生命保険の役割って
保険と聞くと、「万が一があった時=(亡くなった時)」に役に立つものというイメージを持っておりました。
また、多くの人に伺うと、万が一があった際にお金を受け取るもの、というご意見も多いと思います。
ただ、万が一の時というのは、
保険が役立つ時の、一つにすぎず。
保険が役立つ時というのは、
4つに分かれると言われます。
①万が一の時
②入院・手術の時
③高度障害の時
④解約・満期の時
お金の受け取りても変わりますが、
①の時は、「自分以外(家族)」。
②〜④は自分自身が受け取るもの。
つまり、4分の3は、「自分自身を守るもの」とも言われます。
私なりには、自分を守るもそうですが、
大変な状況になった際に、周りの方々に
負担がかかるのを避ける為。
つまり、他者に迷惑をかけない為、とも言えると感じます。
それぞれ具体的にあげていくと
①の万が一の時は、言わずもがなですが、
生きていれば本来できたことを、経済的に、
残った家族に残してあげることができること。
また、自分自身の整理資金として、残った家族に渡してあげることができるものです。
死後のことを考える機会はあまりないですが、現実的にはお金がかかるものであり、準備していなければ残った家族が払うものなので、残してあげられることはありがたいことだと感じます。
②入院・手術について
日本には高額療養費制度というものがあり、
病院代においては、国がカバーしてくれています。
ただ、ガンのように、治療費や手術代以外、
「働くことができない日が続くもの」については、「収入保障」として、準備が必要な場合があります。
例えば、1年間、働けない状態が続いた場合、
会社員であれば、傷病手当金が約1年6ヶ月は受け取ることができますが、
普段の給与の6割になります。
家族がいて、生活費もギリギリの場合、傷病手当金では、大変な状況になる可能性もあります。
だからこそ、大きな病気の時、収入面で保障を持っておくのは安心した暮らしを担保する上で、重要なのだと感じます。
③の高度障害
こちらは、イメージしにくいものですが、
病気をもとに、両目が失明してしまったり、
両腕、両足が機能しなくなることです。
何が心配かというと、健康だった時と同じように体を動かすことができなくなるため、
働くのが制限されること。
人の手を借りることが多くなること。
自由が効かなくなることです。
ただ、生活費など、かかっていたお金が減るかというとそうではなく、むしろ病院代や補助など、さまざま、増えることが多いことです。
例えば、今までと同じ仕事を続けるのが難しくなった場合、
どんな仕事をするのか?
また、生活費が増えるのに、給与をあげて働くことができるのか?
この辺りが、準備が必要な状態だと思います。
その手段として、保険が使われるのです。
最後、④の解約・満期
保険って、何もなければ使わないで捨てる、というイメージを持っておりました。
ただ、種類によって、払っている期間は守ってくれ、払い終わったら、そのまま払った分のお金が、戻ってくる種類もあります。
なので、老後の資産形成として、コツコツ貯蓄をしながら、その間に大変な状況になれば、経済的に安心できるお金を受け取ることができるのです。
また、お金があれば、つい使ってしまうのが人の習性です。
そのため、強制的に、お金を貯める仕組みを持つメリットもあります。
途中で引き落とすと、払った額より減ってしまうためです。
保険って、知れば知るほど、
いろんな場面で役立つものです。
人それぞれ、家庭の状況は異なる為、
自分自身の家庭にあった
仕組みで加入することがとっても
大事なことです。