光を当てる
早朝に見た夢
私の話は誰も聞いてくれない
どんなに心の叫びを訴えても響かない
そして諦める、、という所で目が覚めた
その「誰も」とは、父親から始まり、好きだった彼、元旦那さん、会社の社長、ワーク時代の師匠へと移り変わっていく
見事に全員男性
私の観念がどんどん強化されていって、現実に映し出されていた
そもそも子供の頃、父親と交流した事がなくて、どう関わっていいのか分からず、記憶にある限り、一度も思いを訴えた事がない
まるで手のかからない、空気みたいな子供だった
それが当たり前だと思っていたけど、本当はものすごく寂しかった
そして、常に思いを押し込めた結果、自分の叫びというものが自分でも分からなくなっていたとすれば、その後関わる人たちへの訴えは、歪んでいたのかもしれない
師匠は絶妙だった
やっと私の事を分かってくれる人が出来たような気持ちになり、外側で自分を満たそうとした
ある部分の私は、今まで味わった事がないような幸せ感と、求める気持ちで、いつも間にか依存してしまったのかもしれない
外側ではなくて、内側
今、冷静にそう思うと、あの濃厚で楽しくてかけがえのない時間を過ごせて本当に良かったという思いにプラスして、あの時の自分の訴えは何だったのか
一度でいいから、演奏会の時の私の訴えを聞いて欲しかった
それがたとえ歪んでいたとしても、それを叶えてあげたかった
聞いてもらえない事が続いて、自分が分からなくなり
しまいに意固地になってしまったとも言える
ワークで過ごした時間を丸ごと肯定した上で、初めて自分に優しい眼差しを向けられると思った
やっと、そこに光が当たっている
私が私の声を聞く
出来事はただのきっかけ