職務経験論文の書き方と例文を紹介!書けない受験生を救います!
今まさに公務員への転職を希望している方の中には「職務経験論文の書き方がわからない…」と戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな公務員への転職希望者の方に向けて、ライバルと差をつける「職務経験論文」の書き方のポイントを例文を交えながら解説していきます。
結論からお伝えすると、基本的には次の点に留意しながら書き進めていくことが重要です。
ここからは、それぞれのポイントを深掘りしながら解説していきます。
公務員として役立つ経験をピックアップ
まずは、公務員に転職した場合、どのような点で自分が貢献できるのかについて、経験をベースにしながら書いていきます。
とはいえ、いきなり「書け」と言われてもなかなか思いつかないもの。
まずは、自分が今まで経験してきた仕事などを箇条書きでズラっと書いていきましょう。
この時のポイントは次の通りです。
業務の成果では、自分で思っている成果ではなく第三者の視点での評価を入れるのがおすすめです。
また、成果として売上が〇%アップしたなど、結果として明らかになっている情報があれば、そちらも入れてみると良いでしょう。
この「①」~「④」を例文に当てはめると次のようになります。
このように「①」~「④」を繋げて書くと、そのまま職務経験論文となります。
上記はあくまでも例文ですが、プロジェクトに関わった人数や具体的な成果をより明確に書くと説得力が増すのでおすすめです。
「マネジメント経験」は重宝される
30代後半や40代で公務員への転職を目指している場合、マネジメント経験があるとかなり有利です。
「マネジメント経験って管理職経験とか?そんなのないよ・・・」
このように思っている方、ご安心ください。
マネジメント経験は、役職として与えられていなくても十分アピールすることができます。
複数人の業務管理
管理職のような役職ではなくても、数人のチームを管理していた経験や、チームリーダーを務めていたという方は多いのではないでしょうか?
具体的には、次のような内容がアピールできます。
このような経験があるなら、例えば「情報共有」という観点で深掘りして書いていくのがおすすめです。書く流れは次の通りです。
これらのポイントを踏まえつつ職務経験論文を書くと次のようになります。
このように、ご紹介した項目に当てはめるだけで論文を書くことができます。
ぜひこちらを参考に書き進めてみてください。
外注先企業やフリーランス、アルバイト、パートの管理
上記の例文にも当てはまる内容ですが、外注先企業やフリーランスがいた場合、もしくはアルバイトやパート労働者に業務を依頼し、それを管理していた場合も、その経験を職務経験論文でアピールできます。
これまでの経験を棚卸して、このような経験があるという方はぜひ取り入れてみてください。
交渉経験があればアピールチャンス
これまでの経験の中で「交渉経験」がある方は大きなアピールチャンスになります。
特に公務員は、業務で入札や見積をチェックすることが多く、金銭交渉の機会が多くあります。転職で公務員を目指す方で、金銭の交渉経験があるなら、ぜひこの点はアピールしていきましょう!
とはいえ、金銭交渉の情報をより詳しく書くのはNG!
詳細情報を書くと守秘義務が守れない人材だと思われて、マイナスイメージにも繋がってしまいます。
守秘義務に触れそうな部分は避けつつ、あなたが関与して交渉がどのように有利になったのかを書くよう、心がけてみてください。
まず下書きをしよう
職務経験論文を書く時は、基本的に下書きするようにしましょう。
なぜなら、下書きをせずに書き始めると文字数が多くなってしまったり、逆に少なくなってしまうことがあるからです。
そうなる前にあらかじめ制限されている文字数の8割くらいはあらかじめ書いておくようにしましょう。仮に1,000字で書くよう指定があった場合は、800字ほど書いておくと安心です。
いざ書いた時に適切な文字数で仕上がるよう、必ず下書きをするようにしてくださいね。
マイナスな要素は入れない
続いてご紹介する大事なポイントは「マイナスな要素は入れない」ということです。
日本人は特に自己アピールが苦手な方が多いので、なかなかポジティブなことが書けないという方もいるでしょう。
ですが、だからといってマイナスな要素を書くのはNG!
なぜなら、その点が採点者の目に留まると心象が悪くなる可能性があるからです。
マイナスな要素からプラスに変えることができたなどのエピソードがあるなら書いても問題ありませんが、マイナス要素止まりになるならはじめから書かないようにしましょう。
職務経験論文を書く時、中には「○○はうまくいかなかったけど、○○は成功した」と書く方がいます。
「経験したことは全て書いておきたい」と思っているのかもしれませんが、前半の情報はほとんどいらない情報です。前半部分をあえて書くよりは、後半のみ書いた方がシンプルでわかりやすくなるでしょう。
採点者は、職務経験からあなたがどのような気付きを得て、スキルを磨いたのか、その流れを知りたいと思って読んでいます。論文を書く際は、この点もしっかり押さえておくようにしましょう。
また、こういったマイナスな要素は意外と自分では気付けないこともあります。
気付かぬうちにマイナスな要素を書いてしまわないためにも、事前に下書きをするのがおすすめ!
改めて読み返すと「あれ?これってマイナスな情報だな…」と客観的に判断できることが多いです。下書きをしたら必ず見返して、不要だと思う部分は削り、新しく加筆するようにしましょう。
この繰り返しを実践すれば、あなたの良さが伝わる職務経験論文が完成するはずです。
論文対策は面接対策になる
今まさに公務員に転職したいと思っている方は、職務経験論文で次のポイントを意識するようにしましょう。
公務員試験の経験者採用枠では、論文と面接の両方が実施されることが多いです。
面接で聞かれる質問の多くは、提出する履歴書や職務経験論文の内容を踏まえたものです。
そのため、提出書類の内容は、あなたの強みやアピールポイントがきちんと伝わる内容にすることが大事!
職務経験論文で書いた内容はそのまま面接にも繋がっていくので、「面接で聞かれた場合も答えられそうか」を考えつつ、書き進めるようにしてくださいね。
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