トースティン

頭の中いっぱいに広がった
まわりくどいテキスト問題
これを終えたところで何が
残るのだろうか

鍛え抜かれた鋼のような
それでいて且つキメ細やかな
技を繰り出す次から次から
また現れては散りゆく野バラ

わかっているつもりだ
同じところを何回も回り続けていることぐらいは
だがここが無くなればどこへ行けばいい
ある日突然全てはお終いだと告げられたら
俺はどうすればいいか教えてくれるか

答えをみつけるかそれとも
新たに夢を見させてくれるか

お前に任せよう 全てを委ねよう
時に一途な仕草を 見せるお前に全てを

子供は見ちゃだめ 大人は帰れ
いつも秘密の紙芝居だけど
読まずにいられず 店じまいはせず
日が暮れるまで 続ける誉れ

心に言葉が追いつかない
どこにも音だけしか見えない
聞こえるのは絵にした笛貝
から奏でられる 山の音楽隊

何も出てこない ひねり出したところで
兎の糞くらいのモンしか出てこない
こんな心無い言葉しか思いつかない
奴に唄を謳う資格なんかない
もうじきお別れの用意でき次第
溺死体で見送られる歴史外伝

あいつは愛すべき機知外
誰にも好かれるナイスガイ
だから俺にも教えてくれるかい
二人きりの時何を言えばいいのかを


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