フェンリルガモンと愉快な仲間たちと僕
⚠️当記事は約半年をフェンリルガモンとたわむれ続けたへっぽこテイマーの記録となっております。ご注意ください。
こんにちは、日本のオーストラリアの右のほうでテイマーをしている小麦というものです。
今年6月にBT14 BLAST ACEが発売されて以降、テイマーバトル、エボカ、そして先日のチャンピオンシップまでひたすら擦り続けた愛機フェンリルガモンデッキ。
エボカ初めてのベスト8入りやCS2次予選まで連れていってくれました。
色んな方がnoteを執筆をしているのを見て自分の思考を言語化するがてら
記録に残してみようと思った次第です。
1.フェンリルガモンデッキとは
さて、本題。
知ってるよンなコトォ!って方は読み飛ばしてください。
アルティメットカップ時にこそ一定のシェアを得ていたフェンリルガモンデッキ。
しかしアニマルコロシアム発売、エクシードアポカリプス発売と環境が進む事に立場が悪くなり制限改定を経て、現在は環境中位という扱いになりつつあります(アナ少の規制回避本当にありがとう)。
デッキのコンセプトとしては大量の横展開から永住瑛士とマインドリンクしたフェンリルガモンの連携連続アタックでOTKを狙っていく、というもの。
最大の特徴はその展開力とルール改変効果、1体順当進化させるだけで横に4匹のわんにゃんやティラノモンが並び立ちます。
そしてなんと言ってもルール改変、相手のメモリゲージを2つほど拝借します。これがあまりにも無法、しかしながらフェンリルガモンがセキュリティオプション等で消滅してしまったら即ターン終了、となりかねない諸刃の剣でもあるのです。
横展開の類似デッキとしてアヌビモンが挙げられますがあちらとの差別化ポイントとしては
「除去範囲」
「蘇生範囲」
「最大DP」
が挙げられます。しかしながらこの際ハッキリ申し上げますと現エクシードアポカリプス環境でアヌビモンではなくフェンリルガモンをあえて選択する理由はありません。現環境は大人しくアヌビモンを握った方が勝率が高いのです。
とはいえそれは現環境での話、環境次第では復権もありうるデッキだと思っています。
2.デッキレシピ
現状のリストはこのようになっています。
こちらはCS2次予選で使用したリスト。
大きくわけて仮想敵は3つ
アポカリ
アヌビ
青ガルル
です。他のデッキを対策してる余裕はないというのが正直なところではありますが
彼らの活躍により多くのデッキには対応できるはずです。そもそものデッキパワーはかなり高いのですから。
3.採用カードについて
他で見るリストであんまり採用が見られないのはこの辺り
結局3コスト進化だとしても2ドロー2捨ては優秀だという話、1返しからでもヘルガルモンに繋げるのはBT15ルガルモンやドーベルモンX抗体でも可能ですが、ヘルガルモン以外の任意のカードを捨てていける2捨ての方が助かる場面も多い。
もっと採用された方がいいと思うカード。登場3コストではあるものの優秀なサーチ範囲を持ち、ブラックテイルモンを蘇生したタイミングでメモリー+をすることが可能とかなり相性がいい。隙あらば採用している
進化するだけでドローを回せて、進化元効果も瑛士に反応しない点を除けばほぼBT14ルガルモンと同じ、パワーが5000以下なところがルインに弱かったりするが6000あっても別に解決はしないので気にはならない。
この辺りのパーツを柔軟に組み替えながら自分だけの愉快な仲間たちを結成しよう!
4.仮想敵への対策と相性
環境を跋扈するやつらとの相性は別にそこまで良くないのが正直なところ、ここでは特に現環境で三強と言われているであろう仮想敵のデッキとの相性なんかについてお話しようと思います。
「アポカリモン」 不利
相手のアポカリが何を敷くかによりますが一貫して
\コンニチハ/
こいつが効きます(説明不要)
デスクロウを引かれない(お祈り)打たせない(面処理最優先)プレイングが何よりも大事
もしアポカリモンが顕現してしまうと
・クレニアムモン敷のときは犬猿の凶弾
・ホリドラ敷のときはグラウモンでSA+1をつけて無理やり突破
とケースバイケースに対応が求められますが返しのターンに2体目顕現で手詰まりとなり負けてしまいがちです(*)。マーシフルに紫と黒はハブられているので本当に辛い相手。ズワルト経由すればなれない訳では無い。
肥やしがもたついてくれないとピエメタシーを差したアポカリで止まってしまいほぼ勝てず。フェンリルの弱点である進化時に除去がないところがモロに出る相手です。
(*)破棄がアシストになると思われがちですがOTKできないなら第2のアポカリでフェンリルを処理され次のターンは育成がおらずでアポカリに2ターン居座られて終わりですorz
逆にピエメタシー差しじゃないならそこしか走るチャンスは無い。
体感だとしょうりつ20%
「アヌビモン」 微不利-五分
BT14のルガモン、ルガルモンの進化元効果は強制効果のためガジモンがいる状況で誘発させてしまうのが非常にディスアド、基本的には後出しジャンケンを決めていきたいところ。相手はメルヴァを失うとブロッカーが無くなる上、盾もそれほど強くないのでフェンリルのアタック時効果で処理しながら2回連携で攻めたい。なので序中盤でヘルガやティラノで1点殴っておきたいのがポイント。デクスモンがいると楽なこともしばしば。
こっちがモタつきさえしなければ勝負にはなるので目指せしょうりつ50%
ルインモードはフェンリル2大即詰みカードの1枚(もう1枚は紅焔)
こいつに犬猿を当ててもいいことは無いが当てないともっと酷いことになる。
頑張っても育成のルガルモンを使ったヘルガでのアヌビ除去からターン取り返して犬猿でルインを取るまでしかできない。次のアヌビをツモってないことを祈ろう。
「青ガルル」 五分-微有利
お互いの引きにかなり左右される対面
今回のメイン対策は
ソルガルで道連れブロッカーを供給しDP8000でアタックしたら道連れされる状況にしてリーサルをずらす。
ワンターンでキルできないならこちらが先に走る機会も来るし、中途半端に走ればヘルガで狩り取り先に育成を回してショット、最悪犬猿を祈ることも可能と効果消滅耐性が無いというガルルの弱点をついて行くのが板。
1人回ししてる分にはしょうりつ60%、上手いガルル使いとどこまでやれるかはまだデータ不足。そして最大の問題は
…BT15メタルガルルモンを出されるとかなり苦しい、対策カードは存在するが現状のリストには不採用なのだ(枠に余裕がなかった)
5.デッキの使い方あれこれ
環境デッキ相手に意識する立ち回りはいいとしてそもそもどうやって扱うのヨ!とお思いでしょう。
これは皆さんご存知ですね。必要メモリは9、メモリプラスが4、進化コスト軽減が2、フェンリルが相手のメモリを2拝借して合計8メモリ誤魔化すことで1返しからリーサルができる黄金ルートです。火力としては相手の盤面があれば6点+顔、なくてもブラックテイルモンとキメラモン両方が揃えば相手の盤面に依存せずに5点+顔となります。もう多くの人は対策として盤面を開けてターンを返してくるので、序中盤で1点入れておくと4点+顔がリーサル条件となり、この条件は相手の盤面に依存しないため達成しやすく勝ちに近づくでしょう。
基本的にこのパターンに持ち込むことを目指します。
序中盤
まずは舞台を整えます。必要なものは
育成ルガモン
手札にルガルモン、ソルガルモン、フェンリルガモン
手札orトラッシュに永住瑛士
トラッシュに3枚以上のLv.3、4の魔獣型/SoC
手札にキメラモンorトラッシュにBテイルモン
場にトレーニングor望月芽心×2(要Bテイルモン)
となります、多いな。
そしてそれらパーツを集めてくれるのが
彼らです。序中盤は彼らに頼りっきりになるので彼らがどこまであるかもマリガンのひとつの基準となります。
・アナログの少年
パーツアツメルズのリーダー、3枚見てデジモンを回収、残りを破棄。
瑛士はトラッシュ送りで問題ない上、蘇生組の用意も兼ねることが出来る宇宙最強のサーチ。
キメラモンと仲良しなのもGood
・ウィズダム・トレーニング
パーツアツメルズサブリーダー、2枚見て紫のカードを回収、残りはボトム。
瑛士に触れる点がGood、払った2コストは全額キャッシュバックとコスパに小宇宙を感じる宇宙最強のサーチ。
・望月芽心
パーツアツメルズの紅一点、ジェネリックアナ少の役割をこなし、Bテイルモンの登場時には1メモリ拾ってくる宇宙最強のサーチ。
キメラモンと仲が悪いのだけが惜しい。
・ガルルモンX抗体
パーツアツメルズ期待のニューフェイス、ルガモンから進化して、2枚捨てる時にヘルガルモンも捨てると進化ドロー2回、2ドロー2回で計6ドロー2~5捨て+ルガモン回収の超エンジン。6コストかかるものの1返しから使える上、ルガモン+瑛士があれば2メモリキャッシュバック、思ったより安く済みます。場合によっては1ターン目に使ったトレーニングから始めることでターンが残ることもあるので初手トレーニングの場合は要検討。
また、トラッシュに何もない状態からティラノモンとソルガルモンを捨てることでティラノモンでサーチを回す動きも可能とかなり器用。
・ティラノモン
パーツアツメルズのルーキー、SoC持ちのデジモンとテイマーをサーチし、サーチ成功すれば1枚捨てる効果を持つ。
4枚捲りで瑛士に触れるのは重要なアイデンティティ。
マーヴィン・ジャクソンを採用した構築なんかだとかなり重要なサーチに。ブロッカーがあるのもありがたいところで、生き残ればヘルガの進化元にもなれる案外器用なヤツ。サーチが登場時限定で少し融通が効かない時もあるのはご愛嬌。
・ヘルガルモン
パーツアツメルズ最高顧問、なんか除去までするしアナ少と仲良いしでもうめちゃくちゃ、7コストオプション感覚でぽん投げしてもよし。
3コスト進化して1点セキュリティ詰める。
その後ターン終了時進化元から瑛士が登場してルガモンとルガルモンの進化元効果でメモリ+2。
ヘルガルモンが自壊してルガモン回収と2ドローして除去飛ばしながらアナ少でメモリ+1。
ついでに育成孵化ルガモン進化次弾装填。
普通に宇宙猫案件である。
あとはメモブなんかも候補にあがりますが、ヴァイオレットは4枚めくるのに瑛士に触れない、ミストはハンドに来るカードをコントロール出来ないため個人的にはナシ寄りの選択。
マリガン
これらを踏まえてマリガンを考えていきます。
初手の評価としては
・単体で機能するもの
・ルガモン
・組み合わさればめちゃくちゃ強いコンビ
がどれだけあるかです。具体的には、
①アナ少、トレーニング、芽心、ティラノが計3枚
②Lv.3+アナ少orトレーニング+①いずれか1枚
③ルガモン+①いずれか1枚
④ルガモン+Lv.4+ヘルガルモン
この4種類いずれかに該当すれば残りの手札が渋くない限り基本的にはキープで良いでしょう。①には届かず2枚の時は先行ならマリガン、後攻ならキープ。
これらを基準に残りの手札の質を見て最終的な判断をします。
基準としてはLv.4があると良し。ヘルガ無しのガルルXは要注意。
ソルガル、フェンリル、瑛士、犬猿は1枚ずつまでなら良し。2枚ダブったならマリガン要検討。
ぐらい見てればOKです。
サーチの優先度
さぁ対戦開始です。前述の通りサーチを回していきますが、サーチを打つ優先度は使ってもターンが渡らないものの中から
1枚目のアナ少
1枚目のトレーニング
2枚目以降のトレーニング
望月芽心
2枚目以降のアナ少
ティラノモン
の順に優先して打ちます。ヘルガルモンで宇宙猫をするためにはアナ少が必要なため最優先。しかしガルルXからヘルガルート使用時のコスト軽減や、グラウモンを挟んでフェンリルになる時は、トレーニングが2枚必要になってくるので優先的に使って行きます。
回収の優先度はまだ持ってないパーツで採用枚数が少ない方から素直に拾っていけばOKです。ヘルガルモン進化でドローや盤面除去をすることが多いので悩んだらLv.4を拾えば良しです。
6.BEGINNING OBSERVERの新規カード考察
本note執筆開始時点ではここまでの予定だったのですが、このnoteを書くと宣言してから2週間ほど、のんびりしてたら新規の情報が出てきてしまいました。
そこで遅くなったお詫びもかねて、簡単ではありますが採用できそうな新規についての見解を述べていきたいと思います。
ヘルガルモン
個人的評価☆☆☆★★
・特殊進化獲得!
エアドラモンから進化がつながるようになったのは大きいですね。
・相手が単騎ならLv.7も処理できる任意発動の除去効果!
相手ターンに強い圧をかけることができてブラスト進化の択も取れるのはかなりの強み。
・瑛士とマインドリンクで道連れブロッカー!
消滅と同時に進化元のルガモンと瑛士に分離できるのはシンプルに強い。
相手ターン終了時に除去を可能にしたヘルガルモン。受動的な除去である点、デッキの回転は助けてくれない点が個人的に評価を下げるポイントではありますが、あれこれする前にメタデジモンの処理ができるのは明確な強みでしょう。アポカリ相手にクレニアムモン敷きを強要できるのもGood
ソルガルモン
個人的評価☆☆☆☆★
・特殊進化獲得!
逆にただの魔獣型からの進化コストが重たくなるのは考え物。
・瑛士を必要としない蘇生効果!
こちらも範囲はSoCのみである点に注意が必要。
・フェンリルガモンにタダ進化!
能動的に消滅を狙えるギミックと組み合わせるとなおよし。
手札2枚破棄とハンドのロスが凄まじいがそれを考慮しても強力な効果を持つデジモン。無料進化するためにはSoCが消滅する必要がありますが、主な手段としては、
アリスマッコイで消滅
グラウモンで消滅
ヘルガルモンで自壊
デモンズディザスター等オプションのコスト
が挙げられます。既存のソルガルモンと比べ、メモリ回復効果も失っているため可能な限り使用メモリも少ない方がよいが…
九狼城の魔狼
個人的評価☆★★★★
・待望のSoC専用サーチカード!
しかし回収方法はこのカード自身かBT15メガドラモン、ウィズダムトレーニングぐらいなものです。
サーチ効果も微劣化ティラノモンで、使用すると手札が一枚減ってしまう。
サーチカードはそれを使うことでターン終了することが多いため、このカードの手札破棄をトリガーにしてバウモンで進化するのは得策とはいいがたいでしょう。
盤面に自分のデジモンがいるなら同じコストでガルルXに進化できる時点でガルルXでええんじゃ!になります。
また、ディレイ効果も現状では現実的に蘇生対象になりうるカードが瑛士とティラノモンぐらいなものなのでディレイ効果自体も弱く感じます。
なお速攻を持てるルガモンなんかが来ると評価は一転する予感…
今後に期待な1枚。
ドーベルモン
個人的評価☆☆☆★★
・誰にでもブロッカー付与!
しかもここからドーベルモンX抗体に進化すれば道連れまで付与可能。
進化元効果も使いやすく採用した型はぜひ検討してみたいものです。
前のターンのティラノモンをBT16ヘルガルモンに進化、4コストドーベルモン登場で道連れブロッカ―化させても十分強い。
しかしBT16のSoC新規はSoCで固めることを前提にしている節があるのでそこの噛み合わせは悪いかもしれない。
そして最後にもう一枚ご紹介
???「バウモンをもう一度…ルガモンに進化だ…」
???「でもただのルガモンじゃねぇぞ」
???「何度でも心の強さで立ち上がり前に進む…ド級のルガモン…」
ドルガモンだ!!
個人的評価☆☆☆☆★
通常使う分にはさほど相性が良いわけではないが、衝突持ちSoCという点を活かすことのできるカード。サーチ自体がしやすいのは間違いなくメリット。
育成エリアにドルガモンを用意した状態でBT16ヘルガルモンを場に、相手ターン終了時にヘルガルモンが自壊してルガモンと瑛士に分離
その後ルガモンをBT16ソルガルモンに進化してから、ドルガモンでアタックし衝突。
ブロックされバトルに負けたドルガモンの消滅によりソルガルモンが0コストでフェンリルガモンに進化。
といった動きが狙えるカード。特に対アポカリモンで道連れブロッカ―を空打ちさせることができるため、その真価を発揮する。
なお衝突の「相手は可能ならばブロックする」のテキストが相手のデジモンに与える効果ではなく相手プレイヤーに与える効果であることが前提となる。(要運営問合せ)
一方で対アヌビモンではアヌビモンの効果で①メルヴァモン登場と②メルヴァモンに釣り上げられたデジモンで2回アヌビモンの効果が誘発するためヘルガルモンどころかルガモンまで刈り取られてしまいます。難しい。
7.さいごに
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。普段文章なんて書かない上にnoteを書くのも初めてだったので読みにくいことこの上ない記事になってしまったかと思います…本当に申し訳ないです。
この記事に誤字脱字およびご質問や、こんな相性いいカードあるぞ!!!がありましたら、
X(旧Twitter)@komugikokoaまでよろしくお願いします。
自慢げにエボカ2位!2次予選4位!と掲げてはいますが、僕みたいな下手くそが乗り手じゃなかったらもっといい成績がとれていた、そんなポテンシャルを持ったデジモンであると思います。
これからもどんどん強化が期待されるデッキでもあるので、今後どんな新規がもらえるのか、ワクワクが止まりません。
もし、この記事を見てフェンリルガモンデッキに少しでも興味が出たのならぜひとも組んで、ド派手な効果でド派手なバトルを楽しんで下さい!!