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めぐりあい

マッチングアプリを始めて思うことは、私はただ彼氏が欲しいわけではないということが明確にわかった。

私が出会いを求めて?ダウンロードしたアプリは、マッチングアプリに部類はされるが、どちらかというと暇なメンヘラたちが集うアプリであり、民度は底辺に近く、女というだけで気持ち悪いチャットがどんどん来るというようなものだった。
なんでそんなアプリを初手に選ぶんだよという声が聞こえてきそうだが、要は逃げた。
大手アプリを入れてしまうと、恋人にならなければいけないという意識が作用しすぎて、私は自分の目的を見失うと考えた。
確かに恋がしたいんだろうけど、別に彼氏が欲しいかと言われるとどこか違くて、誰か気の合う異性がいればその人と恋人関係になりたいと思っている。
だから、恋人が欲しいと思ってアプリをしている人たちの市場に出てしまうと、なんだか自分が至極不誠実なのではないかと思ったし、市場価値を知るのが怖かったのだ。
あと、自分がどこまで戦えるのか未知数のため、一度 混沌の世で腕試しがしたかったというのもある。

その混沌の世で、ある程度の人たちと接したが、1人の男性からかなり好かれてしまったようで、めんどくさくなっている。
彼は、この混沌を極めたアプリでは珍しく、ちゃんと会話ができるタイプの人だった。
なので、通話をしてみると、そこそこ楽しい会話ができた。
がしかし、この通話が仇となった。
私は、基本的に猫をかぶるのが上手く、声もいい。
音声配信をしていた手前、自分の声が武器になることは知っていたが、ここまで厄介な武器になるとは思っていなかった。
私は会話中、基本的に口角を上げて話しているし、相槌を笑い声でしてるぐらい笑い上戸でもあり、一見すごく楽しそうに話している。
というか無言が心地悪くて、笑いで間をもたせるということしている。。。
だが、相手からしてみるとノリもよく、話していて楽しい気分にさせてるのだろう。とても気に入られてしまったのだ。
彼はとても優しくしてくれるし、私の話もよく聞いてくれるが、正直なところ気が合うかと言われれば、おそらく否なのだ。

圧倒的に優しい彼だが、私はユーモアがある人が好きだ。彼は私のユーモア判定を現状クリアできていない。
というか、たまに会話が成立していないことに、私は結構疲れている。
「お盆休みに入ったー?」という彼からのチャットに、「うん、おやすみ〜!」と返信したら、「早いね!おやすみ!」と返ってきた時が一番びっくりした。
私の返信は20時ごろであり、一般的に考えてこの時間帯に就寝する20代はまれであり、私が結構遅くまで起きていることを日常的にチャットしている時刻から察して、私の「おやすみ」はお盆休みに入ったよの方のおやすみとして理解されないのか?
確かに、私がひらがなで「おやすみ」と返したのも幾分悪いのかもしれないが、それでも文章の脈絡から理解されないのかという、この一件からめんどくさいと思ってしまった。
これ以前にも、結構な頻度で会話のキャッチボールが成立していないことがあるんだが、彼としては成立しているらしく何も気にしていない様子もあり、相性が悪いんだろうなと思っている。
現在も、私と通話ができなくて寂しいという空気がバンバンチャットから滲み出ているが、それをかわいいとか好かれているんだな〜とポジティブに受けることができず、依存してくんなやボケとしか思えないので、フェードアウトを試みている。
そんなこんなで、混沌なアプリでは、異世界体験を楽しんでいたが、まともな人に出会えないと早々に見切りをつけ、大手マッチングアプリをダウンロードした。


だが、結局大手のマッチングアプリをダウンロードしても、何かが違うと心が騒ぎ始めた。
色々な人とチャットをしてるが、どれも当たり障りのない会話で面白みにかける。
みなさま、とてもいい人なんだけど、会話が楽しいかと言われると、あまり楽しくない。
なるほど!
これを書きながら、自分はなんてお嬢様ムーブをかましてるんだろうかと思ったが、選ぶ側として行動しているから面白みにかけるのか。
こいつ変だな、面白そうだなって思ってもらうところからの出発か!
よし、やってみようじゃないの。
まずは、面白い人に選ばれるようなプロフィールの変更からですね。
そして、最初から変人をぶちかましていきましょう。
私の変なテンションについてこれる人を私はパートナーに選びたい!

いざ、アホな会話を延々とできる人を探す旅へ!

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