1日2時間しか働かない”生涯育休宣言!”に関する誤解への補足。
関東圏と北海道の緊急事態宣言が、
今日にも解除されるようですね。
私が里帰り出産から、
関東に戻った翌週に緊急事態宣言が発令され
この2か月、夫と2人で協力して子育てが出来ました。
生後1ヵ月~3ヶ月まで
産後一番大変な時期を支えあって成長を見られて
とても幸せでした。
今日、宣言が解除されると
夫は元の通り出勤してゆきますので
私にとっては、6月からワンオペ育児への
チャレンジの時期となります(汗)
でも、先日、”生涯育休宣言” をしたので
彼女が動き回るまではお昼寝中に
仕事をすることにして、しばらくは預けずに
娘との時間を過ごしてみようと思っています。
生涯育休宣言への誤解
それで、生涯育休宣言を「働かないこと」と
捉えている人が多くて、
誤解があるので解説したいと思います。
Facebookで投稿したところ、色々な声がありました。
働くことの解像度を上げると
自分らしい働き方がみえてくる
私が、「1日2時間しか働かない」と書いたのは
それ以外の時間で、遊んで暮らすぜーーー!
ひゃっはーーー!!
という事ではありませんよ。笑
①2時間は、報酬・対価を頂く仕事をする。
②残りの時間は、未来のために
子どもや、人との繋がりや、社会のために時間をつかう。
ということ。
お金がもらえる仕事=過去の蓄積の換価に過ぎない
まず①について
報酬が頂けるということは、
過去の蓄積したスキルをお金に変えているということです。
これは、スキルの賞味期限が長い時代には
換価できる期間も長期化し、安定していましたが
このようにスキルやノウハウの陳腐化の
スピードが速い時代に
①の時間だけを過ごす
(お金になる事にしか時間をつかわない)のは
過去の貯金を切り崩しているようなものなのです。
だから、①だけではジリ貧になるのです。
フリーになってから一番気を付けていること
「金が貰えるならやります」では、来年食えなくなる。
だから②に時間をつかって、
つぎの学びや未来に投資をしていかないと
未来の報酬や対価を頂ける時間は到来しません。
会社員のころから、お金を貰える事だけで
自分の持ち時間を使いきってしまうのは
かなりヤバイ状況だと思っていました。
すごく新しい宣言のように
受け取られていますが
私はもともと、新卒の時から
この働き方をしてきました。
独身で副業している立場でこれを言うと
批判されるからずっと黙っていました(爆)
営業として、テレアポをして、商談して
毎月課せられている目標の粗利を売ったら
他の時間は、読書と内省にあてていました。
会社が長時間労働があたりまえの
ど営業会社だったのですが、
14時間くらい会社に拘束されている中で
4時間くらい商談で売上のために働いたあとは
残りの時間で、新しいことを試したり、読書したり
カフェで振り返りをしたりしていました。
会社員15年やってきましたが
その仕事の中に、自分だけの楽しみ・研究課題をつくると
未来への投資の時間になりうるのです。
私が働いてきたところは、どこの会社も
労働時間(拘束時間)が12時間を超える
ところばかりでしたが、②の時間は作れるんですよ。
考え方と工夫次第。
※これについてもまた後日書いてみたいと思います。
消費的快楽にはすぐ飽きる。
創造することが最高の贅沢だ。
だから
「2時間しか働かない」からといって
ぐうたら寝たい訳ではありません。笑
そもそも、
2時間しか働かない、と言って驚いた人は
羨ましい!と叫んだ人は、
残りの時間で何をしたいのでしょうか。
きっと、
お金を払って誰かにサービスしてもらう
受動的な消費ばかりをしたい訳ではないと思います。
自分が本当にクリエイティブに
発信したいこと、突き詰めたいことに
時間を使いたいと思っていると思います。
消費活動って、ある程度で飽きませんか?
ある程度満たされてしまったら
欲しいものも無くなって
むしろボランティアでも人に貢献するとか
なにかを創造する時間、仕掛ける時間を
もっと作りたいと思っているんじゃないでしょうか。
自分の探求したいことが仕事になり
お金が頂ける状態になるというのは
最高の喜び、楽しみです。
「生涯育休宣言」は、
そんな、②の創造活動に没頭します!という宣言でした。
それが、私にとっては、子育て。
子育てが、最もクリエイティブな未来への投資。
子供と真剣に向き合っていると
「こんな社会をつくりたい」という創作意欲が
むくむくと湧いてきます。
過去の蓄積を消費して、
お金のために働く時間を最小限にしたら
その他の時間で、より密度濃く活動している(≒忙しく)
というのが、私のいうところの育休宣言です。
2時間しか働かないといった私のこの時間が
これまでの人生で最も濃度が濃く、
頭が回転している時間かもしれません。
そして、私がどんな創造活動に没頭しているかというと…
新しい常識、新しい文化を
つくる人と仕事をしたい
一昨年、こんな大それたnoteを公開していたのですが
いままさに
新しい常識をつくるために動いています。
コロナで価値観がゆらいでいる今こそ
次の価値観やベースとなる生き方を
ひとりひとりが主体的に選択できる
またとないチャンスです。
せっかく、これまでの日常が揺らいでいるのです。
全く同じ日常に戻れないなら
どんな日常をこれからのスタンダードにしていこうか。
そんな風に考えているのです。
でもそれは私ひとりでは難しい。
だから、新しい常識をつくる仲間を増やそう。
その活動のいくつかが、
育休宣言のプロボノライター募集だったり
ここ数日、メルマガのほうで説明会を沢山開催させて頂いている
コミュニティサポーター養成講座です。
説明会はもう満席になっちゃったんですが(汗)
とても思いを込めた文章を、
右腕のライターはるぴーが書いてくれたので紹介します。k
公式メールマガジンも発行しています。
中里桃子の著書の紹介
働き方については、
『自分の居場所をつくるはたらきかた』という直近の本に
思いのたけを書いておりますので、ぜひこの機会にお手にとってお読みいただけると嬉しいです。
noteに感想を書いていただけたら、
公式noteのなかで紹介させて頂きます☆
https://www.amazon.co.jp/dp/B084KSNCDR?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1