X(Twitter)をやめて起きた変化
私(40代独身おじさん)は、いわゆるツイ廃(Twitter廃人)だった。
*以降、旧名称のTwitterで表記を統一します。
タイトルのとおり、現在はTwitterとは決別し、Twitterのアカウント(垢)はすべて削除している。
よって、noteのクリエイターのほとんどがプロフィールとTwitterを連携しているが、私はしていない。
出会い
私がTwitterを始めたのは2019年3月。
コロナが始まり、完全在宅勤務となって仕事をサボり放題になった私があるオンラインゲームにハマり、その情報収集と「ゲームのおともだち」を探すために手を出したという背景があるため正確に覚えている。
そのオンラインゲームの思い出については別の機会に語りたいと思う。
正しくは、2010年くらいに会社の新人からTwitterを教えてもらい登録したのが最初だが、その新人しかフォローしなかった結果、新人の行動監視ツールになってしまい、職場の第三者から「そういうのやめてあげた方がいいと思います」とガチめに注意されてやめた。
始めたきっかけは冒頭のとおりであるが、徐々に「ゲーム垢」から逸脱し、その時々で関心のある垢をフォローし、私も日常を適当に呟く「おじさんの俺通信」の場と化していた。
気づけば、スマホの利用時間のほとんどがTwitterを触れている時間となっていた。
転機
Twitterがイーロン・マスクに完全買収され、Xとなったことをここで解説する必要もないだろう。
イーロン・マスクが100%株主となりTwitter社が非上場化された結果、名称だけでなくTwitterの様々なところに要らぬメスが入れられていった。
Xになって間もなく、ツイート、リプ、いいね、送信できるDM数に制限がかかるなど、まともに利用できない時期もあった。
Twitter界隈はパニック状態に陥ったが、私はBlueバッヂ持ち(有料会員)だったためか、その時は特に影響は受けず高みの見物を決め込んでいた。
会社やTwitterというサービスがどう改革(改悪)されようと、基本的にはオーナーであるイーロン・マスクの自由である。
「会社は誰のものですか?」と聞かれたときに「株主のものです」と即答する思想に染められている私は、それに対してどうこう言うつもりはない。
嫌であればユーザーは利用しなければいいだけであるし、それにより同社の企業価値が下がっても損をするのはイーロン・マスク本人である。
彼は上場していたTwitter社を相場より相当な高値で買収しており、彼自身それを認めているがそれらについては本投稿から逸脱するのでここでは深く触れない。
別れ
2023年7月頃から「Twitter大喜利」がマイブームとなっていた。
Twitterには、大喜利のお題を出題する「大喜利お題垢」が数多存在し、リプでお題に対するボケを投稿する。
表彰制度を設けているお題垢もあり、私はそういった大喜利垢に積極的にボケを回答していた。
この「ネット大喜利の深い世界」についても別の機会に語りたいが、ここでは詳細は割愛する。
日々出題されるお題への継続的な参加の結果、私はTwitter大喜利界の常連とも言える存在になっていた。
そんなある日、異変が起きた。
最初は違和感であったがすぐに異常事態だと確信した。
私のボケにいいねが付かないのである。
「いや、それ滑ってるだけやろ」
というツッコミがありそうだが、仰るとおり滑ったボケにまったくいいねが付かないことは日常茶飯事であるものの、インプレッション(人の目に触れた数)が激減している。
私はすぐに「大喜利フレンド」(これもまたの機会に解説したい)に連絡を取った。
同じ状況に陥っている「大喜利フレンド」の存在が確認された。
相互に状況を確認、検証した結果、自分のボケ(リプ)が、元ツイ(お題)のリプ一覧に表示されていないことが分かった。
端的に言えば、ボケ(リプ)が人の目に触れていないのである。
いわゆるシャドウバン(前触れもなくいきなりTwitterの利用が一部制限されるもの)である。
同時に、各界隈でシャドウバン祭りが起きていることも確認できた。
結果的に、私はこれでTwitterに見切りをつけた。
いつになるか分からないシャドウバン解除を待ち、仮に解除されたとしても、基準も理由も不透明なシャドウバン(場合によっては凍結もありうる)に今後も怯え、気を遣いながら利用することに嫌気が差したのである。
それと同時に、ツイ廃としてTwitterに費やしていた時間が途方もない浪費だったと感じてしまったのである。
変化
この時点で1週間ほどTwitter断ちをしている。
幸い、禁断症状のようなものは起こっていない。
Twitterを見ていて電車を乗り過ごすこともなくなったし、勤務時間中にツイートすることもなくなった。
空がこんなにも青いことに気づき、夏から秋への季節の変化も感じている。
ある日いきなり20代の爆美女から告白される予感もしている。
そして、何よりも、これまでTwitterに費やしていた貴重な時間はすべてスマニュー(SmartNews)を見る時間に変わった。