少子化考2「少子化っていうけど日本の1億人は多すぎるし世界の人口は爆発してる」
前記事、少子化考1「子供を産まない勝手な人のせいで少子化になる」という風潮こそが少子化を招いている話」の続き。
ねえ少子化って何が問題なの
そもそも少子化って何が問題なの?という話。
→少子高齢化:人口バランスの崩れによる高齢者を下支えできなくなる現状の問題
→人口減少:人口不足(出生率<死亡率)による社会経済規模の維持の困難、国力低下の将来的な問題
の2つに大きく分類します。とりあえず少子化って問題だよね?ってふんわりした空気感あると思うんですが、
まって、
「なんで少ない人口推移に合わせた社会システムを構築しない?」って話。
少子化が問題だと言われるけど根幹は「現出生率に見合った制度で社会を回せてない事」じゃない?
古き良き年金制度なんかその最たるもの。ベビーブームで爆発的に増えた層が高齢者になった今それを支える出生率なんて叩き出せる訳ない。誰もいま人間が5人も10人も産めると思わないよね。なら少子化は当然のあるべき現象じゃん。
社会に人間を合わせていく気?
「社会」は「人間」が快適に生きるために人間が作った枠組みで、個人が自己実現するためのもの。
出生率が低くなって制度がうまく回らないからって、その「枠組み」に「人間」の方が寄せていくなど本末転倒。
戦中戦後に作った制度が崩壊する!大変!ってそりゃそうです。戦後モデルが今のライフスタイルに合うわけない。むしろなんでそれで行けると思った??
日本において1億人の人口は多すぎるし、世界において80億人は多すぎる
もともと日本社会において1億人オーバーの現在は人口多すぎるってずっと言われています。
日本の人口は6000万人へ。まもなくやってくる「多死時代」の幕開け(荒川和久)
世界的に見ても人口爆発は深刻で、私が習ったはずの世界の人口は50億人→80億人になった。この11年間で10億人増えたらしい。
どう考えても人口増加のしわ寄せを被っている我々世代
現在の少子高齢化も年金崩壊もどう考えてもベビーブームの負の遺産。現状、子が少ないよりも高齢者が多すぎる。10人兄弟とか多産時代の層がいなくなったらそこそこ人口適正化するんじゃないの?と思う。
人口はおそらく大幅な『増』も『減』も良くない。結果増えた時期のしわ寄せを我々世代はいま被っている。その波が落ち着くラインを探し適正な人口規模に社会を合わせて行くしかない。
コンパクトシティとは?日本の成功事例と失敗例、今後の課題を解説 - SDGsメディア『Spaceship Earth(スペースシップ・アース)』
日本を始め先進国は人口増加の後のフェーズにいる。「どの程度の人口で推移させ社会を維持するか」のモデルを示さなければならない。
「出生率を上げよう」というワードの危うさ、尊厳の軽視については次話。
→つづく
少子化考3「「誰も少子化のために産んでないし、私もお国のために産むような借りはない」
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