誰でも象使いになれる!?非日常を味わおう!
持っていたらほぼ間違いなく「なにそれ?」といわれる称号、象使い。 今回はそんな象使いについて紹介していこうと思います!
1,そもそも象使いってなんなの?
簡潔に言うと、誰でも取れる「資格」です。免許みたいな感じ。取得場所として人気があるのはタイやラオス、カンボジアなどのようです。私はタイにてこの資格を取ったので、その時の話をメインに書いていきます。
2,修行場所とコース
今回修行のために訪れたのはチェンマイにある「タイ・エレファント・ホーム」。カレン族が象の保護を目的として経営している場所です。
私はじっくり楽しみたいと思っていたので2泊3日コースを選びました。山の中での生活や現地のご飯も味わうことができたのはよかったのですが、なかなかに自然感あふれる部屋が用意されているので虫が苦手な方にはあまりお勧めできないかもしれません。。。そんな人には半日コースがおススメかなと思います!(もちろん資格もしっかり取れます。)
前置きはこのくらいにして、さっそく活動内容を紹介したいと思います!
3,アクティビティ
現地に着いてパートナーとなるゾウを選んだらさっそく活動開始です!「行ったすべての活動を紹介します!」と言いたいところですが、2泊3日分は多すぎるので、特に印象に残ったものを4つほど挙げていこうと思います。
<ゾウに慣れよう ゾウ乗り散歩>
ゾウ使いの基本中の基本、これができなければ象使いとは言えないでしょう。現地の象使いに習った「象語」を使ってゾウとコミュニケーションをとりながら散歩をします。
簡単そうに見えて意外と辛いんですね~これが。何せ普段使わない筋肉をフル活躍させるもんですから、一回の散歩でもうヘトヘトです。しかし、慣れてくるとコツがわかってきてあまり疲れなくなってくるので、一番自分の成長が感じられる活動でもあります。
<象語の例>
座れ マップロン
立て ルック
進め バァイ
止まれ ハウ
曲がれ ベン (曲がりたい方向と逆方向のゾウ耳を押さえる)
↑ゾウの上からの一枚。バナナをねだっています
<ゾウさんをお掃除 泥パック>
乗せてくれたゾウへのおかえし。半日コースでもできる活動の一つでもあります。
実は、遊んでいるようなこの活動にも大切な役割があります。それはゾウの体に付くダニや寄生虫の殺菌です。泥浴びをすることでゾウは自らのからだをきれいにしているんですね。その他水浴びなどもきちんと意味があってやっているのだそうです。詳しくはこちらのサイトにまとめてあります。
<小ゾウに会える!?ナーサリー>
ただただ癒しな活動ですね。エレファントホームから少し離れたところにある保育所(ナーサリー)を訪問して小ゾウに会いに行きます。小ゾウといってもパワーはめちゃくちゃ強いですがじゃれついてくるのがとても可愛いです! ちなみにこの記事のサムネイルは小ゾウsの写真です。
<ゾウの餌やり&糞掃除>
これは宿泊しないと行えない貴重な活動です。まだ日が昇らない朝にゾウの糞掃除をするというのは、なかなか体験できることではありませんよね?
このように、ゾウの生活に合わせて生活するのはとても気持ちがよかったです。余裕があればぜひ宿泊して行ってほしい活動ですね。
4,象使いの負の歴史
このように魅力に溢れている象使いですが、その陰には「ゾウへの虐待」が潜んでいることが多々あります。
過剰な労働で身体的にも精神的にも限界を迎えているゾウをかぎ針付きの棒で叩く調教師。こんな光景は今でも世界各地で見られ問題となっています。
背にかごを乗せることも、本来の生息地でない市街のアスファルトの上を歩くこともゾウ達にとってはただの苦痛なのです。
今回紹介した「タイエレファントホーム」はそのようなゾウ達を助ける取り組みを行っています。象使いの資格を取る際は、ただ楽しむだけでなくゾウの置かれている状況を知ることが大事なのです。
5,まとめ
いかがでしたでしょうか?
なんとなくでも象使いというものや現在のゾウの置かれている現状がわかってもらえたら幸いです。
もしタイなどに行って象使いを体験する機会があったなら、本当にゾウを保護できている施設なのかを確かめてから楽しんで欲しいと思います。
参照したサイト
サニクリーン 「ゾウが水浴びをする理由」https://www.sanikleen.co.jp/waterserver/column/1848.html
Thai Elephant Home 公式サイト https://thaielephanthomejp.com/
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