさんとは、バックボーン(聴いてきた音楽など)が似ていることで、作る楽曲も似てくる、などのお話も深く納得した。
ごく短い時間だったけれど、濃いトークコーナーだった。(でももう少し聴いてみたかった)

そしていよいよお二人の共演!
原田さんがピアノへと移動。
ドキドキ。
よく響くピアノで【Absence】のイントロが流れて感激!!
心が揺さぶられる演奏。
松BOWが歌い出した時は感激のあまり涙にじんだ。
(凄い貴重な共演!松BOWさぞかしうれしいだろうなと、ファンとしてもうれしい大感激!こんなに素敵なコラボを観られる日が来るなんてー!)
原田さんが歌われる部分や、コーラスで歌われる部分もあり、いよいよ涙腺崩壊。
アーカイブで何度見ても感涙。

続けて【CANDY】!(松BOWも何度かライブでカヴァーされている)
なんて幸せな時間なのだろう。
また、ピアノアレンジがジャジーで大人の香り。
そして、会場から曲の合間にタイミング良く『真二ー!!』とファンの方々が歌うように声出しされていたのも素敵だった。
(松BOWには曲中で名前を呼ぶ楽曲が無いので新鮮に感じました)

[松岡英明]

松BOWが
『真二さんのファンの方には初めて見て頂くステージだと思うんですけど…』と前置きして、《The One》スタイルの説明。
そうか、今日は『松岡英明の音の世界』を初めて訪れる方も多いんだ!と、思うと、どんな感想を持たれるかな?興味持って頂けたらうれしいな、など思った。
松BOWももしかしたら、初めて聴かれる方々も意識しての選曲なのかな?とも。
印象がそれぞれ全く違う3曲、素敵なセトリだった。

特記すべくは【以心伝心】
原田真二さん、中村ゆうじさんが、以心伝心ポーズをされるためにステージに出て来られ、何度もポーズされて大感動!
気さくに後輩のリクエストに応えてくれる大先輩に、楽しい時間を頂いた。

[原田真二×中村ゆうじ]

突如、中村ゆうじさんの怪談のような不思議話が始まり、『今度は何だろう?』とワクワク♪
台本が無いそうで、出演されている方々もドキドキなのかもしれないけれど、観ている方もドキドキ、楽しい。
原田真二さんが、ギターで効果音を入れているのも貴重なシーンだった。

[原田真二]

その後は原田真二さんのコーナー。
圧巻!
ピアノの音が多彩で、時折りピアノじゃない音も聴こえてきた気がするほど。
それに、まるで今ここで生まれたばかりのような新鮮さ!
会場の雰囲気や、その日のご自分の気分などによって、演奏も変えていらっしゃるのだろうか。
そんな気がした『これぞライブ!』なステージだった!

広島県出身の原田さんが、世界平和への熱い思いをメッセージされていたのも印象的だった。
8月6日に 広島国際会議場 国際会議ホール コスモスで開催された『平和祈念&コンサート』のお話もされていたので、配信を視聴させて頂いたのだけれど、(会場参加も配信も無料でした)原田さんはさらに力強い熱いメッセージと思いを込めた音楽を、会場に、世界中に向けて発信されていた。

原田真二さんの演奏に、中村ゆうじさんがパフォーマンスで加わった2曲(本来は【タイム・トラベル】のみだったのが、予定調和なしのステージらしく、【BREATH】も)も、アート作品だった。
なんて贅沢。

[アンコール]

お三方揃って、【てぃーんず ぶるーす】を歌われたあとに、原田さんが『新曲の』。。。と紹介して【キャンディ♡キャンディ】を弾くというお茶目さんな振りからの【MARCH】
(松BOWのツッコミもナイスでした。アンソニー!)

なんと楽しく贅沢な時間だったのだろう。
アーカイブ2週間あって、何度も観たけれど、まだまだ観たい、浸りたい。

VRmusicさんのお話では、VR作品としての公開もありそうな?
あったらぜひ拝見したい!
夢のような企画をありがとうございました。

[その他お楽しみ盛りだくさん]

①トーク&ライブ前に、ライブの魅力や期待のメッセージを募集。
その中から10名になんと!出演されるお三方のサイン色紙がプレゼントされるという企画があり、会場参加しなければ頂けないはずのサインを、私も頂くことができました。
本当にありがとうございました!
大切に致します。(すごいー!感激!)

②会場参加者、配信チケット購入者には、原田真二さんのVRライブドキュメント動画、松BOWの【Strawberry Kiss Kiss】リハーサル動画がプレゼントされた。
会場参加者だけでなく、配信視聴者にも、というところが太っ腹と思いました。
こちらも大変貴重な映像で、視聴期限まで何度も拝見します!

③会場参加された方は
原田真二さんのサイン会にも参加できたそう!
うらやましい!
そしてなんと!出演者全員との4ショットチェキも撮影できたようで、そちらも貴重な記念になったことと♪

他にも当日限定のオリジナルカクテルもあり、(会場参加して3種類ぜんぶ飲みたかった)たくさんたくさん楽しませて頂きました。
配信にも心から感謝します。

頂いたサイン色紙
なんと貴重な✨
自分宛の名前が入っていることで
世界に一つ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?