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【企業顧問が解説】橘玲『幸福の「資本」論 あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』

こんにちは。今回は、橘玲さんの著書『幸福の「資本」論』から学んだことをシェアしたいと思います。この本は、特に50代以降の人生を考える方にとって非常に参考になる内容であり、私自身も多くの学びを得ました。

幸福の土台を支える3つの資本

橘さんの『幸福の「資本」論』では、幸福を構成する3つの資本として、「金融資本」、「人的資本」、「社会資本」が挙げられています。これらの資本が揃って初めて、真の幸福を手に入れることができるという考え方です。この3つの資本をどのように築いていくかが、私たちの人生を豊かにする鍵となります。

まず、金融資本とは、お金そのものです。橘さんは、会社員としての安定収入だけに依存するのではなく、法人を設立して自分自身で稼ぐ力を持つことを提唱しています。私自身、企業顧問として独立したことで、税制のメリットを活用し、より自由な働き方を実現することができました。金融資本は、幸福の基盤として欠かせない要素ですが、それだけでは十分ではありません。

次に、人的資本についてです。人的資本とは、働く力や専門性を指します。橘さんは、時代の変化に適応し、自分のスキルを磨き続けることが重要だと説いています。私も、企業顧問として多様なプロジェクトに携わる中で、専門性を高める努力を続けてきました。特に好きなことに集中し、その分野で成果を出すことで、人的資本を強化することが可能です。

最後に、社会資本についてお話しします。社会資本とは、人間関係のことです。どれだけ富やスキルを持っていても、それを共有する仲間や愛する人がいなければ、真の幸福は得られません。橘さんは、小さな親密なつながりと、大きな広範なつながりの両方を大切にすることを提案しています。また、私自身が顧問として活動する中で、サードプレイスの重要性を痛感しています。職場と家庭以外に、自分がリラックスできる場所を持つことで、人間関係が豊かになり、幸福感が増すのです。

幸福を設計するためのステップ

橘さんが示すこれらの資本を築くことで、私たちは初めて、自由や自己実現、人とのつながりといった幸福を手に入れることができます。しかし、幸福の形は人それぞれであり、自分自身の価値観に基づいて設計する必要があります。ここで大切なのは、漠然と「幸せになりたい」と考えるのではなく、自分がどのような状態であれば幸福を感じるのかを明確にすることです。

私も、独立後の顧問活動を通じて、自分が本当に大切にしたい価値観を見つめ直し、その上で目標を設定して行動しています。例えば、金融資本を増やすことが目的だった初期の段階では、ひたすら稼ぐことに集中しました。しかし、次第に人的資本や社会資本の重要性に気づき、それらをバランスよく発展させることが、長期的な幸福につながると実感しました。

50代以降に求められる柔軟性と内省

50代以降の人生では、特に内省と柔軟性が求められます。これまでの経験を振り返り、何が自分にとって本当に価値があるのかを見極める力が重要です。そして、その価値観に基づいて行動することで、人生をより豊かにできるのです。

また、この年代になると、新しい価値観や目標が芽生えることもあります。例えば、社会資本を豊かにするために、サードプレイスを意識的に作ることが一つの方法です。私が顧問の学校を設立したのも、この考えに基づいています。50歳以上の方々が、新たな人間関係を築き、社会資本を強化する場を提供したいという思いからでした。

終わりに

橘玲さんの『幸福の「資本」論』は、50代以降の人生を見つめ直し、真の幸福を追求するための大きなヒントを与えてくれます。これからの人生をどう設計し、どのように3つの資本を築いていくか。それは自分自身の手にかかっています。ぜひ、この機会に自分の価値観を見つめ直し、幸福への道を設計してみてください。


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