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【特別区経験者採用】年齢を超越した40代合格者ッ!1次試験後は○○だッ!

今回は、特別区経験者採用 9月のホームルームということで、皆さん方に対して9月に意識すべきこと、そして特別区の取組・ニュース紹介、最後に質問回答の3点でお届けしていきたいと思います。


9月のアドバイス

ということで、9月に意識すべきことという内容ではあるんですけれども。まずは皆さん方、1次試験の受験本当にお疲れ様でした!

大正大学で受けた方もいらっしゃれば、拓殖大学で受けた方もいらっしゃると思うんですけれども。どちらの皆さん方も本当にお疲れ様でした。1日試験ぶっ続けで受けてすごく疲れたと思いますので、まずは自分自身その労を労っていただきたいなと思います。

その上で、すでに前回・前々回のYouTube動画等でも触れているところではあるんですけれども、Gravityでは今年度の本試験講評動画を皆さん方にお届けする予定でおります。こちらについてはGravityの公式LINEにご登録の方限定で配信を行う予定です。

本日から5日以内に皆さん方のもとにお届けしたいと思っておりますので、まだGravityの公式LINEに登録していないという方は、ぜひこの機会にご登録をいただいた上でお待ちいただければと思います。下記にリンクを貼っておくのでぜひご覧いただければと思います。

ということでさっそく、9月に意識すべきことというテーマに入っていきたいと思うんですけれども。結論から申し上げますと、皆さん方はここから1週間~10日程度完全な休息(オフ)をとっていただきたいと思います。

と言うと、いやちょっと待てよ!と。筆記試験終わったんだからここからは面接対策じゃあないのか!そういう風に感じる方もいらっしゃるかもしれません。確かに面接対策に入っていくことは重要なんですけれども。

ここで皆さん方に注意しておきたいのが、皆さん方は筆記試験までのタイミングで実は相当程度に疲労を蓄積しているんですよ。ですからその疲労を1回抜いておかないと、フルスロットルで面接対策に入っていくということはかなり難しいように思います。

疲労が抜けないまま面接対策に突入してしまうと、なんとなく集中できない状態でずっとダラダラいっちゃうんですよね。

これまで何人も特別区経験者採用の受験生を指導してまいりましたけれども、その範囲内で申し上げますと、不合格になっちゃうという方の1つの傾向として休息をとらずに面接対策に入ってる方がすごく多いなという気がいたします。

それで結局面接対策に本気で集中することができなくて、ダラダラダラダラ対策やってるのかやってないのかが分からない感じが続いちゃって、結果的に不合格になっちゃうという方がすごく多いなと思っています。

一方で確実に合格をしている方々は、バツンと本気のオフをとってるなという感じがいたします。例えばですけれども過去のGravity生ですね。一昨年の合格者かな。

この方はお酒が非常に好きな方だったんですよ。ですけれども、筆記試験が終わるまでは絶対に私はお酒飲みません!ということで、願掛けとして断酒をしたんですよね。そこから筆記試験が終わって酒を初めて飲みました、と。そこから1週間くらいあるいは10日くらいはずっと飲んでたらしいんですよね。

「酒!飲まずにはいられないッ!」(ジョジョの奇妙な冒険,荒木飛呂彦)ということで、ディオみたいな状態になっていたみたいなんですけれども。

でも1週間~10日くらいそういう形で、自分なりにリラックスする時間というのをしっかりとった結果、その人はそこからは爆速で本気の面接対策に入っていきましたね。結果として高順位で合格をして、第1希望区にきっちり入っていらっしゃいました。

ということでもありますので、繰り返しになるんですけれども、皆さん方がこの9月に絶対やらなきゃいけないのは完全なオフ・休養をとることなんですよね。

皆さん方としては、いや私はテンション上がってますからこのまま面接対策に入っていきたい!という人もいると思いますけれども。でもそれは、絶対中途半端な集中力しか発揮できずに終わる可能性が非常に高いので、ぜひ強制的に1週間~10日くらいのオフをとっていただきたいと思います。

取組・ニュース紹介

次に、特別区の取組・ニュース紹介に入りたいと思います。先月の特別区のニュースの中で、これは絶対におさえておいてくださいというものをご紹介したいと思います。

こちらについてはGravityの奥田先生がXでつぶやいてらした内容ですので、少しこちらを引用したいと思います。

ということで、このふるさと納税の問題ですよね。ぜひ皆さん方にも、特別区でそんなに深刻なんだ!というのしっかりおさえておいてほしいと思います。

特にこのふるさと納税の問題は、昨日・今日始まったことじゃあないんですね。すなわちふるさと納税という制度が発足して以来、特別区においては税の流出という問題が非常に深刻な問題として認識されています。

ですのでぜひ皆さん方にも、こういった税の流出が信じられないくらいの規模になっている・課題であるということは絶対に把握しておいていただきたいと思います。

あわせて特別区においては、特別区の区長たちからなる構成組織「特別区長会」という組織があるんですけれども。この特別区長会は「ふるさと納税制度ってオカシイよね」ということで、廃止するか抜本的に制度を改善するかそういう風にしてくださいよという要望書を総務省に提出しているんですよ。

ということで特別区は基本的に「ふるさと納税制度は明らかに間違った税制である」というスタンスに立っているんですね。

どうして私がここまでこれを強調しているのかというと、ふるさと納税制度というのはミクロレベルで見たときには結構お得な制度だったりするからなんですよね。

すなわちこれを見ている皆さん方もおそらく、ふるさと納税やってます!という人が少なからずいると思うんですよ。それはどうしてかというと、個人レベルで見たときにはやらないよりやったほうが得だから。だからやってるんだという話ですよね。

ですからそういった庶民感覚からいうと、ふるさと納税って結構イイ制度だよねってやっぱり思っちゃいやすいと思うんですよ。

なんだけれども、少なくとも特別区全体として見たときには、このふるさと納税によって税の流出がドンドン巨大になってしまってるというのはやっぱり問題なわけです。

ですから、皆さん方が例えば面接試験を受けるときに、ふるさと納税について聞かれる可能性はあります。実際に毎年のように受験生の一部は「ふるさと納税についてどう思います?」とか、それ関連の質問というのをいきなりパーンとされていたりするんですよね。

でもそのとき、自分自身の個人的な感覚である「いやぁふるさと納税制度、結構お得でイイなと思ってます!」というスタンスはとっちゃいけないということであります。

皆さん方が面接を受けるときは、あくまでも特別区職員としてというスタンス。この職員を目指しているというスタンスで受けることになるわけですから、特別区にとって課題であるような制度について肯定的な評価というのは、基本線としてあまり示さないほうがいいのかなというのが私の感覚であります。

いずれにしても、ふるさと納税による税の流出というのは特別区にとって非常に大きな課題でありますので、ぜひその点については皆さん方お一人おひとりにも把握しておいてほしいと思います。

質問回答

最後に、質問回答をしていきたいと思います。特別区経験者採用を受験する方からこういったご質問を頂戴しました。

【質問内容】
特別区の経験者採用において、大卒者が選考で有利かどうかを知りたいです。また、年齢が重要かどうか、つまり若い受験者が好まれるかどうかも気になっています。もしアドバイスをいただければ幸いです。

この質問については2点お答えしたいと思います。

Q.大卒者が有利か?

まずは「大卒者が選考で有利かどうかを知りたいです」という部分についてですが、私は「大卒者だから有利になる」ということは特別区においてはないと考えています。

というのは、仮にこれが事実だったのであれば、例えば高卒の方とか専門卒の方は不利になるわけですから合格することが難しいんじゃないの?という話になってきますよね。

ところがGravityにおいては毎年、高卒の方あるいは専門職の方、こういった方々が合格をしてるんですよね。という事実1点をとっても、大卒者がそれだけで圧倒的に有利になるとか、あるいは高卒・専門卒だと不利になるということは絶対にないと私は確信をしています。

Q.若い受験者が好まれる?

次に「若い受験者が好まれるかどうかも気になっています」という部分についてですね。いわゆる年齢にかかるご質問だと思うんですけども、結論から申し上げますと「若ければ若いほうが有利になる」というのは事実であるように思います。

というのは、もちろん特別区がこういった事実を認めてるわけではありませんし、何かこれを公表しているというわけではありません。

しかしですね、私自身がこれまで各種のキャリア論の研究あるいは面接研究といわれるもの、様々な学術論文を見てきた範囲においては、ほとんどすべての論文が"年齢というのは基本的にはやはり重なれば重なるほど不利な方向にインパクトが生じる"という事実を示しています。

もちろんこの影響については、民間企業なのか公務員なのかによってもまた変わると思いますし、公務員の中でもどういった組織を受けるのかによって多少変わってくる部分はあろうかと思います。しかし、少なくとも傾向的な事実として申し上げますと、基本線として若ければ若いほうが有利になるという事実は否定できないように私には思います。

しかしですよ皆さん。そういう風に申し上げると「自分は無理なのかな…」と感じてしまうかもしれないんですけれども。ここで強調しておきたいのは、その不利すなわち逆境ですよね。それ(逆境)を弾き飛ばして合格している人はGravityに毎年いるんですよ。

例えばここでは、昨年の合格者の中で印象深い方を紹介したいと思います。

こちらの方は40代前半の女性だったんですけれども、受験していた区分は1級職ですね。しかも子育てをしながらの受験だったんですよ。ということで様々な条件を見ていくと、確かにちょっと不利そうという感じがしますよね。

ところがですね、この方はガチガチに努力を重ねてしっかり特別区に最終合格をしてるんですよね。

しかもさらに重要なのが、23位で合格してるんですよ。高順位ですよね。明らかにイイ順位ですよね。さらにそれだけじゃあないんです。

この方は特別区だけじゃなくて、横浜市にもダブル合格をしてるんですよ。横浜市は倍率も高いです。面接も厳しい。そういった非常に難易度の高い組織にもかかわらず、40代前半の女性、子育てをしながらという方がしっかり最終合格をしてるんですよね。

この方、努力の注ぎ込み方、リソースの投下の仕方がハンパじゃなかったです。私から見ても「この人どう考えても受かるな」と思ってました。

この方実際に合格してるんですけれども、23位という順位を見たときに悔しがってたんですよね。すなわち、もともとこの方の目標は10位以内で合格することだったんですよ。なのに23位だったということで「悔しいです」と言ってたんですけれども、いやスゴイよそのバイタリティが!って話じゃないですか。

この人には「やると言ったらやる…『スゴ味』があるッ!」(ジョジョの奇妙な冒険,荒木飛呂彦)

何を言いたいのかというと、要するに年齢による不利があったとしても、その不利あるいは逆境というのを弾き飛ばすくらいの努力をしっかり行えば、合格をすることは不可能じゃないということなんですよね。

ということでもありますので、確かに平均的な傾向を申し上げますと年齢が若いほうが有利になるということはあるんですけれども。ただ、年齢による不利を弾き返すこと自体は絶対にできますので、ぜひ皆さん方も年齢ちょっと不安だな…というところがあるかもしれないんですけども、それを弾き飛ばすくらい努力を重ねて最終合格をぜひ勝ち取ってほしいと思います。

ということで、皆さん方には9月に意識すべきこと、そして特別区の取組・ニュース紹介、さらに今ほど申し上げたような質問回答をご案内しました。

また来月10月に入りましたら、10月に意識してほしいこと、そして特別区の取組・ニュース紹介、最後に質問回答ですね。またこの3つをご案内していきたいと思いますので、ぜひそちらの記事もお待ちいただければと思います。

本記事の元動画(YouTube)はコチラ