「罪の声」という映画をみて。世の中の理不尽や不満を感じたときこそ、倫理観がある行動が大切だと感じた。

今日はAmazonプライムで「罪の声」という映画を観た。小栗旬さんが主演の映画でわりと最近上映していた映画だ。

「人間の弱さ」と「正しい正義とは何か」を自分ごととして考えることができる映画だった。誰しも今までの人生の中で、世の中や、他者に対して、憤りや怒りを感じる経験ってあるのではないか。少なからず私も何度かある。そして、その感情は恨みや妬みに変わり、やられた相手に仕返しをしたことも、したいという欲求にかられることもあった。

映画の中でも、世の中の矛盾や卑怯な仕打ちにより身近な人を傷つけられた人。何らかの理由で経済的に不幸な人たちが、犯罪を犯して世の中を変えていこうしていく。しかし、彼らにとってはそれが正義なのだ。結局は世の中も変わらないし、身近な人を巻き込み傷つけることになる。

犯罪を犯した人たちを見ていて、客観的に見ていれば悪いことだと思うけど、もし自分がその人だったらと考えたら幾分かは共感できる。社会では全てが平等ではなく理不尽なことが必ず起こる。権力の強い側が良くない方向で弱い立場を酷使する。弱者の声が強者の都合の良いようにかき消される。こんなことを自分がされたと思うと、どうしようもない気持ちを抑えきれずに犯罪だとわかっていることでも、仕返しができるならしたいと思うだろう。

それでも、犯罪を犯せば必ず自分に罰が下される。どんなに辛く理不尽な仕打ちを受けたとしても、「正しいやり方」で対応していくこと。正しいというのは、法律的に許されること。暴力や卑怯な手を使うのではなく、冷静に声をあげること。感情が昂っている中では難しいこともあるだろうが、それでも客観的な正義感を持って行動することが理解してもらうこと。解決していくことにつながる。

不満や不平感を持つことは不自然なことではない。しかし、改善するための行動については、正しいやり方でないと結局は自分が悪人側になるように世の中はできていることを映画を見て学んだ。

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Yuki
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