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自己理解×チーム理解!ドラッカー風エクササイズをやってみた


皆さん、こんにちは。オフィスに壁があるのをきっかけに、4年ぶりにボルダリングを再開したSREのkomtakiです。

背景

IVRyでは4半期ごとにプロジェクト制を引いております。私はArchitectureプロジェクトに所属しており、SREとDev Infrastructure、Data Platformの3つのサブプロジェクトがあります。メンバーは一部被っていて、MECEではありません。
しかもこのプロジェクトのメンバーは、直近半年以内に入社した人です。メンバーごとに専門性を持っており、得意領域や不得意領域があります。
そこで期待値の調整とチームでの役割の整理をおこないコミュニケーションを円滑にする土台を作るために、ドラッカー風エクササイズというワークショップをやりました。

ドラッカー風エクササイズとは

ドラッカー風エクササイズとは「アジャイルサムライ」で紹介されているチームビルディングの手法です。特にプロジェクトの開始時や新メンバーを迎えるときに効果的だとされています。
4 つの質問に全員が答え、チーム内の対話と信頼関係の構築を促進します。

手強い 4 つの質問

  1. 自分は何が得意なのか?

  2. 自分はどうやって貢献するつもりか?

  3. 自分が大切に思う価値は何か?

  4. チームメンバーは自分にどんな成果を期待してると思うか?

今回は8人で多いわりに1時間しかないので、3つの質問に絞って短縮して実施しました。

  • 自分は何が得意なのか?

  • 自分はどうやって貢献するつもりか?

  • チームメンバーは自分にどんな成果を期待してると思うか?

一部GMOさんのやり方を参考にしております。

ワークショップ

メンバー全員がオフィスで集まることは月1くらいなのですが、やはり今回は対面が良さそうということでオフィスで開催しました。
タイムスケジュールは以下のようにしました。

  • タイムスケジュールの説明 (3m)

  • ワークショップの目的の説明 (5m)

  • ドラッガー風エクササイズについての説明(5m)

  • ワークショップ(45m)

    • 2の質問に答えて、自己分析と共有(20m)

      • やることの説明(1m)

      • 付箋に書き出し(5m)

        • 2つの質問に答える

      • 発表 (1m) * 9 人

    • 自分と他のチームメンバーの役割の整理(25m)

      • やることの説明(1m)

      • 付箋に書き出し(7m)

      • 発表 (1m) * 9 人

ワークショップ1. 2つの質問に答えて、自己分析と共有

まず下記の2つの質問に答えてもらいました。

  1. 自分は何が得意なのか?

  2. チームメンバーは自分にどんな成果を期待してると思うか?

ワークショップ1の成果物

書いてもらったら、1人ずつ発表してもらいます。

ワークショップ2. 自分と他のチームメンバーの役割の整理

ワークショップ1でやった内容を見ながら、他のチームメンバーの役割への期待を埋めてもらいます。自分が貼った付箋を一人ずつ、発表してもらいました。

ワークショップ2の成果物

成果物の付箋には、メンバーの個性があふれでています。

前に出て他の人への期待を説明してもらっているシーン
前に出て他の人への期待を説明してもらっているシーン2

振り返り

8人中3人がこのエクササイズの経験がありスムーズに進んだにも関わらず、時間が足りなくなってしまいました。4-5人くらいであれば1時間で終わりますが、6-8人だと1時間半は必要です。

1面はホワイトボードも枠を作っておいて、付箋も集めてできる限りスムーズに運行できたのですが、最後5分くらい足りず私を含め発表できない方が2人も出てしまい猛省しました。

可能であれば、発表してもらったあと、ここの期待と自分の認識あわせまでしたかったので、もう15分くらいは必要でした。

ここからはみんなの振り返り結果を共有します。

数字的な振り返り

下記の4つの質問に5段階で回答してもらいました。スケールは基本は、「1.全くわからなかった」~「5. よくわかった」で、最後の質問だけ「1.全くやりたくない」~「5. 必ずやりたい」にしました。

  1. 他のメンバーの役割がわかりやすくなった

  2. チームメンバーの自分に対する期待がわかった

  3. 自分がどうやって貢献していくかイメージが持てた

  4. 次回もメンバーが大きく変わった時にはやりたい

Googleアンケートの結果

評価4-5しかなく、予想以上に高評価でやってよかったなと思いました。

みんなの自由記述感想

  • もっと時間が欲しかった(話したいという意味で)、ライトにやった面もあるのでガッツリ時間を掛けても十分にいい時間になると思う

  • やはりオフラインでやるのは必要だなと改めて思える機会でよかったです!時間が足りない感があったので1.5時間とかでも良いかもしれません。

  • それぞれが大切に思う価値は何か?のような話を次回はやりたいと思いました。(各社でチームを引っ張ってきたメンバーが集まった時にここでバランスを取るのが今後難しくなりそうとで知っておいても良さそうと思いました)

  • ボールペンは読みづらくサインペンがあると良いなと思いましたが、内容がとても良かったので、またやりたいです。(新しいメンバーが入るたびだと既存メンバーが飽きそうなので、半年に1回くらいのペースで)

  • みんな自己開示させられる感じで、よかったです!

  • 自分の発表時間がなくなってしまった。次回は長めか、ある程度事前に書いておけると良さそうですかねm(_ _)m

まとめ

振り返ってみると予想以上にやってよかったという意見が多く、やってよかったと思います。ただ前職では大体4-5人でやっていたので、時間の見積もりが甘かった点や準備不足だった点は改善していきたいと思います。

私自身入社1ヶ月半でまだまだメンバーのことがわかっていない中で、ワークショップを開催してすごく刺激になりました。正直、どこで自分のバリューを出すか迷いがあったのですが、クリアになりました。IVRyでもがきながらも、なんとか頑張っていけそうです。

新しくチームやプロジェクトを立ち上げる時には、ドラッカー風エクササイズはおすすめです。ぜひやってみてはいかがでしょうか。

IVRyでは積極採用しているので、カジュアル面談への申し込みを待ってます。

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