私達ななぜ残業をしてしまうのか〜チームでの対話を通して気づいたこと〜
昨日は職場のチームで「なぜ残業がなくならないのか?」について対話をする機会があった。私の所属している教育シンクタンクでは、「対話」が研究分野でもあり、日頃から対話する機会は多い。深く考えたこともないテーマだったし、他の人の理由を聞くことも今まではなかった。だからどんな意見がでるのかとっても楽しみだった。
チームメンバー4人で対話したのだが年齢構成は以下のよう。
・37歳 マネージャー
・30歳 主任(私)
・26歳 メンバー
・26歳 メンバー
当たり前だが、それぞれ理由が異なっていた。
マネージャーは、「上司も残業をするのが当たり前の環境にいたため、自然と残業ありきの働き方になっている」「成果が見えにくい仕事であると、働いた時間も頑張ったと評価うける。そういう上司がいる」つまり、残業が当たり前の環境で育ったからこそ、自分も同じようになっている。
主任である私は、「仕事の目標達成をするために残業をしてでもやれるところまでやる」「日中はお客様対応(営業活動)で残業時間に事務作業をする」「会議や打ち合わせが多く、残業時間に仕事をする」といった理由だ。営業職として、なんとしても結果を出したいのだけど、行動量を稼ぐために残業をしている。
メンバー2人は共通する事が多かったので、まとめて記載する。「日中はお客様対応(営業活動)で残業時間に事務作業をする」「業務量が多く残業せざるを得ない」「先輩方への相談が多いが、先輩方が日中予定入っているため、就業時間後になるケースが多い」という理由だった。まだまだ仕事に慣れていないので、一つ一つが時間がかかることと、その上相談しながら進めないとできないものもあり、相談にも時間がかかるということ。
見ての通り、それぞれ理由が異なる事に気づいた。
経験や年齢、後は今置かれている立場によっても感じ方は異なる。
結局、昨日の対話会では、各々残業理由を可視化することで、「何を削れば時間内に終わらせられるか」が見えてくるワークショップだった。(実際には残業理由が書かれている20枚のカードを用いて行うワークショップです)
普段残業理由を考える機会はなかったけど、昨日のようなワークショップを行うことで、自分の課題やチームメンバーの課題が見えて面白かった。私は目標達成のため、が理由であるので、「時間内で達成する」ことを目指して頑張っていきたい。そのためには、残業ありきのスケジュール組ではなく、時間内で終わるスケジュール組と、成果がでるようにやるべきことを優先順位つけること。他者の力を借りることに力を注いでいきたい。
後、「対話」を通して気づいたこと。
・他者と自分では考えが違うこと
・残業理由も自分の考えが正しいではなく、様々な理由があること
・相手を知る機会につながること
対話をすること自体にも価値を感じた時間だった。