去年(2023年)の秋、初めて作詞をした。
私は居場所支援教室でボランティアをしている。そこに通う子どもたちに向けて、何か一緒に作らないかと同期の二人に誘われた。うち一人は、同じくうつの治療途中だった。
作詞は、日記やブログのように徒然と書くのとは違う。
「ひとに響く言葉」が必要だ。
まず、歌が「他人事」にならないように、主語は「あの子」にしよう。
子どもに伝えたいことって、なんだろう。
辛さを否定せず、希望も持てるような歌にしたい。
歌だから、語感も大事だな。
そんな感じで考えていると、次々と言葉が湧き出てきた。
一つ前の記事で、言葉を「吐き出す」話をしたが、あれから一年。
ようやく、言葉を「紡ぐ」ことができた気がした。
いつも頑張って生きている君に、届きますように。
(写真は、『あしたのあの子』MVより)