プロフィールを書く。人生はいつからでも変えられる
今日はプロフィールを作る、ということについて、9月からプロフィール・マイストーリー作りの講座を行おうと思っているので、頭の整理のためにnoteにアウトプットしてみます。
タイトルにあるように、人生はいつでも、そして一瞬で変えられると思っています。
アイデンティティは情報の集まり
いきなり結論ですが、
「私」というものに確固たるものはありません。
私とは、この肉の塊だけでは表現しきれないのです。
必ず、誰かと私の関係性で表現されます。
私は
・母親です
・○○の妻です
・フリーランスです
・株式会社女子マネの代表です
・日本人です
・女性です
いくつものの関係性を重ね合わせて「私は〜〜です」と表現しています。
例えば世界的に著名な作家や芸術家も、「〜〜という作品を作った○○さん」という創作物との関係性で表されます。
その創作物ですら、どこかの賞を受賞したとか、この世界の何らかとの関係性で表現されます。
なにが言いたいかというと、私は、私たちは、世界との関係性を集めた情報であるということです。
では、私という人間が、他人から認識される何らかの情報の点の集まりであるならば、その情報は私が相手に受け取って欲しい情報に修正することができるのではないか。
これが、人生はいますぐここから変えられる、というタイトルの意味です。
アイデンティティは記憶の集積
誰しもアイデンティティを持っています。「私とはこういう人間です」という表現を自己紹介や、セルフトーク(自分の内側で自分に語りかける言葉)ですると思います。
この「私はこういう人間です」という、こういう人間はどこから来るかというと、自分の記憶です。記憶の中で、一番自分にとって印象に残っていることを取り出して「これが私」だと思い込んでいるのがアイデンティティです。
私はおっちょこちょいです
私は勇敢です
私は器用です
私は多動です
私は文章がうまいです
良い評価も悪い評価も、自分が何度も言われたり、何度も経験することで「これが私」と思っているだけです。
この記憶も情報です。
情報って頭の中にしかありません。情報は目に見えません。おっちょこちょいという物質や出来物が身体にこびりついているわけではありませんし、多動性がおでこの真ん中に誰からもわかるように可視化されている訳でもありません。
じゃあ、もし、自分のアイデンティティが自分の意に沿わないものだったら、もしかしてそれを脱ぎ捨てることができるのではないでしょうか。
これから出会う人たちに、わざわざ気に入らないアイデンティティを、誰かに押しつけられた「あなたって〜〜だね」というレッテルを、新しい人にも覚えてもらう必要はないのでは?
気に入らない、勇気を削いでしまうアイデンティティなら、入れ替えちゃえば?ということで今日のノートを書いています。お勧めしたいのがプロフィールを書くことです。
プロフィールは人生の編集
なぜこんなにプロフィールをお勧めしたいのかというと、私が生まれてから実家を出る18歳までの記憶が、あまりにも不本意な、嫌なアイデンティティだったからです。
・友達がいない
・デブ
・人見知り
・気が弱いくせにプライドが高い
・本番に弱い
・でも練習も嫌いな根性なし
生まれた時から私は私を見てきて、記憶している自分は、とてもダメなやつでした。
なんとか生まれ変わりたい。そう思って、過去の記憶を塗り替えるために「今を克服のために頑張る・挑戦を避ける」ということを大学時代にやってきました。
・明るいキャラを演じて友達を作る
・ダイエットする
・本で読んだ会話のパターンで人と話す
・マウント気味の会話
・失敗するような本番を作らない
・練習の必要ない簡単なことにだけ挑戦する
でも、これだと過去のダメダメなじぶんが邪魔をして、頑張れなかったんです。それに、最後の2つは挑戦すらしないのでやっぱり自分はずるいなぁ、と自分を好きになれませんでした。
未来のゴール設定が過去を変える
どうやって、ダメな自分はそのままに、セルフイメージを変えて未来に行動を起こすことができるようになったのでしょうか。
それは、ゴール設定をしたことです。
私は学生時代ずっと、
・友達がいない
・デブ
・人見知り
・気が弱いくせにプライドが高い
・本番に弱い
・でも練習も嫌いな根性なし
こうした自分が嫌でした。
この自分の記憶を元に「私はこんなダメな人間だ」と思っていた時にはなにも挑戦ができませんでした。しかし、ストーリーの法則を学んで、自分のこのダメダメな、幸福度が底辺の時代が、人生全体で見た時の物語の魅力的な落差になる、ということを知って印象が変わりました。
「今ダメな私はずっとダメ」
そんな風に思っていたのですが、
「過去も今もダメだけれど、だからこそ、その底辺から決意して人生を変えていくストーリーの主人公としては、メチャクチャ面白いんじゃないか。」
そんな風に思ったのです。
未来、私のように、
今いる場所で力を発揮できないと感じていて、
なにが自分にできるだろうと分からない人が
自分のやりたいことが見つかって、生き生きと働けるような
サービスを作ろう
そんなサービスで起業しよう
そんなゴールを設定したんです。
その途端、ダメダメな過去も現在も、話のネタになりました。
相変わらず、給料も安く転職も繰り返していましたが
「ダメなんです、だからこんな社会にしようと思って・・・」
とゴールを持つことによって、
ダメな過去と現在がネタになりました。
鍵はゴールを持つこと、過去を編集すること
ダメな過去でも、認めたくない失敗でも
そういう過去があればあるほど、
明るい未来に対する渇望は強くなります
暗く辛い過去があればあるほど
明るい未来を目指している理由が人に伝わる
忘れたい、隠したい過去の中から
今の自分につながる強い決意を発見できるから
だから人生の棚卸しと
ゴールから逆算した過去の再編集をすることは
一瞬で人生を変えてくれると思っています。
この再編集や棚卸しは
なかなか一人では難しいかもしれませんが
一度しっかり取り組むことで
軸が整い、驚くほどエネルギーが湧いてきます。
人を動かす力もつくでしょう。
普通の人が、自分の人生をストーリーとして語ることで
やりたいことを実現したり
人を巻き込む力が高まります。
あなたもぜひ、プロフィールを書いてみませんか。
自分で取り組む時の注意点
プロフィールライティング、とてもお勧めですが1人で取り組む時にはいくつかの注意点があります。
1)ひとりでやると続かない
人生の棚卸しですから、1時間や2時間では終わりません。
そして、自分ひとりでやると客観性を得ることが難しくなります。
「こんなこと書いても仕方ないかな」とか
「これはみんなが感動するだろう」とか、
過大評価も過小評価も、自分ではなかなかしづらいです。
私もプロフィールは2021年の夏に、2ヶ月かけて取り組みました。
2)一緒に取り組むひとを選ぶこと
過去の再評価、新しい意味づけをすることが目的ですから、ひとりで取り組むよりも他者と取り組むことをお勧めします。
一緒に取り組む人は、じぶんとは違う価値観や違う角度からフィードバックをくれる人で、ポジティブな変換やいくつかの具体的な事柄から抽象度をあげてキーワードを作るのが上手な人がいてくれると良いでしょう。
マイナスな過去もオープンに話すことで、過去の再評価ができるので、安心安全な環境を維持できる相手を選ぶ必要があります。
ついつい、いつも一緒にいる人と取り組みがちですが、そうすると新しい視点が得られづらかったりする場合があります。
本当に仕事で使うプロフィールや、何か人を巻き込んでやっていきたい、ということであれば、9月に私がグループ講座を立ち上げる予定なので、こちらのLINEにご登録ください。
8月28日から3日限定で募集をする予定なので、そこから質問をいただいたり、お問い合わせをいただけたらあなたに今必要かどうかをお答えします。
それでは、今週もお疲れ様でした。