棋譜添削 対右四間飛車

棋譜はこちら↓


35手目

ここで69飛と回ったのは6筋から捌こうといった意図でしょうか。
それなら56銀の一手を入れてから回りたかったです。
本譜の進行だと87歩と打たされてしまったのがマイナス点ですね。

6筋に回るのも打開方法の一つではありますがやはり8筋を逆襲される筋が生まれてしまうので
8筋に飛車を構えたまま局面を打開する方法も身に付けていけると良いのかなあと思いました。

ちなみにここは51角の隙があったそうです。(自分は気付きませんでした!笑)


47手目

終始良いところが無かったのように言われていましたがここら辺は普通に優勢だったと思います!

馬を作ったこの局面、方針をどう考えていけば良いのでしょうか。

大駒を成り込んだら大駒を活かして攻めを繋いでいくのが基本。この局面では馬の活用を真っ先に考えたかったですね!

89飛車は狙いは分かりますが、飛車が捌けるまでに流石に時間がかかりすぎます。
47手目、もしくは51手目の局面で73馬の一手でした!

73馬で銀取りと香車取りが同時に受からない。
馬や龍を作ったら、それを使って駒得を狙うのが基本。


61手目

技を食らってしまったこの局面ですが、飛車を取られることよりも駒の損得を最小限に抑えることが大事です。
ここは59飛の一手で、飛車は取られますが駒の損得的にはまだまだの勝負。

駒を一方的に取られながら大駒を成られる手は大体厳しいです。

ここで粘れるかどうかが本譜での最後の分かれ目だったように感じました!


 馬や龍を作ったらすぐに馬を活用する手順を考える。
今後も似たような局面が出てきたらぜひ意識してみてください!

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