仮面をつけて、踏み出せ一歩。 【 #仮面おゆうぎ会 】
いつか小説を書いてみたいなってぼんやり思っていました。
だけど、それなりに知っているひとが増えた大麦アカウントで発表(なんて盛大なものでもないんだけど)するのって、いまいち勇気が出ない。エッセイだってそんなに書かないし。
わかってるよ。だれもバカにしたりしないこと。それでも最初の一歩が踏み出せなかった。
一度、井伏鱒二「山椒魚」の続編を自分で書くなら、という小説をアップしたことはありました。が、これは大学の課題だったもの。文体も井伏鱒二を真似しています。
さて、そんな時に仮面おゆうぎ会が始まりました。
だいたい、noteの記事のスキの数って、アカウントの大きさとか、誰が書いたか、とかに依存する部分が大きいじゃないですか。
だから、今回はそれを見えなくして、誰が書いたかわからない状態で、「文章のみ」をこのアカウントに投稿していくという、そういう実験みたいなことをしてみようと思ったわけです。
(上記note引用)
これは、わたしにとって大チャンス!
だって仮面をつけての投稿だもの。万が一ずっこけたりしても仮面をつけたままでいればいいんだし。うんうん。そうだ、そうしよう。
とりあえず書いてみよう。
…とりあえず、書いて……
………
え、待って。
小説って、なにから書くの?
分かってはいたけれど「やってみたい」と「やってみた」ってこんなにも差があるんですね。びっくりしました、全然キーボードを叩く手が進まなくて。
今回小説を書こうとしたことによって、改めて小説を書くひとの凄さを思い知りました。いや、すごい。
応募作品は応募順に公開されたわけですが、短期間でこの作品を書いたの?という驚きもありました。仮面を外した(正体を明かした)記事を読むと、ストックがあった方もいれば、期間内に書き下ろしたという方もいて、お口ぽか〜んですよ。もうだめ。すごすぎて語彙力なくなる。
あとまっさらな気持ちで小説と向き合えた気がしてそれも嬉しかったです。作者不詳のまま小説を読むなんてそんな機会なかなか無いですからね。
そうだ、小説ってこんなにも面白いものだった。
って、こう書いてしまうと応募を諦めたみたいですね。
いえいえ、わたしもこのチャンスを逃す気はありません。
キーボードが進まないなりに、少しずつ書き進めていきました。応募期間に間に合わなかったらどうしようと焦りつつ、無事に締切前日に完成。
仮面おゆうぎ会で、はじめてのオリジナル小説公開となりました。
反省点はあります。
それでも小説を一本書き上げて公開できた喜びの方がずっとずっとずーっと大きいです。やったー!書いたよ!公開できたよ!
仮面を外そうと思えたのは、みなさんの感想のおかげです。
初めての小説にこんなに感想を貰えたのはこの企画だったからこそだなあって思います。ラッキーでした。感想を見るたびににやにやして小躍りしてましたもん。嬉しくて胸がいっぱいで、参加賞にしては勿体無いくらいの言葉をいっぱい受け取りました。ありがとうございました。幸せいっぱいです!
企画者のるいすさんへ。
わたしにとって仮面は、チャレンジする勇気でした。この企画で大きな一歩を踏み出せたと思っています。本当に、素敵な企画をありがとうございました!
はい!というわけで『多角形の月』は大麦でした〜!
予想が当たったのは笹さんくらいかな?(悔しい)
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