限りなく自分に近い、別のなにか。 ---自己紹介バッグを買ったよ🎉---
先日、イスラエル発のブランド「NAOT」さんにて素敵なお靴を買って以来、次に狙うはバッグなのであった🌱
オルガ、という名前のこのシューズは中敷きがふわっとしていてとても歩き心地が良く、質実剛健としていて朴訥な雰囲気を出しながらも、可愛いコーディネートにもシンプルなコーディネートにも馴染んでくれそうなところがある。
このシューズに似合うような、素朴でナチュラルながらもどこかコロンとした可愛らしいバッグを求めていた湖森。
とはいえ、もうすでに試着を色々としてみて「これはもう、あとは購入するだけでしょう!」というバッグは見つけていた。
それが、MARNIのラフィアバッグ。
新宿伊勢丹の1階にて、ブラウンのほう目的で試着してたところ、オリーブという色もあることをその場で知り、それも鏡の前で持ってみたところドでかい溜息が出てしまうほど可愛く、「あ、コレだな…」と確信にいたるほどに私のハートを貫いたバッグなのでした。
しかし、購入するなら路面店でぜひしてみたい!と思い、表参道の店舗に行って購入することに。
しかし、NAOTのオルガちゃんは雨に弱い(防水スプレーを事前にすれば多少は大丈夫とのこと)ため、降水確率の低い晴れの日を待つことに…🌧
なかなか自分の休みと晴れの日がかち合わない…!
オリーブ色は在庫もやや少なめだと試着の際に新宿伊勢丹の販売員さんから伺っていたので、もどかしい日々を過ごす…。
ついに快晴の日!
オルガちゃんを履いて、MARNIのバッグにいずれは合わせる予定の洋服を着て、オモテサンドウなるものにビビりながらも電車に乗る。
着いた。地下からの出口を上がったらもう表参道の真っただ中にいた。
心の準備ができていなかったので、ワオ!と思った。
すごーい。
全面ガラス張りのお洒落なapple storeがある。
えげつないほどに日光射しこんでるけど、ズラ~っと並んでいる電子機器に影響はないのだろうか?
周りを見渡しながらとりあえず表参道ヒルズを目指して歩く。
自問自答ファッションと出会ってから初めて知ったハイブランドのお店たちが軒を連ねている。
どこを見ても有名なブランドばかり。
普段の生活圏内にはハイブランドのお店がないので、なんだか「本当に実在するんだ…」という気持ちになる。
どのブランドのお店も、外観からしてブランドの世界観があふれ出している。
おのおの半径1kmは更地であったほうがよいのではないかと思うほどに、個々の醸し出すオーラが豪奢でリッチだ。
そんなブランドたちがこの表参道の道にわりとみちっと集まっているのだから、もうどこに目をやっても覇王色に中てられてしまう。
でも、同時に「あ!あのブランドさんは、ガールズの○○さんがバッグを買われたところだ!」とか、「前に○○さんがこのブランド試着したってツイートしてたなぁ」という記憶も付随してよみがえってきて、初めて来るところなのに不思議な親しみもあって面白い。
平日だけども表参道はけっこう人が歩いている。
モジモジ歩きながら(逆に器用)、ついにMARNIの店舗に辿りつく。
入口の販売員さんにご挨拶し、「何かお探しのものが決まっていますか?」と聞かれ、「ショルダーバッグの、かごのやつが気になっているので試着したいです」とお伝えする。
日本庭園をテーマにしているという内装の店内は、それでもMARNIらしいポップさがあって可愛らしい。
意中のオリーブ色だけではなく、一応ブラウンも鏡の前で試着させていただく。
しかし。
あれ…?うーん。
先日試着したときほどの感動がない…??
確かに可愛い。
オリーブ色といっても、製作者の解釈によって「それはもはや全然別の色では?」というくらい振れ幅のすごい色であるところのオリーブ色ですが、このMARNIのオリーブ色は私の想像するとおりの色そのものである。
かごバッグだから軽いし、NAOTのオルガちゃんともしっくり似合ってる。
なのに、なぜこうも気分が上がらない…?
理由を解明すべく、自問自答脳をフル回転させる。
そして、ある一つの結論に辿りつく…。
わたし、もしかしてこのMARNI路面店のポップさに打ちのめされている…??
MARNIのサイトを眺めていたときや、新宿伊勢丹の1階でMARNIのバッグを実際に持って試着したときとは比べ物にならないほどに、路面店というのはブランドの世界観が溢れまくっている。
五感に訴えかけてくるブランドの世界観がすごい。
360度がmade in MARNIである。
可愛い。すごく可愛い。
しかし、たぶん今日の私は「可愛い」「ポップ」の濁流を受けとめきれる精神の状態ではないのかもしれない。
MARNIが悪いのではない。(バッグも路面店自体も最高に良い)
思いかえせばここ数日、仕事で己の未熟さを痛感するような小さなトラブルがいくつかあり、若干心を消耗していた。
なんだか自分というものにひどく自信をなくしていて、だからこそ理想のバッグを早く手にすることで、早くメンタルの「安全圏」に滑りこみたいと思うような気持ちがなくもなかった。
この日、バッグを持った自分を大きな鏡で見たときに率直に思ったことは「カラ元気だな。」ということだった。
※MARNIやこのバッグに対してそう感じたのではなく、バッグを持つ「私」に対してそう思ったということ。MARNI自体がパリピな雰囲気を醸し出しているわけではない、念のため。
今日購入する気満々だったので、持ってきたバッグの中には支払い代金ピッタリが入った封筒がある。
正直なことを言うと、「買ってしまおうか」とも思った。
だって、たぶんもう一度試着しに来たのが新宿伊勢丹であったならば私はこのバッグを買っていた。
バッグがとっても可愛いこと自体は、今も変わらないのだから。
しかし、ここでふと私の脳裏にはあるガールズさんのnoteが思い出されたのだった。
あるガールズさん、と言いつつもどなたのだったか思い出せないのだが。(コラ!)
購入を検討していたバッグを改めてもう一度試着した際に、「あれ…?」となり、購入を見送ったという内容だったと思う。(そこがうろ覚えだったらアカンのでは)
もう一度読み返したいので探しているのですが、見つかりません…。
分かるガールズさんいましたら教えてくださいませ…。
そうだよな、もし自問自答ガールズさんだったら、というか自問自答ガールズとしての湖森ははたしてここで購入に踏みきるだろうか?いいや、違う。
「自分はちゃんと《自問自答》できているのか」という自問自答にぶち当たってしまったのだった。
まぁもし最終的に購入するとなったとしても、今この場でではないよね…ということで、販売員さんにお礼を伝えてひとまずMARNIを出ることにする。
店舗を出ると、急に自分が迷子になったかのような、うら寂しい心地になってくる。
我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか…。
(急なゴーギャン)
せっかく表参道というハイブランドたちが名を連ねる場所へ来たなら、一度ゼロに戻って大試着旅をするというのもアリだ。
しかし、思い返すのだ…。私は今メンタルの調子が良くない。
私が今日会話ができる販売員さんは、あと1~2人くらいのものだ。(狭キャパ)
どうしよ…
とりあえずメゾンマルジェラに入る。
バッグよりも洋服の品揃えが多い店舗みたいだ。
マルジェラの販売員さん、めちゃくちゃ優しくてにこやか…。
クールな白衣に柔らかい笑顔のギャップにときめきつつ、とりあえずまた道に出る。
あ!そういえば、ロエベにも気になるかごバッグがあったのだった。
ロエベというブランドは自分にとって正直言うと検討の外にあった。
自分があまり手を出さない系統の女性ファッション誌の表紙で見かけることが多かったので、自分には不釣り合いだろうなーと思っていたのだ。
でも、あきやさんのファッションレポートでもロエベはおすすめブランドにしてくださっていたし、試着するだけしてみよう…!
表参道ヒルズからちょっと歩いた先にロエベ路面店はあるらしい。
お!ここだ。
え?
ロエベ路面店の前に急に神社があるんだが???
どゆこと?
なんで急に神社があるのかわからないけど、この風景を見た瞬間に「あ、たぶん私はここ(ロエベ)でバッグを買うんだろうな」というぼんやりとした直感を得たのだった。
話は変わるのだが、高校生の頃いよいよ進学先の大学をどこにするかじっくり検討しなくてはいけないという時期にさしかかったとき、進学センター(校内に設置されたコーナー)にていろんな大学のパンフレットが平積みされている中で、のちに進学することになる大学のパンフレットが目に入った瞬間に「あー、私はこの大学に進学することになるんだろうなあ」と感じた奇妙な直感と、今回のそれは同じものだった。
「気に入った」でも「ここに行きたい!(買いたい)」でもない。
ただ淡々と「そういう運命なんだろうな」と人生のネタバレを把握する感じ。
そのときに、「おそらく私はこの大学には行きたくなくて、他の大学に進むべく色々足掻くのだけど、結局はさまざまな事情からここを選ばざるを得ない状況になるのだろう。そして進学するだろう」ということも思ったのだった。(このときはその大学の偏差値も立地も知らない。本当に大学というものについて何の知識もなかった頃)
まさにその通りになった。
オープンキャンパスで訪れたその大学は、仏教大学なこともあって地味でおよそ「きらきらのキャンパスライフ」という雰囲気からはほど遠く、そこが気に入りもしたし、物足りなくもあった。
なんとか同じくらいの偏差値で、他のきらきらした大学に進みたい!と思い、他大学も検討したのだがやや遠すぎて通学時間が大変になってしまったり、公募推薦に志願するために必要である自分の評定平均を最も有利に使える公募状況であるのはその大学しかなかったりして、状況に流されるままにその大学に入学したのだった。
その大学で、今の親友と出会えたので本当に自分の直感に従って(流されて)良かったな〜と思う。
話は戻る。
目の前に急に神社が立っているのにめちゃくちゃしっくり調和しているロエベのことが好きになってしまった。
普段から寺社巡りが好きだったり(といってもお散歩の延長レべルですが)、神社にいるときが一番エネルギーを補給できる(緑が多くて人が少ないところが好き)ので、こんなに好感を持ってしまうのかもしれない。
とはいえ、緊張はしっかりしつつ店内に入る…。
目的のものは特になく、いろいろ見てみたいので来たという旨を入口の販売員さんにお伝えし、広い店内をひとまずグルっと回ってみる。
神社に面している大きくて広い棚には、朴訥とした雰囲気の陶芸作品が並んでいる。
内装の一部なのか?もしかしてアレも売っているのかしら…。
※あとから調べたら、有名な陶芸作家の作品とのこと。
芝が生えているスニーカーも売っていた。
シックでやや真面目な、シロガネーゼ的イメージを勝手に持っていたけれど、確かに雑誌の表紙を思い返してみれば、象さんのかごバッグを作っているのだから真面目なわけなかった。🐘🐘🐘<グララアガア
ラックにかかっている洋服の色合いも、鮮やかなものが多い。
店内では何かの環境音のようなbgm(自然のヒーリングミュージック的な)がゆったりと流れていて、なんだか胎内にいるような、大きなものに包みこまれているような安心感がある。
「旅」がテーマなのだろうか?と思った。
それは旅行のような観光地に行くものではなくて、「生命の旅」というか、植物の細胞をミクロ視点で覗いていたかと思えば今度は宇宙にふわっと放りだされてこの星をマクロ視点で眺めているような。
とにかく、人の目ではなくて何か別の生き物になってこの世界の自然を眺めているような、そういうものを表現しているのかもしれないな、とそのときは勝手に思った。
ところで、ロエベのブランドコンセプトというのは調べてもよくわからない。
ネットで色々検索してみると、「クラフツマンシップ」や「自然」あたりがキーワード的なものなのだろうか?
※後日、調べてみたら今期のテーマはどうやら「自然とテクノロジーの融合」だったらしい。だからスニーカーから芝が生えてたのか🌱
あきやさんのツイートでようやっとロエベのブランドマインドを知れた!🙌🏻
話はロエベの店内に戻る。
目当てのバッグは…おや?思ったよりミニサイズかも。
写真のイメージだけだと縦長な形かなと思ってたんだけど、わりと正方形に近い感じだ。
写真だと自立しているが、実物は柔らかくてクニャっとしたナチュラル感があるので、小さく見えるのかもしれない。
相変わらずロエベのストラップ部分は可愛らしい。スキだ。
しかし、今わたしが求めているのはコロンとした結構形のしっかりした(硬い)バッグである。
「コロン」要素がないな…。
うーん、やはり今日は試着旅の一環だったということにしてそろそろ帰ろうか。
表参道ヒルズの中も時間があるときにじっくり見たいお店だらけだったし、体調を立て直してからもう一度来るのでも全然良いのかもしれない。
そう思ったときに、ふと棚に飾ってあるショルダーバッグが目に入った。
あ!これは初めて新宿伊勢丹の1階に行ったときに試着したバッグのミニサイズ版だ!
当日のnoteはコチラ👀⇩
フロント部分の紐が可愛いんだよな…。
初めて見たときは、サイドに挿してあるチャームがペン✑に見えたので「コンセプトの《エッセイスト》にしっくりくるバッグかも…!」と気になったのである。
※先日のnoteでは「ペンをモチーフしているらしい」と湖森は書いていたがこれは勘違いで、実際はモチーフは「蝶番のピン」である。記憶では販売員さんに確認した気がするのだが、「ペン」と「ピン」を聞き間違えたっぽい?
でも私にはペンに見えるので、ペンだと思うことにする。
実際に試着させてもらったときに思ったのは(先日のnoteでは「変なこと言うなよ」と思われたくなくて恥ずかしくて書かなかったのだが…)、心・ハートを抱きしめている腕か、包帯で手当てしているように見えるバッグだなと思った。
だから、ストラップ部分の色味の柔らかさも含め、「やさしいバッグだな」というのが一番の感想だった。
このバッグを見ると、自分の一番脆くて傷ついている部分をやさしく手当てしてもらっているような、守ってもらえているような穏やかな気持ちになってくる。
バッグに使われている革がテカッとした強い感じではなく、スベサラ~っとした繊細で柔らかい革であること、ブランドロゴが金属パーツとかではなくて型押しであることも硬さを感じさせない理由であるかもしれない。
そんなことを思いながら、棚に飾られているゲートバッグのミニ版を眺めて、しばし癒される。(疲れすぎて試着するという考えには発展しない)
すると、うしろから「気になってらっしゃいますか?」とハスキーで爽やかな声で話しかけてきてくださる販売員さんが。
親しみやすさと丁寧さが同居している雰囲気の販売員さんで、しかし湖森は「あっ…男性の若い販売員さんか…一番緊張するやつ…!」と内心パニックになりつつ、しどろもどろになりながら「以前このシリーズの大きいサイズのオータムグリーンを試着させていただいたことがある」ということをお伝えし、(どうせなら)と思い、その大きいサイズを再び試着させていただくことになった。
大きな鏡の前に案内していただき待っていると、オータムグリーンをもう一つ「タン」という色味もあわせて持ってきてくださっていた。
※「タン」という色はググったら、くすんだ黄赤色とのこと。逆にいえば、明るい茶色ということですな。レンガ色とかテラコッタ、って感じです。
まずはオータムグリーンのほうを持ってみる。
うむ、やはり落ち着きの中にかわいらしい知性みたいなもの(謎)があって良い。
自分にとっての「なりたい像」に近いというか、裏を返せばなりたくてもなれない理想像ではあるのだけども、でもすごく好きな感じだ。
そして驚いたことが一つ。
前回、新宿伊勢丹にて試着したときの最大の懸念点だった「ストラップ最大まで伸ばしても短い問題」について。
最大限伸ばしたとしてもお腹のところにちょうど来る感じなので、お腹ふくよか系人間(かつ上半身に厚みのある骨格ストレート体型)としてはどうだろう…ということで、このバッグは候補から外した経緯がありました。
が、しかし、なんだか前回よりもかさばる感じが少ない…?
あ!痩せたからだ!!!!!
そう、湖森のお誘いに「12月に遊んでもいいよ」と言ってくださった優しき自問自答ガールズさんたちとの約束を胸に、約半年のリミットがあるダイエット大作戦を決行している真っただ中。
※ちなみになぜそんな先の予定かというと、私の「体癖(詳細はググってくれ)」であると予想される6種向けのダイエット方法としてネットにて「非日常イベントが好きで見栄っ張りなところがあるので、少し先のほうに人目に出るイベント(海水浴とかマラソン大会とか)を設定すると頑張れるタイプだよ」的なアドバイスを見かけたので、12月になってお会いしてくれるガールズさんを募集していたというわけです。
「もう絶対痩せねーよ、この脂肪がなくなるわけないやん…」と思って暴飲暴食に走りそうになるのですが(←湖森の主たるストレス発散法)、「バカタレ!お前のためにリプをくださったガールズさんたちにそんなんで顔向けできるのか!!!」と己を叱り、その結果あの日の翌日から今日までで7kgほど痩せました。
それはそれで落ちる速度早過ぎねーか?と心配されてしまうかもしれないのですが、ご飯は(プロテインも摂りつつ)3食しっかり食べているのですが毎日ビリーズブートキャンプを2セットしているので消費カロリーがえげつないのです。
いつも、体重は増えるのも減るのも大胆な私です。(「一ヶ月で元の体重に戻せ」と言われたら、それもまた余裕です)
7kg痩せても、意外にも見た目はそんなに変わっていません。
10kg以上痩せて初めて、家族に「なんかちょっと痩せた?」と聞かれる私です。
そのわりに2〜3kg体重が増えただけで「なんか前より太った感」が出るタイプなので、この世は無常ですネ。
とはいえ、もう少し体重を落とす速度を調整しないと健康に悪影響も出てきますので気をつけます。
数字だけが美しいスタイルのすべてではないのですが、数字という客観的なデータで把握しないと「なんか?痩せた?気が?するかも~?」とどこまでも自分に甘い色眼鏡を何重にもかけて己の体型を見てしまう性格なので、湖森のダイエットは数字至上主義です。そのほうがモチベーションを上がるのです。
最終的には3歳児のこども1人くらいの体重分は落としたいな、という野望を抱えています。
減量値については、ご協賛いただける方が多ければ、もしかしたら総合計で小学生1人分くらいまで錬成できるかもしれません。
もしダイエット中のガールズさんで(12月の湖森主催のJJGオフ会に参加されない方でも)、人体錬成という禁忌に手を貸してくださる方はぜひお声がけくださいませ。。。🧙♀🦴💀🧠🦇
話はまたまた逸れましたが、そういうわけで短いストラップでもなんだかいけそう…?
NAOTのオルガちゃんにも馴染んでる。
と、販売員さんが「こちらのお色もどうかなと思ってお持ちしました」とタンの色も試着してくださる。
また話は逸れるのだが、男性ながら柔らかい雰囲気でとっても話しやすい方だなあと思っていたのですが、とってもハンサムな女性の方でした!
男性に対して「ハスキーボイスだな」とはわざわざ思わないので、そう考えれば最初の時点で気づいてたんだな!(とかいいつつ、確信できたのは最後にお名刺をいただいたとき)
え、たぶん高校の先輩にいたら秘かにファンクラブ(絶対ある)に入っていたかもしれない、あまりにも爽やかでボーイッシュ…。
もう試着のことであわあわしてたので詳しい会話のやりとりは覚えていないのだが、人見知りの極みみたいな私でも「このシューズに合うバッグを探してたんですけど、雨に弱いシューズなので今日までなかなか買い物に来れなかったんです!」と自分から話せるほどにとっても話しやすい方でした。
バッグは長財布を使っているのですがゲートバッグは底面がカーブしているので入るかなあ…と思い、財布の入っている自分のバッグが置いてあるほうをチラリと見た瞬間に「バッグは長財布をお使いですか?☺」と聞いてくださり、ハイブランドの販売員さんスゲッってなりました。(ちなみに入りませんでした。これはもう一つ、小さな財布を買ってもよいという天啓と受けとらせていただき候。)
「表参道の路面店に行くのはなんか怖いなあ…」と思っているガールズさんがいらっしゃったら、ロエベは絶対大丈夫だから来てくれ!…と思いながらタンのほうを試着してみる。
試着する前は「え~でもブラウンのバッグはたくさん持ってるし、なんだか平凡な感じなのでは?パッと見でお洒落に見える変わった色がいいな~」などと抜かしたことを思っておりました。
タンもとっても素晴らしかったです。
やはりサラサラっとした革に薄いベージュ色のストラップ。
オータムグリーンのほうはストラップの色合いが大好きなのだけど、バッグ本体部分に何か物足りないものを感じていたので、タンはこの黒の縁取りがそれを解消してくれている。
ここらへんでもう「買うかどうか」ではなく、「どっちの色にするか」しか考えていない湖森の脳内。
この時点では思い出していないが、そもそもはかごバッグを買いに表参道に来ているのであるが?
ふとした瞬間に見えたストラップの裏側に「えッ、裏面はロエベのアルファベットロゴじゃないんだ!そんなの聞いてないよ…💘」と小さくときめいたりする。
えーもう全然どっちの色がいいかわかんない…どしよ…。
「両肩にどっちも試着してもいいですか…?」と申し出ると快諾してくださり、右にオータムグリーン、左にタンを肩掛けしてみる。
すごい幸せ~~~!
だけど、どっちがいいかは全然わからない〜〜〜!
ただただ幸せで和んだだけだった。
ここら辺で自分の中で「ギュイイィィィンッ!」とギアのようなものが上がる音が聴こえてくる。
ファッションの買い物でかつて感じたこともない高揚感を今ヒシヒシと実感している…。
と、ここで販売員さんが「私は左のタンをお勧めします!」と言ってくださる。
『オータムグリーンはお洒落で垢ぬけているが、やや洋服に合わせるのは難しい。これを持っていると人からは「お洒落が好きなんだな~」と思われると思います。
一方、タンはやはりブラウンなので正統派というか、合わせもとってもしやすい。お客様は柔らかい印象でフェミニンなイメージがするので、タンのほうがお似合いだと思います。』
とのこと!
これ、決して意見を押しつけるような感じではなく、「あえて」キッパリ言ってくださった感じがありました。
どしよ…となっちゃったきり、決定打が見つからず迷宮に入りかけていたことを察知してくださったのですね。
え!私ってフェミニンな感じするんだ…!と新鮮な驚き。
でも、考えてみると私がこのゲートバッグ自体に感じた、もしくは求めているものというのもフェミニンというか柔らかい包容力というか、そういうものかも…。
販売員さんは、「他人がつけているのを客観的に見ると、またイメージも変わるかもしれません」とおっしゃってくださり、バッグをひとつずつつけて見せてくださる。
めっちゃくちゃオータムグリーンが似合ってらっしゃる…!
ちょっと離れた距離で、人がつけているのを見て初めて「オータムグリーンは垢ぬけている雰囲気。お洒落好きの人が持つ感じ」という意味がわかった…!
そんで、自分がつけていたときよりも「静けさ」「渋さ」を強く感じる。
いやあでも、グリーンと桜色の合わせが私は大好きなのですよな。
「洋服を合わせるとしたら、薄い桜色と抹茶色の合わせが好きなのでそういうのを着たいんです」と販売員さんにそれを伝えると、洋服の素材感のイメージなどを聞かれ、「具体的なアイテムの色味がわからないので想像をした上ですけども…」という前置きの上で、「それでしたら、やはりタンのお色がよろしいかと思います」と言われる。
マジで!?
「それでしたら、オータムグリーンですね!」と言われるかと思うので
、驚きで目が飛び出るかと思った。
理由としては、多少色味の違うものであってもグリーンのお洋服の上にグリーンのバッグを重ねると、とっても「グリーン!」って感じになってしまいますね。とのこと。
た、確かに…!!!!!!
逆になんで気づけないんだ、自分。
もちろん、洋服のほうにはグリーンは使わないで、コーデのグリーン成分をこのバッグ1つでまかなうならその限りではないのかもしれない。
けど、そうなるとこのバッグは私の理想のグリーンと比べると、やや重くて渋いのだ。
抹茶色がスキとは言っても、それは薄茶であって濃茶ではないのだ。(いや、濃い緑色も好きなのだけど)
もう脳みそグツグツ状態である。
そうそう、大切なことを聞き忘れていた…。
「お値段おいくらでしたっけ?」
「税込みで325,600円になります。」
税込みで325,600円になるんですか!!?!???!?
「来週から値上がってしまうことになりまして、そうなると344,300円になります。」
値上がると344,300円になるんですか??????????
値上げ前の価格の時点で、今日持ってきたお金の2倍以上なんだが!
っていうか思い出した!新宿伊勢丹で試着したときに販売員さんにお名刺いただいたときも、「高っけぇ~!!これは絶対に買えない!試着しただけでも良い経験できたと思おう…」と思ったんだったわ!忘れてた!
ガールズさんのバッグ購入のnoteが大好物なのですが、皆さん購入に踏みだす前に一度カフェに行かれて最後の自問自答をされるシーンをよくお見掛けし、「私もやってみたいけど、でもMARNIのバッグは即決購入だよね~」と思っていた数時間前のジブン。。。
まさか自分もカフェタイムが必要になるとは!!!
「ちょっとよく考えたいので一度お店を出ますが、今日中に絶対戻ってくると思います。何時までいらっしゃいますか?」と販売員さんに確認してロエベをあとにする。(買うならば絶対この方から買いたかったので)
喉が渇いた、、、脳がゆだっている、、、
ということで、表参道ヒルズに舞い戻る。
なんかよさげなカフェはないか、あら、ジェラートピケのカフェがある!
ということで、冷たいレモネードを注文してひと休憩。
気分が落ち着いたので、あらためてバッグのことを検討する。
あといくらおろす必要があるのか計算してみる。
すごい…人生で一度も(1回で)使ったことのない金額してるよ…。
でも、じゃあこれからの人生で永遠に稼ぐ(リカバリーする)ことができない金額か?といえばそんなことはない。
何よりも、私の心はいまあのバッグをとても必要としている。
「物を入れて持ち運ぶためのツール」としての役割以上に、もっと精神的な癒しを求めているのかもしれなかった。
あれはもしかしたら私の心臓なのかもしれない。
そんなヘンテコな妄想をしてしまう程度には情が移ってしまっていた。
ハウルが自分の心臓を取りだして、カルシファーを作ったようにね。
(奇しくもロエベはスタジオジブリ『ハウルの動く城』とコラボしたことがある)
ふと、敬愛する精神科医の名越康文先生の、ある著書の内容が思い出された。
そうか、「お守り」か。
ストンと納得してしまった、もう迷いはなかった。
確かにとても高いバッグではあるけれども、これはこれで消費税分を引けば(だいたい)30万円というわけで、30歳の節目である今の自分にピッタリとも言えるのではないだろうか。
年の数だけ豆を食べる、みたいな。
この理屈でいうと、10年後には税抜き40万円のなにかを買っていいことになりますので、この先の人生は楽しいことだらけです。
何よりも、今日表参道に降りたったときから私の勇気を奮いたたせてくれて、納得しきれないバッグを購入するのを踏みとどまらせてくれて、体型の問題で諦めていたバッグに一筋の希望の光を見出すことができたダイエットのきっかけを作ってくれた自問自答ガールズさんたちの存在は、もはや私の中でひとつのドラマになっていたのだ。
ロエベの前の神社を見たときは、ここが私とバッグを繋ぐ縁結びの場所だなあと感じたけれど、本当に私とこのバッグを繋いでくれたのはあきやさんとガールズさんたちの存在なのだよね。
というわけで、この記事のトップ画像は赤い糸となっているわけなのでした🎀
そうと決まれば、お金をおろしにいかなくては。
コンビニのATMでお金をおろしていると、そばにおそらく札束が入っていたのであろう型のついた空の茶封筒が捨ててある。怖!これがトーキョー…。(都会に対する偏見)
もう一度ロエベに行き、先ほどの販売員さんにお声がけする。
「最後にもう一度だけ試着してもいいですか?」と聞くと、快くOKしてくださった。
「どちらの色も試着されますか?」と聞かれたので、「いえ、〇〇の色だけで大丈夫です…!」と覚悟を滲ませつつお答えすると、「わかりました…!」と深く頷いてバッグを取りに行ってくださる販売員さん。
試着してみて、やっぱりこちらの色がいいな…!ということに確信が持てたので購入手続きへ。
裏から出してきてくれた在庫ではありますが、念のため傷などがある不良品ではないか全体チェックをお願いしますとのことで、バッグをいろんな角度から眺める…。
裏面(体に触れてるほう)に黒い小さな点のような汚れ?があったのだか、別に人目には見えないし小さな汚れだしいっかーと思い、「大丈夫です」とお伝え。
販売員さん自身もその後チェックしてくれたのですが、「ここに黒い点がありますね。別のものを持ってまいります!」と。
なんと丁寧で誠実な…!(感涙)
代わりのもののチェックも終えて、無事お会計も終了。
出口まで品物を持ってきてくださり、お別れの際に緊張でモゴモゴしつつも「ありがとうございました!良い買い物ができましたっ」とお伝えすることができた自分に少し照れる。
帰りの電車は遅延の影響で、ありえないほどギュウギュウに混み合っていた。
私は紙手提げの中の心臓と、マジモンの心臓がぺしゃんこにならないように気を配りつつ、若干の死の予感と他人の生暖かい体温を感じながら、帰路に着いたのであった。。。
紙手提げにかかってる黄緑のタツノオトシゴくんは、もしかしたら車内でもみくちゃになってどこかに行ってしまってるんではなかろうか…と思いながら下車したらちゃんといてくれた。(写真は電車に乗る前。手提げ自体はバコバコになってしまった)
特に理由もなくどっちのカラーに決定したかを濁しましたが、何色を選んだかきっとおわかりですね。
こちらです!
どちらの色も同じくらいときめくので、あとは「似合う」の要素を大切にしてもいいなと思い、タン(ブラウン)に決定しました!
「似合う」とは言っても、他人から見た私の外見的スペックに適合するものという意味ではなく、「あら!これを身につけてると私の魅力が増しちゃうわネっ…!」というナルシスト的な意味での「似合う」です。
買ってからすぐに写真撮影会📸をおこないたかったけど、曇りが続いたので数日待ちました。
そう、このバッグは晴れた日がよく似合う。
(シューズの都合ではあるけれども)晴れた日をわざわざ待って出掛けた日に出会ったバッグであるのだから。
なので、このバッグのお名前はSunnyさん🌞である。(←ガールズさんたちのnoteを見て、バッグに名前をつけるのに憧れていた)
Sunny「ちゃん」、ではないのはやはりロエベというブランドに対して「大人の女性」というイメージが強いからだろうか。
Sunnyさん🌞を身につけて、どこへでもてくてくお散歩してゆけば、湖森の頭に生えた新芽🌱も陽を浴びてすくすく育ってゆくことでしょう…👀
何より、バッグにはエッセイストの必須道具であるペン✑(※自己解釈)も刺さってるしね!
ちなみに、さきほど述べたように本来はこのパーツは扉の蝶番(ヒンジ)をモチーフにしている。
扉(門)=ゲート、ということだけども、バッグ本体のフォルムは乗馬の鞍がモチーフであることを考えると、おそらくはこのゲートを意味しているのだろうか?
全然関係ないけど、私のやってみたいことリストに「競馬をする(競馬場に行く)」があるのでそこの繋がりが面白かった。
ゲートが開いたら全速力で走っていくような、そういう思い切りの強さもあるこのバッグは大変心強い。
微に入り細に入り、なんと私の心を励ましてくれるバッグであろうか。
ついでに、他の角度からも見ておくれ!!!🙇♀
ついでに中身も。
公式の写真のほうがわかりやすいので、お借りした。
奥側の仕切りには、初めてこのバッグを見たときから「ここに文庫本を入れたい!絶対ピッタリだ!!!」と感じていた。
文庫本がちゃんと収まること。
バッグに求めるのは、実のところそれだけだ。
このゲートバッグ、あるサイトで「フレンチシック」と形容されてたのですが同じことを思っていた!
今のところ合わせたい服は、ストライプ柄のシャツワンピース。
もしくは、クリーム色のトップスにデニムのシンプルな格好に合わせたい。
アナトミカのデニムも、まさにフレンチシックで合いそうだ。⬇
陽だまりのようなバッグを手に入れてから、それが指標となって自分の「なりたい」がよりクリアになった気がする。
ここで、バッグを買ってから手に入れたものをご紹介!
🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱
①kitonaさんの縄跳びをする女の子ブローチ
まさにこのお写真のスカート柄の子です!
ノスタルジックで可愛い…。
kitonaさんのtwitterで初めて見たときからこの子にハート撃ち抜かれ、絶対欲しいと思っていた。
先日まで学芸大学駅そばで開かれていたグループ展に実際に行って購入したかったのだか、当日(最終日)になって体調が優れず、泣く泣く諦めそうになったところonline shopにこちらのブローチが載っており歓喜した🙌🏻
縄跳びをするこの子を見たときに、ふと近藤聡乃さんが制作された「たま」の『電車かもしれない』という曲のPVの女の子たちを思い出した。(※正確には近藤さんが自主制作したPVが、あとあと公式に採用された)
歌も好きだが映像も好きだ。
この唯一無二の世界観をどうか見てくれ。
②SAKURAYAMAさんのシルクサテンスカーフ
あきやさんの素敵なスカーフを拝見してから、自分も己の世界観や理想像を体現してくれているようなスカーフが欲しい!><♥と思っていた。
暖かい陽が感じられるような、生き物がすくすくと育っていくような穏やかなデザインがいいなぁ…👀と思っていたら、SAKURAYAMAさんのサイトの定期巡回中に素敵なスカーフに出会う!
好きな色しか使われていない!!!💘
こちらのスカーフはグリム童話「ラプンツェル」がモチーフとのこと。
長いおさげ髪が縦横無尽に伸びています。
そう、先ほどのkitonaさんブローチといい、湖森の中では「三つ編みおさげ髪」熱(?)が高まっているのです。
自身の髪はまだボブなのでおさげをするには程遠いのですが、いつかは後ろ一つ結びの三つ編みおさげをしたい…!
ちなみに、MARNIのオリーブ色のかごバッグへの想いを成仏させるために先日ヘアカラーをオリーブベージュにしました。
初めてした色だけど、今まで染めた中で一番好き!!!
白いリネンのシャツワンピースを着て首元にさらっと巻きたいし、もしバッグを持って出掛けた先で雨に降られそうだったらひとまずスカーフでバッグの革を守りたい。(本音を言えばどっちも濡らしたくないのだが)
Sunnyさん🌞との相性もバッチリです🌷
③キングジムの「HITOTOKI NOTE〔ガール〕」
コンセプト“お散歩エッセイスト”として、エッセイのネタ(ただの思いつきや妄想ともいう)をどういうツールを使って書き留めようかずっと悩んでいた。
スマホのメモアプリは、すぐに記録できるからいいのだがなんだか味気ないし、書いたときの感情が読めない。
手書きだとそこら辺のところも書き方であとから読んで思い出すし、矢印引いたりイラストを描いたりの自由度がだんぜん高い。
でもなかなか気に入る表紙のメモ帳がな〜、大きすぎるとバッグに入らないし重いし。
と思っていたら、キングジムのHITOTOKI NOTEという「手帳とノートのいいとこどり」との商品を知った。
イラストが可愛過ぎる〜。
(「くのまり」さんというイラストレーターさんの絵)
https://www.kingjim.co.jp/hitotoki/sp/hitotokinote/
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購入したものからもわかるように今のワタシは、ほんわかしていて・乙女で・暖かくて・いきいきとした生命力に溢れたものを求めているようだ。
今後の方向性をビジュアル化して認識したくて、作った画像。⬇
この画像から自分好みのパレット🎨を作るために、色を抽出。
このパレットへのイメージを自問自答ガールズさんたちに教えていただきました🥰
ますます解像度が高まってゆく…!
(素敵すぎる情景やキーワードの数々をありがとうございました🙇♀💫めちゃめちゃ参考にします…💗)
というわけで、次はお洋服さがし(とアクセサリー探しも同時並行で)なのでこちらのパレットを参考にしつつ、試着の旅をしていきたいなぁと思います🌈
2万字いってしまうかと思った。
ここまで読んでくださって、どうもありがとう。