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ならまちの銀杏の樹

猿沢池から歩いて数分、『ならまち』への入口、
ならまち大通り沿いに、その銀杏の樹はあります。
刈り込んだ訳でもないのに、とても丸くてきれいだったので、
思わず足を止めて、じっくり観察しました。

近くから見ると、こんな感じです。

樹齢も経ているようで、所々に瘤が垂れ下がっています。
「乳根(ちちね)」と呼ぶようで、
確か、昔話にもなっていましたね。

結構大きいです、近くに幾つもあります。

樹を真下から見上げると、いくつもの枝が元気に伸びています。

青空だったのですが・・・繁った葉で隠されてました。

見上げたすぐそこに、シダの仲間が貼り付いていました。
調べてみると『寄生植物』ではなくて、『着生植物』と呼ぶようで、
寄生しているのではなくて、単に場所を借りているだけだそうです。
銀杏に頼らず、ちゃんと自力で、水や栄養を確保している植物なのです。

風で飛んできた胞子が、良い場所を見つけたと言う事です。

その銀杏の樹の、幹の下の辺りに葉っぱだけ出てきてます。
おまけに、気が早くて、もう紅葉していました。

手の届く辺りにありました。

先週、見てきたばかりなので、
『ならまち』にお越しの節は、是非、会いに行ってください。
大通りを大乗院庭園の方面に歩くとすぐ判りますよ。
いたって標準的な銀杏の樹かもしれませんが、青空を背景に
解放された雰囲気が、なんか良かったです。

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