生きもの探しに一番大切なものは、あいさつ
そろそろ梅雨明け、生きもの探しのピークが始まるこの季節
ということで、生きもの探しにとって最も重要といってもいいことをお話ししちゃいます!
それが、あいさつ!
なぜ知識でも、経験でもなく”あいさつ”なのか
それをこれからお話していきます~
生きもの探しで大切なこと
これはたくさんあります
・生きものの子育てや生活の邪魔にならない為の知識や行動
・生きものを見つけるための経験
・生息地を荒らさないというマナー
その中でも特に大切なことが”あいさつ”だと、あぐりは考えています
生きものと出会うためには、川へ入る道、山の登山道、道ばたといった、他の人が通る場所を通ります
まったく人と出会わないこともありますが、多くの場合だれかしらとすれ違う
そんな時、あいさつは欠かさず行わなくてはなりません
なぜなら、あいさつには多くのメリットがあり、しないことによるデメリットもまた大きなものだからです
田舎の警戒心をなめてはいけない
あぐりは都会育ちの田舎住みです
こっちに住んで特に感じたのは、田舎では人が人をしっかり見ているということです
こういった場所は町中のほとんどが親戚、ご近所、知り合いのどれかで、よそから来た方はご自分がおもってる以上に目立ちます
まして道具を持っていたり、田んぼや山の周りをうろついていたりしたらそれはもう目立ちます
はっきり言って”不審者”です
あいさつをすると…
同時に、田舎の方は礼儀を重んじておられます
にこやかにあいさつをすれば受け入れてくださいますし、何をやっているかやどこから来たなどを話せば心を許してくれることが多いです
うまくいけば、いい場所を教えてくれたり、人を紹介してくれたりするかもしれません
つながりを持てると、普通では入れない場所にも連れて行ってくれたりするので、生きもの探しがとてもはかどります
また、タイミングがいいと野菜もくれます
あいさつをしないと…
まず、規制が厳しくなります
行政やその他組織、土地の持ち主に苦情や報告が行き、結果として立ち入り禁止などの対応がとられる可能性があります
地域に住む移住者や、他の採集者への目も厳しくなるでしょう
さらに問題なのは、調査や研究にも支障がでることです
一般の方にとっては、ただの採集者も研究者も違いはありません
研究者の方や地元の採集者が非常に気を使いながら関係性を構築していても、外から来た方が問題を起こせばそれが崩れてしまう可能性があります
自らの行動により様々なところに迷惑がかかること、肝に銘じておかなければならないのです
生きものへの興味をひきだそう
地元の方は、意外と生きものを見たことがなかったり、昔はあっても最近は生きもの探ししてないなぁという方が多かったりします
↑これはナナホシテントウのサナギ、これが何か知らない方も多い!
なので、あいさつでいい印象をつけられると、その後どんな生きものがいる?と高確率できかれます
しめた!となるのがこの瞬間
そこから、相手にとって面倒だと思われない程度に、どんな生きものがいるのか、その生きものの魅力について話しちゃいましょう
そうすると、その後で子や孫が帰ってきたときに、その方は聞いた話しをしてくれるかもしれません
何かがあったときに、そういえばこんな生きものがいるって言ってたしここは守らないとな、と思ってくれるかもしれません
↑トノサマガエル、実は絶滅危惧種(環境省RDB:準絶滅危惧種 2020年6月現在)
生きものの住む場所が維持されているのは自然の営みだけではなく、地元の方々の行動が大きいです
だからこそ、ちょっとしたときにつながりを作るのが大切なのです
あいさつを、しよう!
ということで、あいさつのお話しでしたー
人見知りの方もおられると思いますし、なんならあぐりもめちゃくちゃ人見知りですけども、あいさつは本当に大事!
こんにちは!と笑って声をかけるだけで印象はとても変わります!
自分からがんばって声をかけて、みんなでよい生きもの探しライフを楽しみましょー
それではまた次の記事で!
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