棋譜添削10 KKS

棋譜はこちら↓
https://shogiwars.heroz.jp/games/presto300-PinkDice112-20230707_004602

53手目

飛車も追いやった局面ですがハッキリ有利の局面ですね!
ここでのテーマは
・飛車の活用
・馬を活かした攻め

です。

相手陣はまだまだ堅いのでじっくりと攻めのプランを考えていきましょう。
本譜は66歩と打ったのですがこれはもったいなかったです。
相手に66歩と打たれて金銀交換になるのを嫌ったのかなと思いますが、むしろ攻めに使いたい一歩でした。

66歩に代えて63歩

これが手筋の垂れ歩で、61歩と受けてくれば66歩打ちの筋も無くなりますし、相手の飛車の利きも止まります。
 敵陣に馬や龍を作った時はこのような垂れ歩を常に狙っていきたいです。

66歩打ちの筋が気になるなら88飛と回っておくのも有力です。


こうすれば66歩にも68金と引く余地が出来ているので大丈夫です。

57手目26歩~27銀

基本的な考えですが、「美濃囲いは平たい陣形のままのほうが堅い」です。
26歩のように盛り上がってしまうと逆にそこが争点になってしまうんですね。
例えばここから24歩、21飛のように玉頭に狙いを付けて来られると嫌味だったかなと思います。


25歩同歩24歩のような継ぎ歩攻めが厳しい。

他の棋譜でも確か見かけたので、桂跳ねに対して歩を突くのが癖?のようになってる気がします。
少なくとも玉方面ではやらないほうが良いかなと思います。

銀冠に組む数手を攻めに回していけば本譜より良い形になったかなと思います!
端攻めは怖いですがガッツリ受けるというよりは、適度にいなして左側の金銀ゾーンに逃げ込むイメージで。


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