子どもをめぐる大人同士のコミュニケーションの悩ましさ
一昨日は久々に妻が落ち込んでいたので、「どうしたのー??」と話を聞いてみた。
どうやら、日中公園で息子と遊んでいた時の出来事が腑に落ちなかったらしい。
何があったかというと、ママ友の一人が公園にいたのだけど、息子が持っていたボールをママ友の子どもが貸して欲しいおねだりしたみたい。よくあることなので、妻と息子はボールを貸してあげ、他の遊びに没頭していたようだ。ここまでは良かったみたい・・・
この先の出来事なのですが、貸したボールをママ友が他の子どもに又貸しをしてしまったよう。
そして、息子の所に中々ボールが返ってこなかったとのことだ。
私の妻は「貸したボールを他の人に貸し、中々返ってこない。返してもらう時もお詫びがなかった」と、「自分だったらお詫びくらいするのに!」と納得していない様子だった。
私も妻ほどでは無いが、休みの日に公園に行ったりすると、子ども同士のつながりから、他のお父さんお母さんと接する機会もある。妻の出来事も理解できるが、「自分の子どものことで精一杯だし、他人との付き合いに関する価値観も十人十色なのだ」。
先日も公園の滑り台で遊んでいた時、とっても迷った事がありました。
この時、私は相手方の親に笑顔で笑いかけたのだが、何と言葉かけをすべきかとっても迷ったのだ。
女の子のお母さんからしたら、早く滑らしたいと思っているのか?
私の息子が大丈夫かどうか気になっているのか?
一度滑り台を譲って、他の遊具に行って欲しかったのか?
先ほど、親によっても十人十色考えが違うと書きましたが、本当その通りで正解がわからない。ましてや、知り合いならまだしも、これから先も合わないであろうその場限りの一人だったりする。もう、想像ベースでコミュニケーションをとっていくしかないのだ。
妻の話に戻るが、私は話を聞いていて、子どもに関わる親同士の関わり方って本当に複雑だなと感じました。仕事やプライベートなど大人同士だけの関わりであれば、当然問題も起こるが、理解し合おうとする一定の姿勢を持ち合わせている事が多い。それが、子どもが入り込むだけで、子どもに対する愛情から「譲れない基準」がぶつかり合う頻度が高いのだと思う。
親同士のコミュニケーションは、この譲れない基準を互いに理解し、認め合う事ができるかどうかが、今後の関係性にも大きな影響を及ぼすのだろう。どちらかが悪いという議論ではなく、お互いに妥協点を認め合う議論。まさに対話だなーと思った出来事。
子育ての悩みって子どものことだけではないですね。笑
今回もとても学びになる経験でした。