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曲ふりナレーション回顧録:藤あや子編
歌謡ショーや音楽番組での楽曲紹介でおなじみの前口上。
歌い出しまでのわずかな尺が勝負となるが、
逸話や情報を盛り込んだり、詩的に表現してみたり。
テレビ番組用に書いた曲ふりナレーション原稿の回顧録。
藤あや子「ふたりの絆」
これまで作詞・作曲家「小野彩(このさい)」として、
自身の曲を数多く手掛けてきた藤あや子さん。
この歌は、
自ら書いた詞と曲を初めてシングル盤の形で世に送り出した
記念すべき一曲です。
平成十三年のヒット曲、藤あや子さん、「ふたりの絆」。
藤あや子「命の花よ」
作詞、小野彩こと藤あや子。
作曲、原譲二こと北島三郎。
強力タッグによる本気のぶつかり合いから、
またひとつ平成の名曲が生まれました。
歌手生活三十周年を記念した座長公演「明治一代女」のイメージソング、
藤あや子さん、「命の花よ」。
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藤あや子「雪 深深」
音もなく深深と降り積もる雪
その静けさとは裏腹に
三味線がうなり 尺八が鳴り響く
それはまさに女の情念を映し出す
燃えるように熱く激しい雪世界です
藤あや子さん、「雪 深深」。
藤あや子「鳥」
心に秘めた揺れる思いを
語るように歌い紡ぐ自然体のラブバラード。
南こうせつさんの隠れた名曲が
あや子さんの歌声でしなやかに生まれ変わりました。
藤あや子さん、「鳥」。
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余談
あや子さんとは20数年前に深夜のレギュラー番組でご一緒したのが最初。
その頃、エアロスミス大好きな姉さんのために、来日公演を収録した4枚組ライブCDをMD(!!!)にダビングして差し上げた思い出がある。この東京公演はご自身も観に行ったと言っていたはず(記憶曖昧)。
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headline photo by komurock@京都