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突然だけど普段のカバンの話をしよう(Chrome編)

 タイトルの通り、今日はカバンの話をしようと思う。
 皆さんは普段どんなカバンを使っているだろうか。私はカメラ趣味よりも圧倒的に昔からカバンを集めるのが好きで買っては売りと繰り返して、今ではある程度自分にはどんなカバンが合うかがわかってきたつもりだ。
 そもそもカバン蒐集の趣味は学生時代まで遡る。当時片道30キロの道のりを自転車通学していた私はロードバイクに乗っていたせいもあり、自転車に乗るときのことを前提に作られたカバンがあるということを知ることになる。それが、メッセンジャーバッグと呼ばれるカバン達だ。
 ある程度頑丈なナイロンとターポリンのライナーで防水性もある程度担保されており、大口なのでたくさん荷物が入る。学生時代に置き勉しない、弁当も持っていく、汗かきなので着替えも持っていく荷物マシマシな私にとってメッセンジャーバッグは最高の選択肢だと思えた。ただ、一番最初に買ったのはChrome(クローム)のバックパックタイプのYALTA(ヤルタ)というカバンだった。このカバンは30ℓほどの容量がありつつ、背面全体にリフレクターが付いてて夜間でも目立つカバンだった。カバンを集め出したのはそこからだと思う。18歳の頃だ。
 その後、アルバイト代も安くお金のなかった私は、中古でカバンやアパレルが売られている地元のお店にいくようになった。そもそもそこには中古のゲームやCDがたくさん売られておりそれが目当てで通っていたのだが、その日は何の気無しにカバン売り場に立ち寄ってみると、メッセンジャーバッグっぽいのがいくつかゴロゴロと置いてある。ちょうど年末だったと思う。その後すぐくらいに、メッセンジャーバッグ特集がされている雑誌をAmazonで見かけ取り寄せて食い入るようにみていたら、年末に見たカバンと同じメーカーのものが載っている!と言うことでお年玉片手にお店まで買いにいっった。それがKultBagと言うFreitagと同じようなタープのアップサイクルメッセンジャー的なものとFreightBaggageのメッセンジャーだった。
 KultBagの方が4000円くらい、FreightBaggageは破格の1万円ちょっとだった。今で言うと3万円は中古でもするので恐らく日本ではマイナーなブランドだったせいもあって値付けを間違ったんじゃないかと思っている。そこで、お宝を見つけた気分になった私はどんどんカバン沼へ沈んでいった、、、。

 その後にもいろいろと10年以上似たようなカバンを買っては売り、買っては売りを繰り返して間違いのないメーカーを見つけることができた。
 それが冒頭にも出てきたChrome(クローム)だ。ちょっと知ってる方なら、Chromeなんて下手なメーカー、、、とか、もっと他にあるでしょと思う方もいるかもしれない。でも私としてはChromeを推したい。異論は認める。
 以下でChrome(以下クローム)の何が良いのかを深掘りしたい。

①お金のない人の強い味方

 学生をはじめ趣味にお金を注ぎ込んでしまい、他に回すお金がないよと言う人、結構いると思う。私もその一人で、夏と冬には決まってどのレンズを買おうかしか考えていない。そんな人にクロームだ。
 基本的にクロームのカバンは耐久性がべらぼうに高い。

 上のカバン、既に廃盤のカバンでチェホフと言うモデルだが、10年くらい前に購入したカバンだ。そこからずっと小物しか持ち歩かない時のカバンは決まってこのカバンだ。

 ガチャガチャしたバックルが時たま鬱陶しいこともあるが、基本脱着が便利だと思うことが多く、いまだに生地が痛んできたりした感じは全くない。
 このカバンがあれば財布、鍵、スマホ、文庫本と目薬くらいは余裕で入れることができる。
 価格も1万円台からあり、高くても3万円くらい出せば何でも買えるくらいだ。
 例えば、下のカバンはクロームで一番オーソドックスなカバン。
 CITIZEN(現CTZ)だ。容量は26リットル。

 26リットルあれば上記の荷物に加えてミラーレス一眼や交換レンズは1、2本は追加できるし、薄手のシャカシャカ系の羽織ものとかも入れておける。

 このカバンで現在15000円くらいで買えると思う。10年使うと思えば1500円/年で1ヶ月で125円だ。
 これ買っちゃえばもうあとは自分の趣味のものにお金を注ぎ込める。
 背負い心地も3万円以上するメッセンジャーバッグに負けないくらい良いし、何ならこっちの方が良かったりもする。

②アフターサポートもしっかりしてる

 上で安くて頑丈だよと言う話をしたが、アフターサポートもしっかりしてるよと言う話。
 長く使えるのは良いけど、本当の意味で安心して長く使おうと思うとメーカーがしっかりしていないと不安だと思う。
 実際、メッセンジャーバッグのメーカーは2000年初頭〜2010年くらいまでは盛り上がったカルチャーでいろんなメーカーが存在していたが、その後商売を継続できずお店がなくなってしまったり、アメリカでは存続してるけど、日本からは撤退したみたいなメーカーもある。
 そんな中でChromeは東京や大阪に実店舗もありネット通販も日本法人が行っている。
 また、万が一修理して欲しい時でも問い合わせれば対応してくれる。
 10年使って相棒感増しても修理できないんじゃ冷めちゃうかもしれないが、修理してくれると知ってれば安心して長く使えると思う。

③いろんな種類のバッグ

 元々は自転車で書類を運ぶ海外のメッセンジャーカルチャーの中で生まれたブランドだが、現在はいろいろな種類のカバンが出ている。
 先ほども紹介したチェホフのようなボディバッグからメッセンジャーバッグも20リットルくらいの小ぶりのもの〜50リットルくらいの大きなもの、バックタイプのもの、そしてカメラバッグも取り扱いがある。

 上は私が所有しているカメラバッグ。
 これで三脚に一眼レフ(D850)、交換レンズ2本くらいをメインの荷室に入れ、リモートレリーズ、財布、スマホなどを小物ポケットに入れてと言う具合にとりあえず沢山入る。2泊くらいの旅行にもこれで行ったことがある。

 よく考えられているなと思うのは、背面のメイン荷室にアクセスできるジッパー。背中と接する側を開けれることで地面にカバンを置いてレンズ交換したあと、カバンを背負った時に背中が汚れない。
 これの前のモデルまでは背中と接する方を地面に置いて開けるデザインだったところからアップデートされている。荷室はカメラバッグというだけあって、ふかふかの生地になっている。

 今回紹介したのは10年以上カバンにお金を注ぎ込んだ人間が少しでも誰かのお役に立ちたいと思い、記事にしてみました。
 事実、沢山カバンを買った私ですが、手元に現在あるカバンで一番多いのはChromeのバッグです。それは根本として使いやすさありきだと思います。
 少しでも興味を持たれた方は一度調べていただけると幸いです。
 

 

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