見出し画像

「愛」は世界に溢れている(3月読書日記)

今日から4月に入りますね(^^)
今年はコロナウィルスで外出自粛のため、
新社会人の方や学生の方は一生に一度の入社式や入学式が
延期のところも多いと思います。

だけど今回の経験は必ず今後にいきてくると思いますし
残念ではありますが前向きに捉えていけたらと感じます。
とにかく皆様おめでとうございます(^^)

さて、昨日は西加奈子さんの「アイ」を読みました!

小説を読み進めていく上で主人公の「アイ」と
ついつい自分を重ね合わせてしまう物語です。

この世界は日本に住んでいると残酷に感じる出来事が沢山起きています。
未だに戦争を行っており命がなくなってしまう。
いつ死ぬかわからない状況のなか明日を生きるために必死な環境。

私が経験できないような苦しみを味わいながらも
今日を一生懸命に生きている人もいる。

自分ごとにならない出来事に自分が感情を動かされることは
おかしいことなのか?心が弱いからなのか?

もちろん、見て見ぬ振りをして生きること。
自分はそうならないようにすればいいのだと思うこと。

これも一つの生き方だと思うけど、私は同情にちかい感情を持ってしまうのです。
そして、今回の小説では同じく自分とは関係のない他者の苦しみに対して、
自分自身が苦しくなり平然と暮らしている自分を攻めてしまう主人公が描かれていますが、愛がある人間だと感じるのです。

「愛」とは与えられるばかりではなく、お互いに与え受け取るものだと感じます。
そして、愛があるからこそどのような境遇でも前向きにいきていけるのではないかと思うのです。愛は人を優しく、安心させるものであると。

自分が幸せでよければそれでよし。
割り切る考えも必要ですが、この世界に自分と同じ沢山の人間がいるのであれば
直接関係がなくともお互いに愛を深め合い、幸せに生きていきたいものです。

世界は「愛」で包まれているし、そうすることもできる。
そして、みんなが幸せに生きるためには、愛が必要である。

人として優しくなれる小説でした。

いいなと思ったら応援しよう!

Yuki
皆様からいただいたサポートは大切に使わせていただきます!これからも勇気が出るような記事や学びにいただける文章を書いていきます!よろしくお願いします(*´∀`*)