人は都市に吸い寄せられる
都市への人口一極集中は、感覚的には、ある程度自然なこととして受け入れることができます。
人口減少の局面に入り、地方の人口減少がさらに進んでいることから、問題視する報道等を見かけます。
北海道における都市一極集中は、札幌市です。
札幌市は、北海道全体の人口が減少していくなか、2021年までは増加し続けてきました。
このことについて、北海道の地方に住む私が、札幌に遊びに行き、気がついたことを書き綴りたいと思います。
札幌市への一極集中
都市一極集中は、人口や雇用をはじめ、あらゆるサービスが都市圏に集中することを言います。
北海道が作成する北海道人口ビジョンでは、札幌市への転入理由は、就職が最も多いとされています。また、年齢別の転入人口は、20歳から24歳までの女性が多くなっています。
私のまわりをみても、札幌市への就職転入は少なくはなく、人気もあると感じます。
体験の充実
先日、4歳の子を連れ、札幌市近郊の動物と触れあうことができる牧場に遊びにいきました。
そこでは、ウサギやアルパカに触ることができ、餌を手渡しであげることができます。
土曜日で10時の開園直後に行きましたが、お昼前にはお客さんが増えてきて、大変賑わっていました。
その次に、札幌市内の大型ショッピングセンターにご飯を食べに行きましたが、そこでは、キャラクターショーが行われていました。
事前に知っていたわけではありませんでしたが、私の住む地方では滅多に見ることができないものだったので、急遽、ご飯後にショーを見ることとし、私の子も大変楽しんでいました。
人口が集中するところには、サービス経営が成り立つからこそ、様々なサービスが体験できます。
しかも、新しいことにチャレンジするお店も多いためか、目新しいサービスや商品にも出会うことができます。
これこそが都市部の魅力だと思いますし、経済活動が盛んな世代の人を惹きつけるものだと考えます。
生活のしやすさは地方だと思う
都市部に人口が集中することで、交通重要やサービス需要も高く、需要過多が生じやすいと考えます。
ご飯を食べるのに並ぶことも少なくないと感じますし、札幌市内の道路では日常的に混雑している場所も少なくないと感じます。
地方では、渋滞はほとんど生じませんので、このストレスを感じることはありません。
子育て世代としては、公園が身近にあり、遊びに行きやすい環境です。
また、サービス需要も都市部ほど集中しません。
このため、日常生活では、インフラやサービスが一定整っているような地方都市の方が、生活のしやすさは優っていると、改めて実感しました。
都市部に遊びに行って、都市部には人を惹きつける魅力があり、地方には地方の良さがあると改めて感じました。
また、都市に部に惹きつけられる人が多いがために一極集中が起こると考えると、地方創生は、都市部の一極集中を抑制するのではなく、地方の良さで魅力を高めていくことが、自然な戦い方と考えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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