足が動かなくなった。
右の鼠蹊部あたりをマッサージボールでゴリゴリしてたら、ついうとうと。自重でゴリゴリしていたもんだから、神経を圧迫してしまったようで、ものの30分で右足がしびれて動かなくなった。
生まれてこの方、骨折も怪我もしたことない、大病にもかかったことのない自分にとって、衝撃的な事件。
右大腿神経麻痺
しかも調べても良くなる可能性が高いけど、良くなるかどうかはわからない。
病院を受診してみたが
珍しいことらしくて、はっきりしたことは言えないと言われた。
そう思って、今絶望に暮れているのである。
しかし、別の側面で考えてみれば、こんな経験は今までないわけで、別の視点から世の中を見ることができるとも言える。
例えば、身障者トイレって神のような使い心地だな、とか、車椅子移動の時の世界の見え方とか、足が不自由な中炎天下歩くのがどれだけ大変か、とか至る所に手すりがあったらいいのに、って思うこととか。
日頃病気の方とコミュニケーションをとっている自分にとって、そういう視点の変化は貴重な経験と言える。
とは言っても、もっと重い病態の人もたくさんいるわけなので、これで全てわかった気になるわけにはいかないが。
1番感じたのは、
車がないとどこにも出かけられないこと。
もちろん公共交通機関もあるけれど、体力や転倒の危険を考えると、ハードルが高い。
逆に言うと、車があるからこそ、身障者の世界は広がるのかもしれないな、と思った。テクノロジーってこう言うところに意味があるんだな、と。
今はまぁ車持ちでもないし、足があれなのでタクシーに乗るしかないのだが、自動運転の時代が来れば、またそう言う方々にも世界が広がるのかな、と愚考したのである。
普段自分が普通にこなしていることでも、できなくなることがあって、そうなったときに限界はあれどどこまで、どうやって社会がサポートできるか、示唆に富んだいい経験である。
しかし、
いつ動くようになるのだろう。。。
しばらくは本を読む生活が続く、、、