DIALOGUE+のライブ『DIALOGUE+3』に行った話
2024年12月29日(日)に開催されたダイアローグのライブに参加して来ました。
ダイアローグ自体は2020年頃から知っていて、曲もリリースされる度にチェックしていたからいつかライブ行ってみたいなーくらいの感じでずっとライトに応援していた。今回のライブに参加したきっかけは、今年ユニゾンスクエアガーデンのライブにたくさん参加したこと。
「世界一動き回るベーシスト」ことユニゾンスクエアガーデンのベースを務める田淵智也氏が総合プロデューサーを務めるダイアローグ。楽曲も田淵節全開の物も多く、ユニゾンにハマってすっかりライブ狂となった今、これは絶好のタイミングではなかろうかと思い今回も勢いでチケットを取った。
まず総評として、最高のライブだった…。田淵さんがPを務めている事もあり、ライブ全体の雰囲気がユニゾンのライブに似ている。
所謂アイドル的な女性ユニットのライブというとMCで一人一人の自己紹介、意気込み、近況などを話すのが定石。正直、個人的にはこの流れがちょっとだけ苦手。
声優というとさらにキャラクターを背負ってる事もあるから、キャラクターの決め台詞→キャラクターの自己紹介→声優本人の自己紹介という流れもよくある。これが地味に長いことが多くテンション管理が難しくなる。歌唱でせっかくボルテージが上がったのにMCでクールダウンされすぎてしまうというか。
ダイアローグのライブはユニゾンよろしくMCはほとんどないとは聞いていたが、今回はなんと最初(で最後で唯一)のMCに入るまで19曲ノンストップという凄まじい構成。もちろん曲間の楽器調整や水を飲んだりで捌けるタイミングはあったが、すぐに戻って来ては楽曲を浴びせてくれる。
これが観たかった!これが聴きたかった!という声優ユニットの最適解とも言わんばかりの、今の自分に全てがぶっ刺さる本当にずっと楽しい最高で最強のライブだった。
ファンの楽しみ方も自由、っていうのもユニゾンのライブに似ていて心地よかった。拳振り上げる人、ペンラ振る人、全力で飛ぶ人などなど。曲間に変に演者をイジるような声出しも無いのがすごく良い。中でも一番良かったのがフリコピ。これはユニットならではな気がする。YouTubeのショートとかでサビ部分のフリをアップしてくれているんだが、ライブのテンションで一緒にそれをやるのがめちゃくちゃ楽しい。自分はほとんどフリは覚えてなかったけど、見様見真似、身振り手振りで動かすだけでも本当に楽しかった。次回までにもう少し覚えて練習しておきたいところ。
あとは田淵さんも事前に強調していたフォーメーションダンスがとても良かった。今回は二階席という事もあり、ちょうど上から全員を見下ろせる形で、高いレベルの歌唱と個人ダンスをやりながら全体で魅せるフォーメーションも堪能出来た。どんだけ高いレベルのパフォーマンスやってんだ!?とちょっと混乱するレベルで情報量が多くてここでも驚かされた。
さて。セトリを見ながらライブの内容を振り返っていこう。
セトリは上記ツイートの画像。メンバー8人もいるし誰に注目するか目で追うの大変だなと思っていたが、ハイレベルなパフォーマンスを見せてくれるメンバーには勝手に目がいく。特に気になったのが稗田寧々さん。
一曲目から「かすかでたしか」をアカペラスタートというアレンジで、その先陣を切ったのが寧々さんだった。第一声の迫力にいきなり涙。これはヤバいライブになる…!と一瞬で分からせてくれた。その後もここぞというポイントで度々登場したり、寧々さんの歌唱から始まる楽曲も多く「これはまさかダイアローグの歌割りって実力主義?」と思っていたが、終演後友人に聴いたところまさにその通りだったらしくめちゃくちゃ納得した。
・歌割りはオーディション形式
・それを全部勝ち取るつもりで臨んでいる
そのスタンスがかっこよすぎる。稗田寧々さんはわりとおっとりしたイメージだったから、「青い炎」というか秘めた熱意がある負けず嫌いといった一面を知れたのがすごく良かった。音源で聴いていると歌割りってなんとなく流れていっちゃうから、今後はガッツリ聴き込んで行きたいと思った所存。こういう気付きがあるからライブ観に行くのがやめられない。
一曲目の「かすかでたしか」はミディアムテンポの楽曲だが、二曲目の「FU-TSU-TSU-KA I love you」以降はスイッチ全開フルスロットルという楽曲のオンパレード。耳心地の良いアップテンポの曲が続くから、ジェットコースターみたいな、とかおもちゃ箱をひっくり返したような、みたいな表現が似合う、普通のアーティストだったら終盤を感じさせるような展開がずっと続いてるのが凄かった。
今回のアルバムの中でもクールな楽曲に位置する「凍てついて秒速」と「これは訓練ではない」を中盤に続けて披露した展開は完全にロックバンド。アイドル声優ユニットなんて1ミリも感じさせないかっこよすぎる流れ。そしてこの流れから代表的な楽曲の一つである「おもいでしりとり」に繋ぐのがまた憎い。おそらくセトリに関してはプロデューサーの意見が取り入れられているのだと思うが、これだけアップテンポの楽曲が多い中、自然な繋ぎで名曲を差し込んでくれるのも非常に良い。
その後も「誰かじゃないから」「デネブとスピカ」「ユートピア学概論」など自分の好きな楽曲がどんどん聴ける。楽しさが止まらない。そんなこんなで気付いたらあっという間に19曲が終わっているというスピード感の凄い展開だった。
ここでもう一人メンバーのピックアップを。気になったというか元々注目していたのが守屋亨香さん。誰もがひと目見ればわかる、かわいいの権化。ダイアローグに関しては、長年楽曲は聴いて来たけど明確に推しという存在がいないままここまで来た。
その中でもずっと気になってたのが“きょんちゃん”こと守屋亨香さん。なんとなくかわいいな、おもしろい子だなってくらいの感じでラジオでの言動とかも好きだったから、つい先日発売された写真集もノリで買ってみたり。
あ、写真集めちゃくちゃ良かったです。女性声優の写真集を買ったのは数年ぶり。さまざまなバリエーションの表紙とか先行カットの水着とか、事前情報から期待してたけどやっぱりいい意味で裏切ってきた。かわいいモード全開かと思いきや、綺麗、美しい写真が多く息を呑む。個人的には水色のスカートでデコ出しの夏っぽい写真が一番刺さった。所謂妹属性ではあるけどしっかり大人の女性の年齢であることを思い知らされる内容でした。オタクはギャップに弱いのです。
はい、本題に戻ります。
体は小さいのに大きなダンス。小さな体でステージ全体を駆け回る姿から目が離せない。かわいい声なのにまっすぐ遠くまで通る歌唱。こんなに迫力ある歌い方をするんだと驚愕。そう、オタクはギャップに弱いのです。(二回目)
そして19曲ノンストップで披露したあとの今回のライブ唯一のきょんちゃんのMC。
子役時代もあり、こう見えて芸歴なんと16年。人生の半分以上を芸能界で過ごして来ている彼女のMCからはダイアローグに対するとても深い思い入れを感じられた。
真っ先にきょんちゃんが喋りだしたから、ライブどうでしたかー?楽しかったー?みたいな感じのMCを想像してたんだけどちょっとこのコメント良すぎてびっくりしたよね。冒頭では「周りの人への感謝を忘れない」という事を常に念頭に置いて活動してきたとも話していて、こんなに芯のある素晴らしい人だったんだと号泣。明確にきょんちゃん推しになりました。好きです。
自分はプリキュアオタクでもあるんだが、来年のプリキュアにきょんちゃんが抜擢されたらどうしよう。そんな奇跡があったら嬉しいな。守屋亨香さんがプリキュアになりますように!!!!
めっちゃ良い話してたのにまた脱線しました。話を戻します。そしてここから20曲目の「流星群の向こうへ」に繋がる。
きょんちゃんの「私たちを信じて欲しい」というMCと「僕ら信じて走ってきた」という歌詞がリンクしてもう涙腺が崩壊。
今回のアルバムで一番好きな曲が一番最高の曲順で一番最高のタイミングで披露されて、でも泣きすぎてみんなのパフォーマンスは全然目に映ってなくて、記憶も曖昧で、なんか半分放心状態で聴いてたよね。そしてこの次に「はじめてのかくめい!」でぶち上げて本編終了。
アンコールは一曲。聴きたかった「好きだよ、好き」が聴けてもう最後の最後まで感情大爆発。この楽曲はとてもシンプルな歌詞なんだけど応援歌というか自分で自分を鼓舞するようなメッセージ性があるように思えてすごく好き。
他のアーティストでもライブで聴いて好きになる曲ってのはよくあるんだけど、元々好きな曲ばっかりだからさらに好きになったし、これからもどんどんライブで色んな楽曲を聴いて行きたいと思った。
全曲解説も出来ていないし、メンバーに関しても二人しか触れられていないけど、どの曲もどのメンバーもキラキラ輝いて本当に素晴らしかった。時間をかけてでも一人一人みんなの良いところ凄いところを見つけて行きたい。はじめてのダイアローグがこのライブで良かった!
で、実はもう次のライブのチケットは取ってある。次は2/2の大宮。約一ヶ月後。楽しみすぎる。今回のライブで新たに発表された3/30のライブも絶対に行きたい。
最後に。
ユニゾンスクエアガーデンが好きで声優オタクという人がいたら、絶対に楽しめるライブなので是非参加してみて欲しい。逆に、ダイアローグのライブが好きな人は絶対にユニゾンスクエアガーデンのライブも楽しめるから絶対に参加して欲しい。
まとまりのない長文を最後まで読んで頂きありがとうございました。