会場の謎の猫印について。
2日は休館日なので、
今回の個展でサインなどに押している、謎の猫の印についてお話しします。
江戸時代、浅草寺境内で売られていた招き猫には、腰に○〆(占め)が入った今戸焼きの置き物が売られていました。
丸〆猫とも招き猫とも言われ、当時の浮世絵にも描かれています。
商いをする商人や茶屋・遊女などが人を招き寄せるご利益を願ったり、難病の克服を願ったりと様々なご利益があり、多くの人々の信仰を集めたそうです。
「福を丸ごとせしめる」
江戸っ子らしい粋な表現を、当時はしていたようです。
今回は東京で個展をするので、江戸の猫にまつわる小話をと思い、こっそり付け加えようと作りました。
是非、会場でご確認ください。
8月3日14時より
寄席芸人 江戸屋まねき猫氏と対談もします。
こちらも楽しみのお待ちください。