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”残るとは何か”を考える

関西から上京し、東京で社会人デビュー。
新卒から14年間お世話になった株式会社リクルートを退職し、
15年目から、株式会社ミライフで仕事を始めました。
しかも地縁のない長野へ移住し、フルリモートで。

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今回は“残るとは何か”を書いてみました。

人に忘れられたときさ…!

長寿漫画のワンピース。
連載開始が1997年。僕は小学生でした。
そろそろ最終局面で、寂しくもあります。
ここまで長く続くというのは、本当にすごいなと思います。

ワンピースは僕も大好きで、多大な影響を受けてきた漫画です。
その中で、良く思い出すフレーズがあります。
Dr.ヒルルクがこう言いました。

「人はいつ死ぬと思う・・・?」
「猛毒のキノコのスープを飲んだ時・・・違う!!!」

「・・・人に忘れられた時さ・・・!!!」

ワンピース 16巻参照

そして「いい人生だった!!!」と言って、最期を迎えます…。
※詳細は原作をお読みください。

当時、僕は中学生だったのですが、
「人はいつ死ぬか=人に忘れられた時」というのがピンときませんでした。

転機となる”残る言葉”

時は流れて現在。
僕はキャリアデザイナーとして、毎日だれかの人生に触れています。

だれかの人生に触れる際、その人にとっての「転機」をいつも探します。
人生には必ず「転機」があります。
その時に感じたこと、考えたこと、学んだことを後から振り返って
「あれが転機だった」とだれもが人生を意味づけます。

さて、みなさんにも聞いてみたいと思います。

みなさんにとって人生の転機はいつですか?
おそらくいくつか転機があると思うのですが「誰かから何かを言われたことが転機だった」と思い出されることはありますでしょうか?

僕自身は、あの時にあの人が言ってくれた一言が、今の自分を作っているなぁと思う言葉がたくさんあります。

中には心無い一言が結果として転機となったというのもありますが、
今も感謝している言葉が沢山あります。

”残る言葉”には理由がある

自分をポジティブな方向に進めてくれた言葉ですが、
それを言ってくれた「誰か」は「どんな想いで」言葉を発してくれたのでしょうか。

きっとその誰かは次のようなことを想って話してくれたのではと思います。

「自分にとって身近なあなたに、自分は何をしてあげられるだろうか」
「自分があなたの立場なら、自分はどうするだろうか」
「あなたのことを考えると、この選択の方がいいのではないか」

そんな「相手を大切に想う気持ち」が伝わったから、
あなたにとって「残る言葉」となり「忘れられない人」になったのでしょう。

はたらいて何を”残す”か

キャリアデザイナーという仕事は、人の一生に関わる、
まさに「転機」に関わる仕事です。

実際に転職をされるとなると、数ヶ月間連絡を取りあうことになりますが、
面談のみでしたら、一生の中のたった一日、たった一時間となります。
一生の時間軸で考えれば、ほんのすれ違った程度の時間です。
元々の関係性も無い中で、ただその一時間を共に過ごします。

そう考えると、僕がやるべきことは、ただひとつかもしれません。
「今日お会いする人の悩みに、できる限り寄り添う」
これだけかもしれないって最近思います。

ありがたいことに、真摯に向き合うことに感謝を伝えてくれる方が増えてきました。

一方で、一時間でその方のことを全部知ることもできないし、世の中のことを多くわかっているわけでもありません。
自分の無力を感じることも多々ありますし、日々勉強中です。

つまり、自分は何者でもないので、ただ真摯に向き合うことが大事だなと思うのです。
これを引き続き続けていきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

少しでも小森と話してみたいと思っていただけたら嬉しいです。

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