短編集「深追い」横山秀夫
2021年2冊目。
2月の頭に退職して、新しい会社での仕事が始まるまでに1ヶ月近くあるので久々に読書を開始。少しでも節約したくて、久しぶりにというか小学校卒業以来図書館に行って借りてきました。(図書館って素晴らしい!)
肝心の本の感想ですが、もともと横山秀夫さんの作品は大好きで、ほとんど読み漁っており、「深追い」も久しぶりに読みました。
この本のいいところは、短編集なので1つ15分くらいで読めるところ。長編も大好きだけど続きが気になると朝まで起きて読んでしまうので、そういう人には短編集が良いですね。
内容は警察小説で警察官が主人公の話です。犯人を追うというより、人間ドラマが中心という内容です。よくある刑事ドラマのような絵に描いた人間的にも素晴らしい刑事や警察官ではなく、すごく生々しい。小説に出てくる主人公も(表現として正しいのかわからないけど)「人間らしい」のだ。
マーベルコミックスのようなヒーローも好きだけど、横山秀夫さんの小説に出てくる警察官もすごく興味を惹かれます。人間ドラマという点で面白いというだけでなく、「警察」という我々一般人にはわからない特殊な世界の条件や環境設定も、この小説をより一層面白いものにしていると思います。
2月の目標は3冊。あと2冊、面白い本と出会えると良いなと思います。