Vtuberと優しい世界
”優しい世界”
それはVtuberがはやり始め、個人Vtuberが爆発的に増えはじめた2018年の春あたりに、よく言われていた言葉です
今ではあまり良くないイメージで使われることもありますが、あぐりはとっても大好きな言葉だし、大切にしていきたいと思っています
あの時代、なぜ”優しい世界”という言葉がうまれたのか
そもそも”優しい世界”とはどんな世界なのか
Vtuber初期から活動しているあぐりが、ちょっとお話ししちゃいます
(注意)
これはあくまであぐりの今までの経験や、感じたことを元にした記事です
Vtuberは千差万別、十人十色
決してこの記事が正解というわけではないので、ご注意ください
Vtuber個人勢、ふえる
2017年冬、Vtuberは企業が中心でした
ですが、ねこますさんやのらキャットちゃんといった、個人でVtuberを始めるかたが出てきました
そして、そういった方を見てVtuberやってみようかな…という方々が出始めたのが、1月ごろ
そこからがすごかった…
100人、200人、4月になる頃にはなんと1000人を超えるVtuberがうまれていました
まさに、Vtuberカンブリア紀!
かくいうあぐりも、このあたりで活動を始めました
(Twitterは2017年12月末に開設、自己紹介動画をあげてVtuberと名乗り始めたのは2018年3月1日)
Vtuberはなぜ増えたのか?
これには、様々な理由があると思います
性別、姿、声に関係なく、好きな姿やなりたい姿で活動できること
それぞれが好きな理由、目的(情報を発信したい、かわいくなりたい、楽しそうなど)をもって参加できたこと
ライブ2Dの流行により、3D以外でもVtuberとして活動できるようになったこと
そして、あぐりが特に増えた理由だと思っているのは、「様々な存在が受け入れられたこと」です
性別も姿も、声も関係ない
住む場所や世界も関係なく、妖怪や魔王、人間に犬、どんな種族も当たり前のように受け入れられる
イラストや動画制作、生放送が初めてでも、当たり前のように応援してくれる
そんなところが、Vtuberが増えた理由なのではないかと思うのです
あぐりのお話し
最初、あぐりはVtuberになる気はありませんでした
というか、なれると思っていませんでした
なぜならその時のあぐりは
イラスト、モデリング両方できない
動画制作したことない
生放送未経験
パソコンはノーパソ
光回線がなくて回線速度が1メガ
という感じだったからです
その当時はまだVtuberの体作ります!というのもほぼなくて、バーチャル体は自作が基本
体を用意できないあぐりは、それでもVtuberではなく動画投稿者として活動しよう!
とフリーモデルを色改変し、MMDというものをダウンロードして静画でポーズをとり(MMD動画はスペック的にも技術的にも厳しかった)それをつなぎあわせることで動画を作り始めました
ですが、あぐりがそのような活動を始めると、視聴者さんや他のVtuberさんが話しかけてくれたり、応援したりしてくれるようになりました
つたない動画もほめてくださったり、鬼という種族を受け入れてくださったり、静画で動けないあぐりにVtuberやってみなよ!と言ってくださったり…
色々なかたの後押しがあって、あぐりもVtuberって名乗っていいのかな…?と思うことができました
ありのままを受け入れてくれる、この雰囲気がなかったらあぐりはVtuberになることはなかったかもしれませんし、動画投稿を続けられていなかったかもしれません…
これが、あぐりのふれた”優しい世界”です
優しい世界
優しい世界
それは「何をしても許される世界」ではなくて
技術的につたなくとも、現実にはいないとされる存在であっても、その存在をありのまま受け入れ、推してくれる
「新しい芽を摘まず、思いや熱意を応援し、多種多様な存在も受け入れる世界」
これが、あぐりの感じていた”優しい世界”です
”アグリ”という何もかも初めての鬼が受け入れられた、初めての場所
だから、あぐりはVtuberが大好きなのだ!
色んなことが変わったけど…
この2年半、あぐりにも色んなことがありました
体を友だちがつくってくれたり
デビュー当初からの友人がいなくなったり
チャンネル登録が1000人超えたり
見てた推しがいなくなったり
推しと友だちになったり
そして、Vtuberもいつの間にか変わっていて
プロや、それに準ずるかたにお願いすることで、自分で作れずとも企業と遜色ないような体を個人Vtuberが手に入れられるようになりました
昔と色々変わっても、変わらないものもあって
それが、多種多様であるというところ
昔からの友達も、新人さんも、それぞれが色んな道を進み、各々の道を楽しんでいるし
有名な方や、何かしらのプロ、議員さんがVtuberになったりして驚くこともあります
世界が広がることで変わることはあるけれど、その分たくさんの出会いがうまれ、様々な可能性も増える
これからもそんなことが楽しみな、ちょっと古参なVtuber、木守日あぐりのつぶやきでした
これからも、この世界を楽しもうね
では、またどこかで
ばいばいノシ