日本の昔を知り、自分が実践していること「国産食材の購入」
古文書に関わるようになって、日本の昔の様子を少しずつ知ることができるようになりました。
それは、教科書で学ぶような事件や、徳川政権下での出来事など、日本史のハイライトというようなものではありません。
普通の人々の生活の様子についてです。
そして、古文書に書かれている記述だけではなく、それに付随したものを調べてわかったことや、自分が持ち合わせていた知識、また、自身のライフワークにしている、現代日本や世界のあらゆる問題点についての真実を追求していく中で、実際に自分が実践していることがあります。
それは、「国産の食物を積極的に食べる」ということです。
これは100%輸入品を食べないとか、パンは買わないとか、そういった極端なことではありません。
無理のない範囲でできることをする、ということです。
私自身、料理が大嫌いだったので、惣菜を買ってばかりいたために、お恥ずかしいことに、こうしたことにはなかなか気づきませんでした。
ですが、日本の食の安全や、これからの食料危機を見据えて、昆虫食なんかに惑わされずにどう乗り切っていくかということが、現実問題として目の前に現れてみて、じっくりそうしたことを考えると、まずは、いついきなりストップされるかもわからない輸入食材からの脱却、つまり国産食材へのシフトは必須になってくると思うのです。
もちろん、我々一個人でできることと、政府や農協など組織がやっていくこと、そして農家さんがやっていくこと、それぞれ立ち向かうべき問題は異なってきます。
ここでは、一個人レベルでのお話しをしますが、日常の食べ物についてどう考えるかのひとつに、国産の食材へ回帰していくということが重要ではないかという点があります。
古文書には当然ながら、バナナやグレープフルーツ、キウイなどの輸入食材はまったく書かれていません。逆に、林檎・蜜柑・柚子・柿・梨・西瓜(あえて漢字で書きました=国産の証!)といったものは、頻出されるのです。
ですが、日本にはいろんな国の食材が入ってきて、いまはそれが当たり前になっています。でも、これからどの国も食糧難に陥ったら、自国民の救済が最優先ですから、輸出なんてされなくなってしまうわけです。
そうなったら、食料自給率38%の日本はどうなってしまうでしょう。
国産食材をもっと増やして、この数字を上げていかなければなりませんよね。
実際のところ、過去の記事の中にも書いたように、「柿」の栄養価の高さは果物NO,1だということを知って大感動したのをきっかけとして、個人的な国産食材へのシフトチェンジが本格的に始まったのです。
国産の食材の中にも、農薬問題など絶対安全と言いきれない部分もあったりしますが、それでも「食料自給率を上げていく意識づくり」が一番大切なのではないでしょうか。
購入者(需要)が増えれば、提供者(供給)が増えます。
これが逆パターンの、提供者(供給)が増えると購入者(需要)が増える、にはならないんですね。必ず求める側が先なんです。ですから、我々の意識改革が最優先なのです。
古文書を読んでいくと、なにか不思議とそういう意識が働くんですよ。
原点回帰は、主宰している「古文書くらぶ」のスローガンでもありますから、共感される方がこれから多く出てこられることを切に願っています。
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