チーム育児のために、夫婦で【観察→分析→判断→結果】のプロセスを共有する。
株式会社女子マネの中里です。2020年2月20日生まれの第一子(娘)を育てています。子供を育てていると、夫婦で色んな話をするキッカケがあって、とても面白いなと思います。
夫婦での子育てを楽しむ秘訣って、あるいは夫婦で子育てで喧嘩しないために必要なことは、子育てに関して、夫婦で【観察→分析→判断→結果】のプロセスを共有することなんじゃないかと思います。
たとえば今日、5月6日、全国的に気温の高い日でした。我が家の娘が数日前から、汗疹(あせも)ができはじめて、顔や胸や背中が赤くなっています。
今日も昼寝をしたあとに、朝には出ていなかった顔の全面に赤い発疹と腫れがみられました。汗をかいていたからでしょう。小まめに拭いてあげるしかない、とママ友に聞いていたので、顔を拭こうと思いました。
私「顔を拭いてあげようか」というと(別に許可をもらうつもりもありませんでしたが)
夫曰く「もうすぐ風呂に入れるからいいんじゃないか?」
風呂に入れるのは、大体18時30分~19時頃。その会話をした時は16時頃です。
私は、汗で顔が腫れているのに、それを3時間近くも放置するの?ありえないわ~と思い、私は「すぐに顔を拭いてあげて、薬を塗ってお風呂に入るまでにケアをしておきたい」と言いました。
しかし夫は、顔を洗うためには、湯を沸かして洗って乾かしたガーゼを1枚使って、洗面器を持ってきて、ガーゼを濡らして絞って、顔を拭いてやり、そして洗面器を片付ける、という工程を想像して
「もう、風呂まで待ってからでいんじゃねぇか?」と言う。
ここが夫婦の意見の食い違いで、私もムっとするのですが、黙って怒ったふうに一人で洗面器を出してお湯を沸かすんじゃなくて、こんなたとえ話をしました。
私「あのさ、もし手とか顔に唐辛子がついて、ヒリヒリして赤くはれてたら、洗いたいでしょ?」
夫「お、おぅ」
私「洗いたいよね。3時間放置しないよね?赤ちゃんの皮膚もきっと汗で炎症がおきてこんなに赤くなってるんだよ。だから洗って薬を塗るんだよ」
夫「汗と唐辛子は違うだろう…」
私「赤ちゃんにとっての汗はそのくらいのインパクトがあるのかな、と思ってるんだよね」
夫が納得したのかしてないのかは分かりませんが、私はそれ以上話すのを辞めて、ひとりで娘の顔を拭いてやり薬を塗りました。その3時間後にはお風呂に入って全部洗い流すけどね。
薬を塗って3時間後、風呂に入るころには、娘の顔の赤みは引いていました。
我が家では、風呂に入れる役割と、風呂上りの娘をキャッチする役割を夫婦で分担しているので、入浴時に夫と娘の顔の治りを確認。
私「顔の腫れがひいてよかったね」
夫「うん」
と、会話はそれだけです。夫を責めることもしません。
薬をつけたのが効いたのか、洗顔が利いたのか、時間がたてばおさまるものだったのか分かりませんが、夫の目の前で「3時間でも顔を洗ってやって薬をつけたら治った」という実例を見せて示すことができました。
こんなかんじで、一つひとつの判断を夫に共有しながら、なにをどのように考えて、その判断をして、結果どうなったのか?を夫に逐一見せています。
これも、在宅勤務や長期連休中だから出来るのかもしれませんが、私は毎日のたくさんの観察→分析→判断→結果を、夫につぶやきながら子育てをしています。まぁ、メールでいうところのTOではなくCCかBCCくらいの感じで、ずっと説明しながら育児をしています。
同意も反論も求めず、ただ「こう考えて、こうしたら、こうなった」を共有しておくと、「なんでこんな事になったんだ!」とは言われません。
ドラマで見る「お前の育て方が悪かったんだ!」とは、言われないかなと思っています。
そしてそのうちというか…この1ヵ月の在宅勤務中ずっとつぶやいていたわけですが、夫と私の判断が殆ど一致してきたので、お母さん2人体制となって子育てが2オペになりました。