なんてことのない作業が この世界を回り回って （私的名曲 その１）
ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく
コーヒーを相棒にして
いいさ 誰が褒めるでもないけど
小さなプライドをこの胸に 勲章みたいに付けて
今週の自分を振り返ると、単価とか時給換算したらもうしがない仕事に時間をかけすぎてしまって。それ自体は価値のある仕事、金銭だけじゃないよ。もちろん世の中の仕事には皆価値があると思ってるよ。
要するに自分の要領が悪すぎて、時間をかけたところへの成果が出なくて。なんだかなあ、とがっかりしてしまって。私自身が今いちばんやりたいことを後回しにしてはいけなかったんじゃないかって。実際、そのしわよせで、せっかくの土日に、ＰＣ前から動けないほどの作業をため込んでカンヅメになってしまってた。
ちょっと、世界がモノクロ。
だってね、所詮、そりゃ家計の足しにはなってるとはいえ、夫のように子を養えるほど稼いでるわけじゃないし。やっぱりお金の話にも戻ってしまうわけですよ。物価高とか、先の見えない老後とか、考えてしまうわけですよ。
今 社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を
取り上げて議論して 少し自分が高尚な人種になれた気がして
夜が明けて また小さな庶民
所詮、自己満足の延長の仕事だし。さらには、私の仕事を他の人がやったらもっとうまく、もっとスピーディーにこなすにちがいない。同業種の人のSNSが流れてきて、もっと多忙なのにもっと中身の濃い仕事してるよ。
憧れにはほど遠くって 手を伸ばしても届かなくて
カタログは付箋したまんま ゴミ箱へと捨てるのがオチ
そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える
あなた、いや、わたし、なんなん。こんなちっぽけな世界でぐるぐるしちゃってさ。だっさ。こうやって👿の自分が、私を責め立てるだよね。
あわてて僕は彩を探す にじんでいても 金 銀 紫
どうにか、私の仕事には、私の生き方は、自分とだれかの世界を、少しでもカラフルにしていると思いたい。
なんてことのない作業が この世界を回り回って
何処の誰かも知らない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 増やしていく 水色 オレンジ
そして、私がこうしてみてるＰＣ画面も、ごちゃごちゃと広がった資料の紙や文具や、楽しみにしているおやつも、電気もガスも水道も。
世のなかの人の単純作業が私のもとに届けられているのだと気付きたい。
なんてことのない作業が 回り回り回り回って
今 僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく
そんな確かな生き甲斐は 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 頬が染まる
温かなピンク 増やしていく きれいな彩り
要するに自分の無力感からどうにか這い上がろうとするとき
Mr.Children 彩り をたびたび読み返し、脳内で聴き返している。
さあ、コーヒーの香り。
選挙行こうね。
追記
好きな曲の、youtubeのコメント欄
ほんの一瞬でも同じ曲を聴きながら心をよせあう雰囲気が好きだな。
#本日の一曲 #エッセイ