『積極的な受け身』である自分が好きだ
先日、朝の通勤最中にニュースで目に止まった言葉があった。
高橋真麻さんの言葉で
「積極的な受け身」
という言葉だ。
この言葉の文脈としては、仕事をする上でのスタンスについて。
高橋真麻さんのように有名な方であれば、勝手ながら仕事に対して
「自分からガツガツ」と取り組んでいるものだと思っていた。
だから、この言葉を携帯の画面でみた時に、真っ先にクリックをし
記事を読んだのだ。
私もとっても共感できる考え方だった。
今自分が働いている組織では、「自ら考え、新しいことを推進していく」人が多い。私はどちらかというと、与えられたことを一生懸命こなしたいタイプなので、今の自分の働き方では通用しないのかな?って考えることがあった。
けれど、高橋さんの言葉を読んでいて、自分のスタイルは間違っていない。そしきにも与えられたことを着実にこなすタイプが必要なのだと感じた。
高橋さんも、自ら提案をしたり、積極的に仕事を取りに行くのは苦手。
どちらかというと、与えられた仕事を精一杯こなす。その事によって、新しい仕事の機会も舞い込んできて、どんどん挑戦ができたそうだ。
だから、「積極的な受け身」であると。
私も「積極的な受け身」という言葉がしっくりくるタイプ。
働き方は人によって様々でいいのだと思う。
所属する組織によっては多少求める人材のカラーが異なる部分もある。
だけど、みんなが同じようにしなくては行けないわけではない。
指示されなくても、自分から動き、新しい仕事を作る人。
以前はそんなタイプの人に憧れて、自分も真似をしようとしていた。
しかし、自分のタイプってそんなに大きく変えられないのではないかなって最近は思う。むしろ、それこそが「自分らしさ」であり、「自分しかできない」仕事を見つけることにつながるのだと。
世の中には「畳人」と「広げ人」がいると聞いたことがある。
新しいアイデアを思いつき、仕事をどんどん作っていく人。
作ってくれた仕事を形にし、継続して一つの事業に絞っていく人。
両者がいるから組織は成り立つ。
高橋さんの言葉を読んでいて、そんなことを思い出した。
同時に、私は「積極的な受け身」で今の組織にも貢献をしたい。
そんな自分を価値ある存在として誇りに思いたい。
今の自分でも充分大切な存在なんだと気づくことができた。