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たまには故郷にも帰りたい
こんにちは。今日は午前中雨が土砂降りでしたが、今は夕日が見える。夕方の景色ってとってもいいですね。心が晴れるし美しい景色にワクワクします。
今日は珍しく1日中家の中にいた。私は雨の日は雨の音を聞きながら、ウィスキーを飲み本を読むことが大好きだ。今日もやらなければいけない仕事をしながら、ウィスキーを飲み、読書をした。何とも幸せだな〜。笑
今日読んだ本は辻村深月さんの『島はぼくらと』という本だ。この本は冴島という瀬戸内海に浮かぶ島の話だ。人口は3000人。小さな島ではあるが、そこで暮す4人の高校生の物語。島での人間関係や大人になるに向けてそれぞれが歩む道を真剣に考えていく青春物語。
皆さんにも子どもの頃に育った故郷というものがあるだろうか。子供の頃からずっと同じ地域に住んでいる人もいる。また、田舎を出て東京で暮らす人もいるだろう。私も元々も千葉県の出身だが、今は埼玉に住んでいる。
この本を読んで、自分の故郷を思い出した。人は育った故郷とか環境って大人になっても忘れることなく覚えているものだろう。
今でもよく遊んだ公園をみたり通っていた小学校などをみると懐かしい気持ちになるし、当時の情景が頭の中によぎるほど。思い出ってとっても愛おしいなって思う。
今回本を読んで感じたことは、コミュニティは人にとって大切な場所なんだなってこと。自分が住んでいる地域。今まで関わってきた人々。記憶は薄くなるけど人生に大きく影響する。
島に住んでいる人々も島の暮らしは愛おしく、島を出てもまた戻りたい場所になる。そして小説ででてくる「いってらっしゃい」って言葉がたまらなく好きだ。
例え島をでていったとしても「いってらっしゃい」という言葉がけはいつ戻ってきてもいいという証拠。出ていったら終わりではなく、何かあればいつでも戻れる場所というのが素敵だなって感じる。
私も今はさいたまに住んでいるがまた他の地域に住むかもしれない。そんな時、何かあれば戻れる場所がある。仲間がいるというのは素晴らしいことだと思う。実家がそうであったり。高校の友人がそうであったり。今までお世話になった地域や人々は私にとってかけがえのないものである。
人が生きていくには落ち着けるコミュニティが大切なんだな。
人それぞれにドラマがある。とってもほっこりする小説でした。
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